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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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特例子会社 [2017年03月27日(Mon)]


先日、このような記事を 目にしました。

「 立命館が 特例子会社 」
( 2017年3月7日付け:読売新聞 )

京都市内に本部を持つ「学校法人 立命館」が、
障がい者雇用を進めるために
「 株式会社 立命館ぷらす 」という
特例子会社を設立し、
厚労省の認定を受けた とありました。

特例子会社については
ご存知のひとも 多いと思いますが、
学校法人が
特例子会社を 設立するケースは、
早稲田大学( 株式会社 WUサービス )や
帝京大学( 株式会社 帝京サポート )など
東日本では 5社あるものの、
西日本では
立命館が 初めてだそうです。

「 株式会社 立命館ぷらす 」には、
10代 〜50代の従業員33人のうち
27人に 知的や精神に障がいがあります。
20代、30代のひとが中心で
男性が 約8割を占めているそうです。

仕事は、立命館大学の
衣笠キャンパス(京都市北区)や
滋賀県草津市、大阪府茨木市にあるキャンパスの
清掃作業をはじめ、
パソコンでのデータ入力や
学生向け配布書類の封入作業など を担うそうです。

大学などの 学校施設で
障がいのあるひとが担える仕事は、
たくさんある と思いますし、
障がいのあるひとのことを
身近に知ってもらうためにも
全国の大学に 広がってほしいですね。




この記事を 読んで、ふと思いました。
障がいのあるひとにとって
「 特例子会社 」は、
本当に意義のあるものなのだろうか、と。

今から 約60年前の
1960年に 制定され
1976年に 企業への義務付けを改正された
「 身体障害者雇用促進法 」を軸に、
1987年に 改正された
「 障害者雇用促進法 」により
法制化されて生まれた
「 特例子会社 」。

民間企業や 国・地方公共団体、
学校法人や 社会福祉法人などが
障がいのあるひとの雇用を目的でつくる
「 特例子会社 」。

民間企業は 従業員数の2.0%の、
国、地方公共団体、特殊法人等は 2.3%
( 都道府県等の教育委員会は 2.2% )の
障害者雇用促進法に基づく
法定雇用率を
満たしていないのが 現状です。

これらの事業者が、
障がいのあるひとに配慮した働く場をつくり、
一定の要件を満たした場合に
厚労省の認可を受けられる
「 特例子会社 」を理解し、
活用してほしい という思いはあります。

「 特例子会社 」が生まれた意味のひとつに、
障がいのあるひとが
働きたいという思いを叶え、社会で
工賃ではなく、賃金を稼ぎ、
経済的に自立できること があります。

そのなかで、
「 何人働くかの数値化 」が先行する現状に
もどかしさを感じるひとも 少なくありません。

それを優先するするあまりに起こっている
と思わざるを得ない
「 雇用先での定着率が低い 」現状を
置き去りにしないでほしいのです。

そこには、さまざまな原因があると思います。
でも、そのさまざまな原因を
一つひとつクリアにする
専門的なセクションを、
特例子会社内を含め
社会で 整えられているでしょうか。

特例子会社や
民間企業、国、地方公共団体などを
辞めた後の支援は、
自治体の 障がい者就労支援センターや
特別支援学校、福祉事業所などが 担います。

しかし、その連携やフォローが
無い地域が多い現状を 同時に変えていかないと、
続くものも続けられず
不本意に辞めざるを得ない状態が
起こる可能性も多く、
障がいのあるひとは 安心して就労できません。

「 特例子会社 」の充実とともに
これらの充実も伴わない限り、
「 特例子会社 」の本来の意義が
発揮されないのではないでしょうか。

障がいのひとが
就職したら
雇用者数にカウントされたら
終わりじゃないのです。

そこからが、はじまりなのです。

続けるための支援が
欠かせないことを、
より 理解してください。













映画『 わたしは、ダニエル・ブレイク』 [2017年03月22日(Wed)]


「 今だからこそ、伝えたい 」。

イギリスを代表する映画監督
ケン・ローチが、
引退表明を撤回してまで制作した
映画『 わたしは、ダニエル・ブレイク 』。







―― イギリス北東部 ニューカッスルで
 大工として働く
 59歳の ダニエル・ブレイクは、
 心臓の病を患い 医者から仕事を止められる。
 国の援助を受けようとするが、
 複雑な制度が立ちふさがり
 必要な援助を受けることが出来ない。
 悪戦苦闘するダニエルだったが、
 シングルマザーのケイティと
 二人の子供の家族を助けたことから、
 交流が生まれる。
 貧しいなかでも、寄り添い合い
 絆を深めていく ダニエルとケイティたち。
 しかし、厳しい現実が 
 彼らを次第に追いつめていく。―― 
            ( フライヤーより )


イギリスの北東部が 舞台。
イギリスの複雑な制度に振り回され、
貧困という現実に直面しながらも、
人間としての 尊厳を失わず、
助け合って生きる人びとの姿が
描かれた映画です。

この映画は、昨年5月
第69回 カンヌ映画祭で
最高賞の パルムドールを受賞。
イギリスでは、すでに 公開されていて、
ケン・ローチ監督作品の
史上最大のヒットを 記録しています。

日本でも、やっと
今月18日から
主要都市で 劇場公開が始まりました。
そして、
来月4月からゴールデンウイークにかけて、
全国で 劇場公開される予定です。


「 今だからこそ、伝えたい 」。

ケン・ローチ監督が
映画で描いた姿、想いは、
一部の国や 地域だけでなく
全世界に通ずるものなのだ と思うと、
とても 複雑な気持ちになりました。

「 尊厳を 失ったら、終わりだ 」。

主人公のダニエル・ブレイクの
この言葉に、
力強さと 湧き上がる勇気を感じるとともに、
この映画が問いかける現状を
社会は 正面から応えないといけない
という 危機感があふれています。


「 映画は、ひとびとに
イマジネーションを もたらすもの。
自分にとって 映画の伝統のひとつは、
困難な状況にあるひとびとの戦いを描くこと。
大切なのは 希望を持ち続けること。
異なる世界をつくりだすことは 可能であり、
そして 必要なことなのだ、
ということを 訴えていきたい 」という
ケン・ローチ監督。

さまざまな立場のひとに、観てほしい映画です。






*映画『 わたしは、ダニエル・ブレイク 』
公式HP
http://danielblake.jp/

原題: I, Daniel Blake
監督:ケン・ローチ
製作:レベッカ・オブライエン
製作年:2016年
製作国:イギリス・フランス・ベルギー合作
配給:ロングライド
上映時間:100分












映画『 真白の恋 』 [2017年03月17日(Fri)]

先月、劇場公開となった
映画『 真白の恋 』。






―― 渋谷真白は、生まれてからこれまで
  家族と共に 富山で暮らしている。
  見た目には それとわからないが、
  真白には、ごく軽度の知的障がいがある。
  日常生活に支障はなく、
  現在は 父の営む自転車店の店番をしたり、
  飼い犬の世話をしたりと、
  元気に暮らしている。
  ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、
  東京からやって来たフリーカメラマン、
  油井景一 に出会う。

  真白の、生まれて初めての恋。
  応援する人、心配する家族。
  その中で真白は 何を感じ、
  どう成長していくのか…。

  自然豊かな富山に暮らす、
  ひとつの家族の、
  「 優しさ 」と「 葛藤 」を描く。
  この映画が、
  あなたの心に響くことを願って。 ――
              ( フライヤーより )



脚本・北川亜矢子さんの
知的に障がいのある弟さんを
モデルとされた この映画。

「 障がいのあるひとやその家族が観て、
他のひとにも観てほしいと
思ってもらえる映画にしたかった 」と
おっしゃっています。

映画の舞台である
富山県在住の監督が撮る映像は、
緩やかな中にも
現実を直視した
凛とした 空気感もあり、
ワンカットワンカットに
想いが込められているように思いました。


映画の 完成試写会が行われたのは
昨年3月。
それから 約1年後の
今年2月に、
映画の舞台となった富山県の
富山市と高岡市で 劇場公開され、
東京・アップリング渋谷 でも
公開されています。

この後、
北海道、愛知県、石川県、徳島県、福岡県で
劇場公開の予定だそうです。



「 何が 倖せなのか? 」

障がいのあるなしにかかわらず、
シアワセに生きること
シアワセに暮らすことを
考えるキッカケになる映画だと思います。

「 知的障がい 」という
重く暗く捉えられがちなテーマを、
ごく自然な目線で描かれた
『 真白の恋 』。

主人公・真白を思うひとたちの
さまざまな感情が
特別じゃない空気感を 生み出しています。

多くのひとに
観てほしい映画だと思います。
わたしも早く 全編が観たいです。





*映画『 真白の恋 』オフィシャルサイト
http://mashironokoi.com/

監督: 坂本欣弘
原作・脚本: 北川亜矢子
音楽: 未知瑠
出演:佐藤みゆき、岩井堂聖子、福地祐介
山口詩史、杉浦文紀、及川奈央、村上剛基
深川格、内田もも香、長谷川初範
制作プロダクション: sagan pictures
配給: エレファントハウス
2016年 /97分 /カラー /文部科学省選定作品












DPAT [2017年03月12日(Sun)]


「 あれから6年 」。
東日本大震災が起こって
3月11日で、6年が経ちました。

今春、メディアに流れた関連ニュースは、
「 節目を超えた 」と
日本を代表する公人のひと言が
ものがたるように、
希望を感じるというよりも
もどかしさを感じる内容が多く、
被災されたひとびとのことをおもんばかると
未だ 胸が痛くなります。
自分にできる微々たるものを
積み重ねようと思う気持ちが
強くなるばかりです。


東日本大震災以降、全国で
地震や水害などの
さまざまな災害が 起こり、
予想だにしなかったことが
いくつも いくつも ありました。

災害時に、いかに早く
命を救う・守る行動ができるか について、
専門家のひとたちが 考察し
次に備えての対策が 生まれています。

以前に紹介した
「 災害時に 福祉専門の要員を被災地へ派遣し、
障がいのあるひとや高齢のひとなど
要援護者の避難生活を支援する
体制づくりのための災害派遣医療チーム 」の
福祉版DMAT(ディーマット) は、今や
全国的に 広がりつつあります。

そして、それに加えて
昨年4月、熊本県を中心に九州で起こった
熊本地震の際に
その活動が知られるようになった
「 災害派遣精神医療チーム 」
DPAT(ディーパット)について、
その必要性が
DMATと共に 注目されています。



「 災害派遣精神医療チーム 」DPATは、
「 災害派遣医療チーム 」DMATの
心のケア版として、2013年に 誕生しました。

チームは、
精神科医、看護師、精神保健福祉士、
業務調整員らの 数人で構成され、
被災県の要請により
地元や県外のチームが 被災者支援を開始します。

2014年にあった
広島市土砂災害で活動しましたが、
地震に伴う活動は
昨年の熊本県が 初めてだったそうです。

DPATの活動は
東日本大震災で 難航した経験から、
被災した精神病院の 入院患者の搬送を
優先課題とされています。
これまでの経験を活かし、
患者たちの不安が 早く和らぐようにと。

しかし、昨年4月、熊本での活動時には
患者搬送に注力し過ぎて、
最初の数日は 避難所に行けず、
地域の支援が遅れた と悔やむ声があり、
この教訓を 次に生かしたいとありました。



障がいのあるなしにかかわらず、
避難所の環境に適応できないひとたちの
心のケアの重要性は、
災害が起こるたびに 浮き彫りになっています。

しかし、その対策は
「 やらないといけないね 」で止まる
自治体が多いように思えます。

急性期は もちろん、
中長期的な心のケアの在り方も 同時に
考えなければなりません。


経験から得られたことを
生かすためにやるべきことを
今一度、一人ひとりが 考えてみませんか。

何も 難しく考えなくても、
自分が
家族が
町内のひとが
働き先のひとが
災害時に 必要な
さまざまなことを
思い返すだけでもいい と思います。

ゆっくりと速く。考えたいことです。








*DPAT事務局(厚生労働省委託事業)
東京都港区芝浦3-15-14
http://www.dpat.jp/


*DPAT
「Disaster Psychiatric Assistance Team」の略。

自然災害や犯罪事件・航空機・列車事故等の
集団災害が発生した場合、
被災地域の精神保健医療機能が一時的に低下し、
さらに災害ストレス等により
新たに精神的問題が生じる等、
精神保健医療への需要が拡大します。
このような災害時に派遣される、
被災地域の精神保健医療ニーズの把握
他の保健医療体制との連携
各種関係機関等とのマネージメント
専門性の高い精神科医療の提供と
精神保健活動の支援が必要となる時に
都道府県及び政令指定都市によって組織される
専門的な研修・訓練を受けた
災害派遣精神医療チームのことをいいます。

構成は、精神科医師、看護師、業務調整員、
そして現場のニーズに応じて、
児童精神科医、薬剤師、保健師、精神保健福祉士、
臨床心理技術者なども適宜入ります。












ロックとアートの蜜月な日々 [2017年03月07日(Tue)]

『 IMAGINE 2020 』という
音楽による 社会包摂事業があります。

ロックバンド “ サルサガムテープ ”
音楽活動をされている
NPO法人 ハイテンションさんが、
はじまりの美術館
『 IMAGINE 2020 』の関連企画として、今
「ロック」と「アート」に着目した展覧会を
福島県で 開催されています。



ロックとアートの蜜月な日々 .gif


     〜 ロックとアートの蜜月な日々 〜

 会 期:2017年 3月 4日(土) 〜 20日 (月・祝)
           10時 〜 18時 【火曜休館】

 会 場:はじまりの美術館
      福島県耶麻郡猪苗代町新町4873
      http://www.hajimari-ac.com/

 出展者:相川勝、青木玲子、磯崎晃宏、岡元俊雄、
     尾形和記、ケンジ&カズヒサ、門秀彦、
     小澄源太、小林覚、田湯加那子、西岡弘治、
     人見紗操(敬称略)

 料 金:一般 500円( 65歳以上 250円)、
     高校生以下・障がいのあるひと 及び
     付添いのひと(1名)は 無料

 主 催:NPO法人 ハイテンション
 共 催:社会福祉法人 安積愛育園 はじまりの美術館
 協 力:unico、社会福祉法人 光林会、
     社会福祉法人 昴、社会福祉法人 やまなみ会、
     NPO法人 かうんと5、NPO法人 コーナス、
     NPO法人 クリエイティブサポートレッツ、
     Handmade Creative株式会社
 助 成:日本財団


――( 中略 )
 音楽の中でも
 高揚感と社会的なメッセージを特徴とする
 「ロック」と、
 視覚的に表現された「アート」。
 アート活動も ひとつの
 ライブパフォーマンス(生の行為)である。
 本展では
 視覚的に「ロック」を感じさせる表現や、
 音楽や楽器をテーマに制作された作品、
 音楽活動と 並行して制作された作品などを
 紹介することを通じて、
 人が表現することの根幹にあるものに 迫る。
 あなたのハートが ロックすることを願う。――
                ( 紹介文より )




「ロック」と「アート」と 聞くだけで
頭の中で さまざまな想像が広がり、
ワクワクするのは わたしだけでしょうか。

最終日前日には、
魅力的なイベントもあります。

 日時:2017年3月19日(日)13時〜15時  
 会場:はじまりの美術館  
 参加費:1,500円(入館料込)【要事前申し込み】

 ☆第一部 蜜月ライブ「忌野清志郎を歌う」
      13時〜14時30分
  小澄源太ライブペインティング
  with太陽ドラム(梶原徹也、伊藤繁)、かしわ哲

 ☆第二部 蜜月トーク「ロックと表現衝動」
      14時30分〜15時
  ヴィヴィアン佐藤(美術家、ドラァグクィーン)
  × かしわ哲(サルサガムテープ)
                   (敬称略)


2020年
東京オリンピック・パラリンピックに向けた
障がいのあるひとの アート活動への支援を、
施策として 国や自治体は
さまざまなバックアップをしていますが、
2020年の後のことを考えると
喜ぶどころか
迷惑にすら思える という声を
よく 耳にします。

『 IMAGINE 2020 』は、
これまでも 名古屋や熊本などで
関連イベントを 開催されています。

障がいのあるひとのアート活動が
期間限定の支援の終了と共に
終わることなく続けるには と、
2020年の後を 模索しながら
このように活動することは、
とても 意義のあることだと思います。


会場のようすを
足を運べないひとのために
ライブ配信してくれないかなぁ。

「ロックとアートの蜜月な日々」展。
見てみたいです。





*NPO法人 ハイテンション
神奈川県厚木市旭町2-9-15
メゾンサモワール1F
http://hitension.org/


*はじまりの美術館 
福島県耶麻郡猪苗代町新町4873 
http://www.hajimari-ac.com/












知ってもらう 5 [2017年03月02日(Thu)]


昨年10月、神奈川県相模原市にある
知的に障がいのあるひとの入所施設
津久井やまゆり園であった 残忍な事件で
犠牲になった19人の
「 お別れ会 」が営まれた という記事を
先日、目にしました。


やまゆり園の 園長さんが
亡くなった 一人ひとりの名前を呼び
語りかけるように 思い出をふりかえるなかで、
いずれも遺族の要望で
「あなた」としか 呼ばれない犠牲者が2人、
エピソードの紹介すらなかった犠牲者が
1人いた とありました。

そもそも
実名を報道されなかったことに
違和感を持っていたわたしは
この事実を 知ったとき、
とてつもない重く冷たい塊が
ダダダと 降ってきた感覚におそわれました。



「 身内に 園の入所者がいることを、
周囲に伝えていない家族も 多いのです 」。
世間の偏見を感じ、苦しむ 多くの家族がいます。

「 きょうだい 」が
園に 入所していることを理由に
結婚が 破談になった女性が いること。

事件後、遺体を
自宅に 連れて帰れなかった遺族がいたこと。

想像もできない状況が そこにあるのです。
過去の話 ではなく、
今、日本のどこかである ことなのです。

亡くなられた19人ひとりひとりの
好きなことや 嫌いなことや
得意なことや 苦手なことや
一緒に出掛けたことや
一緒に笑ったことや
・・・
たくさんの時間を一緒に生きたことを
語られることもなく、
名前も 告げられずに
生涯を終えるひとが いるのです。




地域社会と距離を縮めようする 現施策が、
重い障がいのあるひとを
置き去りにしようとしている ことを、

地域で 暮らしたいを思っても
地域で 嫌がらせを受け
入所施設に
入らざるを得ないひとがいる ことを、

重い障がいがあることにより
自宅や グループホームで
暮らせないひとがいる ことを、

知るひとは どれだけいるでしょうか。



「 知ってもらう 」ことの 積み重ねが
「 理解してもらう 」ことに つながります。

幾人もの 先人たちが
「 知ってもらう 」努力を 続けてこられた先に、
まだまだ まだまだ
続けていくしかない、と。

悲しさと 虚しさと 憤りと ともに。















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