見世物小屋
[2015年08月27日(Thu)]
夏の風物詩のひとつとして思い浮かぶ、
お化け屋敷。
今年の夏も、各地で
「 身の毛も よだつ 」体験を
されてひとも 多いかと思います。
この夏、わたしは
こちらのお化け屋敷のフライヤーをみて、
ある意味で 身の毛がよだちました。
※ この催しは、終了しています。
〜 京都造形芸術大学と連携し、
芸大生ならではの
アートなお化け屋敷を開催します。夏休みに
「芸大生が作るお化け屋敷」をお楽しみください 〜
こう書かれた
お化け屋敷のタイトル「 見世物小屋 」に
驚きを 隠せなかったのです。
今月初旬には、新聞でも 紹介されていました。
「 芸大生の力結集、リアルお化け屋敷で涼んで 」
(2015年8月8日付け:京都新聞)
怪談をもとに作った空間で
涼しい気分を味わってもらおうと、
学生たちが
学科を超えた創作活動で社会参加する
京都造形芸術大学の教育プログラム
「 リアルワークプロジェクト 」の一環として
けいはんな記念公園の集客を増やすために
企画開催された とありました。
「 見世物小屋 」に対するイメージが、
世代によって ちがいがあるから
このようなタイトルが
付けられたのかもしれません。
でも、見世物小屋とは
普段見られない芸や品だけでなく、
けものや人間の珍奇・猥雑を見せる小屋の興行
という認識のあるひともいます。
わたしも そのひとりなので、
「 なぜ このようなタイトルを用いたのか。
学生たちがこのような過去の事実を
知ったうえでの ことなのか 」と思ったのです。
あらゆるものを払しょくして、のことなのでしょうか。
時代の背景、歴史を知ったうえで
付けられたタイトルだとしても、
違和感を覚えるひとは わたしだけでしょうか。
*けいはんな記念公園
(指定管理者:植彌加藤造園株式会社)
京都府相楽郡精華町精華台6-1
http://keihanna-park.net/
*学校法人 瓜生山学園 京都造形芸術大学
京都市左京区北白川瓜生山2-116
http://www.kyoto-art.ac.jp/