VS
[2016年11月26日(Sat)]
「 経済状況に かかわらず、
病気の子どもを すべて 手当てする 」。
この目的のもと
カナダ・トロントで活動する
SickKids Foundation という団体があります。
その SickKids Foundationさんがつくった
プロモーションビデオ『 VS 』を
先日、目にしました。
「 SICK ISN'T WEAK( 病人は 弱くない )」
という言葉から 始まり、
決意に満ちた表情で 手術室に向かう子、
準備する 執刀医の姿など、
思わず 一緒に戦いたくなる
応援したくなる 映像が続きます。
そして、『 VS 』の タイトルのように、
子どもたち そして 病院、医師が
さまざまな 障がいと戦う姿が そこに。
ビデオに登場している子どもたちは、
実際に 治療を受けて完治した子や
闘病生活を送っている子たちです。
中には、点滴と血液希釈剤を
毎日 投与しなければならない子も
登場しています。
画面に登場する
負けん気の強いわが子を見守る家族の
「 戦いは 終わっていないが、
皆が団結して 勇気を持つことで
それは 強力なエネルギーとなり 元気になれる 」
という コメントもありました。
病気の治療を受ける子、それを見守る家族。
「暗い」「重苦しい」
イメージを伴うことが多いこれらの状況を、
アスリートや
スポーツファイターのように、
それらに 果敢に立ち向かう姿が
ここには 描かれています。
登場するこどもたちは 皆、
病気に立ち向かう
勇敢な戦士に見えました。
そして、これまでによく観た
同情や共感を誘う場面が多用された
「それ」とは
大きくちがうように見えました。
笑顔で居れる日ばかりではないけれど、
下を向いて歩くのではなく、
前を、上を、向いて歩くことの大切さを
物語っている『 VS 』。
病気、障がい、生きづらさ。
抱えるだけでなく、解きほぐして。
さあ、今日も 前を向いて。上を向いて。
いきまっしょ。
*SickKids Foundation
http://www.sickkidsfoundation.com
今から141年前の1875年に小児専門病院で設立。
1972年に、病院から独立した基金として
誕生した団体です。
集まった基金は、病院の運営や研究、
その他にも ガーナでの看護師の育成や、
カリブ諸国で
こどものがん治療の改善にも貢献しています。