挑戦と創造
[2014年07月29日(Tue)]
先日、ある新聞の
広告記事が 目に留まりました。
そこには、
大阪府出身で メジャーリーガーの
上原浩治さんが書いた
「 覚悟の日々 」というタイトルの文章が。
〜 悔しい、と思う気持ちは、悪いものではない。
いかに勝つかと考え、
そのために戦う日々こそ自分自身だと覚悟すれば、
ライバルがいかに強くとも、
立ち向かう勇気が湧いてくるからだ。
雑草には、
雑草の戦い方がある。
吐きそうになるほど強烈なプレッシャーを前に、
立ち向かえるプライドの根拠は、
過去の栄光ではなく、
今日のために、
準備を積み上げてきた自分だ。
しかし、
人の時間とモチベーションは、
無限ではない。
自分という資源を有効に使うためには、
自己に向き合う精度を、
高めなければならない。
僕は、毎日の練習や、試合の中で、
「もう一歩」頑張れば実現できる目標をつくり、
クリアするようにしてきた。
遠い未来ではなく、
今日を創るのだ。
それは、
他人にはとても地味に見えることかもしれない。
しかし、
自分だけが知っている、
自分だけの「挑戦」を持つのは、
悪くないものだ。
誰のものでもない、自分の人生だ。
だから僕は、
常に挑戦し続ける。 〜
広告主は、株式会社 三井物産さん。
こちらの会社の
DNAとも言えるとされている
「 挑戦と創造 」について
各界で活躍する著名人が執筆する
シリーズ広告のひとつでした。
この広告記事を読みながら
ふたつのことが 頭をよぎりました。
ひとつは、
運動会の徒競走で
順位を付けることをタブーとした
初等教育を 義務教育とする 日本で、
スポーツなどを通じて
勝ち負けや白黒をつけないことが
さまざまな場面で
波及効果が起こっていること。
もうひとつは、
今年ヒットした映画から
よく使われるようになった
“ ありのままで ” という言葉を
美化することは
果たしてよいことなのか。
そして 浮かんだことが、
社会全体を覆う
複雑骨折的閉塞感を 打破することに
「 挑戦と創造 」が
大きくかかわるのではないか
と いうことでした。
「挑戦と創造」の
あふれる社会が拡がれば、
日々の暮らしがもっと豊かになりますね。
障がいのあるひと、高齢のひとも、
より本人の希望に近づいた暮らしが
今 住む地域で
ふつうに送れるのではないでしょうか。
「挑戦と創造」
これは、
だれもが住みやすい
地域社会づくりの
キーワードにもなると思います。