空き家を グループホームやケアホームに
[2014年06月27日(Fri)]
皆さんの住む町内で、
空き家を 目にすることはありますか。
わたしの住む 京都市内では
地域により、ここ数年の間で
ぐんと その数が増えているように見えます。
空き家は そのままにしておくと
防犯上よくないという声から、今や
それを まちづくりに活用しようとする動きへ
全国で 拡がりをみせています。
京都市では、2010年に始まった
空き家の活用で
まちづくりに取り組む地域団体を支援する
「 地域連携型空き家流通促進事業 」を見直し、
今年4月に施行された「 空き家条例 」とともに、
空き家の活用を進める動きが
加速しつつあります。
具体的に、これまでの空き家活用例をみると、
学生のシェアハウスや ゲストハウス、
若いひとが暮らす世帯の入居など がありましたが、
そこで ふと 思いました。
障がいのあるひとや 高齢のひとが
地域で暮らす
グループホーム や ケアホームに
空き家が 活用できないだろうか、と。
まちにおける
コミュニティーの活性化と
グループホームやケアホームの必要性。
このふたつは、合致します。
そこで、空き家を 地域の資源とし、
コミュニティーの活性化を図る観点で
取り組むことを謳っている
「空き家条例」を読み、
これは一石二鳥か、と。
まちに溶け込み既存する空き家を、
障がいのあるひとや高齢のひとが
地域で暮らす
グループホームやケアホームに 活用する。
具現化するには
クリアすべきことが多々あるかもしれません。
しかし、空き家を活用する上で
「地域連携型空き家流通促進事業」を使い、
学識経験者や 不動産関係の専門家の
助言を受けられるとありました。
さまざまな知恵を結集させて、
可能にならないでしょうか。
「空き家を グループホームやケアホームに」
そして、そこから
「すべてのひとが 住みやすいまちへ」
障がいのあるひともないひとも
ともに暮らすまちが 増えることにつながり、
そこから
まちの活性化にもつながる と思います。
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やっほぅ!!ギャラリー
[2014年06月24日(Tue)]
今日は、アトリエやっほぅ!!さんの
作品展の案内です。
やっほぅ!!ギャラリー
〜 商店街にやってき展 〜
会 期:2014年6月25日(水)〜28日(土)
10時 〜16時
場 所:京都・伏見桃山 納屋町商店街
コミュニティホール前
京都市伏見区納屋町
http://nayamachi.or.jp/ (近鉄電車・桃山御陵駅、
京阪電車・伏見桃山駅下車、
大手筋商店街を抜けて4筋目を南)
主 催:納屋町商店街振興組合
京都市ふしみ学園 アトリエやっほぅ!!
アトリエやっほぅ!!さんがある
地元の商店街で
作品展が開催されます。
フライヤーにある 作品は、
国保幸宏さんの「 パン 」。
フランスパンや あんパン、
ぶどうパンや バターロールなど
おいしそうなパンが 描かれています。
明るい色彩に観ていて わくわくします。
こちらの原画も 展示されるそうです。
今回のような “ まちの商店街 ”で
障がいのあるひとが描く絵やつくる作品の
展覧会を 開催する動きは
全国的に 増えています。
東京都中野区・野方商店街 であった
「アール・ブリュット de 街おこし展」や、
東京都豊島区・染井銀座商店街 であった
「ふれあい アートストリート」、
仙台市青葉区・本町商店街 では
「ほっとタウン本町 小さな小さな展覧会」などが
全国版のニュースで 話題になっていました。
商店街を行き交う 地元のひとたちに
知ってもらう、観てもらう。
観たひと、描いたひと、つくったひと、
そこにかかわったひとたちすべてに
“ 見えないつながり ” が
きっと 生まれることでしょう。
*京都市ふしみ学園 アトリエやっほぅ!!
京都市伏見区紙子屋町544
Tel:075(603)1288
http://www.atelieryoohoo.sakura.ne.jp/top.index
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分けない教育 2
[2014年06月20日(Fri)]
先日見つけた こちらの記事。
「 運動会も 給食も 一緒だよ 」
( 2014年6月5日付け:朝日新聞 )
特別支援学校が併設されている
公立小学校で開催された
運動会の様子が 紹介されていました。
横浜市内にある 中村小学校には
同じ敷地内に 中村特別支援学校があります。
両校が合同で 先月、
「 中村オリンピック 」という運動会を
開催されました。
車いすや酸素ボンベを必要とする
重い障がいのある児童も
小学校の児童と一緒に 競技を楽しんだり、
特別支援学校の児童競技では
コース上に 鐘などを持った小学生が立ち
障がいのある児童が
手触りや音を楽しみながら進むなど、
それぞれに合わせた競技を
ともに声援を送り 楽しむ姿がありました。
そしてそれは 両校の児童だけでなく、
応援に駆け付けた
保護者や地域のひとからも
同じような声援や拍手が湧いていた
と ありました。
今回の運動会のように
学習発表会や作品展などの行事を
両校が共同で行うことをはじめ、
両校は 普段から
ドア1枚で 校舎を行き来し、
日頃から 自然に交流しているそうです。
朝の会、図工の授業や 本の朗読、
そして 昼休みには
両校をつなぐドアが 開けっ放しになり、
給食のトレーをもった小学生が
特別支援学校の教室へ行き、
流動食や チューブで食べる
障がいのある児童の隣で
一緒に 給食を食べる風景もあるそうです。
小学校の児童たちは、
障がいのある児童たちの
表情やしぐさから 意思を読み取り、
話しかけたり 触れたりして
自然に気持ちを伝える姿がみられ、
「 自然に関わる児童の接し方を見て、
大人の自分が 教えてもらった 」 という
教員の 感想も。
そして 「 隣の子に会いに行く感覚が育っていて、
お互いに 地域の仲間だと思えることは
親としても ありがたいと感じている 」という
保護者の 感想も。
少し調べてみると、
ここにつながる取り組みが始まったのは
今から42年前の 1972年。
当時、重い障がいのある児童は
就学猶予をされる代わりに、
週1回程度、教師が
自宅を訪問する形がとられていました。
でもそれでは 集団で学習する機会がなく、
保護者の孤立にも つながるとして、
中村小学校の空き教室を 利用し、
重い障害のある児童 約30人が通う
「 訪問学級 」が 発足したとありました。
横浜市では、中村小学校のほかにも
3つの小学校に
特別支援学校を併設しているとありました。
小さい時から ふつうに
隣に 障がいのある子がいたら、
それは「 特別 」ではなく「 日常 」なのです。
そのような「 感覚 」は、
学校で 教えるものでもなく、
周りの大人が 植え付けるものでもなく、
子どもたち 一人ひとりが
経験することから感じるものであってほしい。
そして、障がいのあるひとのことを知らない
保護者や 地域の大人たちも
このような 地域の行事などで
「 障がいのある児童のことを知ること 」により
理解へとつなげてほしい。
全国的に珍しい取り組み と呼ばれる今、
果たして 何年後に
全国で ふつうに見られる風景に
なっているのでしょうか。
「 分けない教育 」から「 知ってもらう 」。
小学校 という
地域と密着した場に
特別支援学校を 併設することは、
想像以上に
「知ってもらう」ことに つながると思います。
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日々わたくし |
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きょうのShopひとにやさしく 129
[2014年06月17日(Tue)]
ぽたりぽたりと
屋根の端から落ちる 雨のしずく。
梅雨の情緒を楽しむことも、
また 一興ですね。
そんな “雨のしずく” を かたどった、
奈良にある 青葉仁(あおはに)さんの
こちらを 紹介します。
「 AOHANI ストラップ 〜 雫(しずく)〜 」
ヒノキを使ってつくられた
長さ3〜4pのかわいい “ ひとしずく ”。
一つ一つ サンドペーパーで
丁寧に磨かれて 仕上げてあります。
こちらをつくられた
青葉仁会の 日笠ワークスさん では、
地元 奈良市にある
「手創り工房 風樹の塔」さんの協力により、
この他にも、木製のカヌー や
木のおもちゃ、木製のイスなどをつくられています。
青葉仁会さんには 日笠ワークスのほかにも
いくつかのセクションがあるそうです。
水間ワークスでは 製菓や製パンを、
デリカテッセンイーハトーブ では
食品加工や 弁当・惣菜の製造を、
そして ハーブクラブでは、
「カントリーカフェ ハーブクラブ」の
運営をされています。
カントリーカフェ ハーブクラブに併設する
「あおはに モンベルルーム」では
アウトドア用品の大手
モンベルの商品が 販売されており、
店内で販売の仕事にも 従事しておられます。
自然に囲まれた地で、
ひと、土地に合った
さまざまな事業をされていますね。
今度は ぜひ
カントリーカフェ ハーブクラブを
訪れてみたいです。
*社会福祉法人 青葉仁会 日笠ワークス
奈良市日笠町396‐2
Tel:0742(81)5277
http://www.aohani.com
アートピクニック 哲学の道 2014
[2014年06月10日(Tue)]
北海道を除いて梅雨入りをした日本列島。
梅雨空のもと、
ちょっとウキウキしながら楽しめる
今日は こちらの案内です。
〜 アートピクニック 哲学の道 2014 〜
日 時:2014年 6月11日(水)
〜 15日(日)
10時 〜17時
場 所:京都市 左京区・哲学の道 界隈
カフェ・チェリー
ギャラリー花いろ
安楽寺・椛(もみじ)
法然院 森のセンター
ボックスギャラリー・一点
アロハカフェ・ウリウリ の6カ所
問い合わせ先:
安楽寺
http://anrakuji-kyoto.com/ Tel:075(771)5360
ギャラリー 花いろ
Tel:080(1462)1502
南禅寺から銀閣寺へつづく疏水沿いにある
哲学の道に 佇む
カフェや ギャラリー、お寺 で開催される
" アートピクニック " も
今回で 9回目を迎えました。
サブタイトル は、
「 衣・食・アート、
はじめることから はじめよう! 」。
障がいのあるひとが働く事業所さんも
たくさん 出店されます。
スウィング さん
(今年もチラシには “スイング” とありますが)、
アトリエ やっほぅ!! さん、
まんまん堂 さん、
山科工房 さん、
山科障害者授産所 さん、
乙訓ひまわり園 さん、
はあと・フレンズ・ストア さん、
ワークセンターとよなか さん、
なにわの宮 さん、
Cafe cheers さん などなど。
障がいのあるなしを
みじんも感じない スペースが
哲学の道の ソコココに。
さまざまな "アーティストの作品"を見ながら
新緑あふれる 哲学の道の散策を
楽しんでみては いかがでしょうか。
*
アートピクニック哲学の道2013 の案内、
アートピクニック哲学の道2012 のようすを
以前、紹介しています。
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チャリティー
[2014年06月06日(Fri)]
チャリティーTシャツ と聞いて、
いろいろな連想をされると思いますが、
今日は、京都発 の
こちらを 紹介します。
「 貧困や病気などに苦しむひとびとが
世界中に 数多くいることを
日本の若者に 伝えたい 」という思いから、
二人の男性が
今まで勤めていた会社を辞めて
設立した会社
「 JAММIN (ジャミン) 」。
その取り組みは、
貧困や病気などに苦しむひとびとの
支援活動をする団体の思いを
ていねいに 聞き取り、
そこから デザインしたTシャツを
JAММINさんが 製作販売し、
その売上のうち
1枚 700円 を
その団体へ寄付をする というものです。
JAММINさんの ホームページを
見ていただければ わかりますが、
ただ チャリティーTシャツを売るのではなく、
「 THIS WEEK CHARITY 」として
団体さんの在り様や 取り組み、
これからのこと などを
詳しく 紹介されています。
ただ「 買う 」だけでなく、
「 知る 」こと、「 伝える 」ことを
置き去りに していない、
透明で 誠実な 取り組みは
素晴らしいです。
できるだけ 多くの団体を紹介しようと、
1作品の販売が
1週間の限定販売 というところもいいですね。
先月は
NPО法人 スウィングさんのWEEKも
ありました。
毎週更新される 団体さんの活動を
「 知ること 」から はじまり、
Tシャツを 購入して 寄付をし、
そして、Tシャツを 着ることで
そのTシャツを 見たひとに
「 思いを伝える 」ことも できます。
複数の楽器による即興演奏を英語で表した
「 JAM SESSION 」から
社名を考えられた
「 JAММIN 」さん。
さまざまな 社会問題を、
あたらしい視点で 支援しています。
チャリティー の
新しいカタチが ここに あります。
* JAММIN 合同会社
京都府京田辺市大住池ノ谷45-1
Tel:0774(27)4700
http://jammin.co.jp/
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知ってもらう 4
[2014年06月03日(Tue)]
今日は、こちらの記事を読んでの
ひとりごとです。
「 中学初の体育祭、全種目こなす
那須塩原・ダウン症のО君 」
( 2014年5月28日付け:下野新聞 )
栃木県・那須塩原在住の
ダウン症のある 中学1年生О君が、
在籍する地域の中学校の体育祭で
1年生が参加する全種目に出場し、
多くの在校生や 教職員の励ましを背に
小学校からの環境変化に戸惑うことなく、
はつらつとした姿をみせた、とありました。
体育祭では 個人競技、団体競技や
フォークダンスなど7種目をこなした、と。
そして 徒競走では、
小学生のときより音が大きい号砲に
わずかなためらいもみせたが、
応援合戦では
チームメートの助けも借りながら、
集団の動きに合わせ
堂々とした演技を披露、と続きます。
О君と同じ 特別支援学級には
7人在籍しており、
О君は音楽や体育では
健常者の同級生と交流する、と。
最後は、О君の担任教諭と
小学校時代の担任教諭のコメントで
締められていました。
「何ということでしょう」
読んだあとの わたしの第一声でした。
意図が わからなくもないですが、
ニュースとして 記事にされることに
とても違和感を 持ちました。
「知ってもらう」ために
必要なことかもしれません。
しかし、この記事にある
栃木県が「こう」であり
全国各地では 一概に「こう」ではない
ということを補足する
内容があって 然りと思いました。
SNSでつながる
国内・外のひとたちからのコメントは
さまざまでした。
「啓発のためには
あっていいのではないでしょうか」
「障がいのある子が就学する上での地域格差を
浮き彫りにしていますね」
「この地域では、記事にするほど
めずらしいことなのでしょうか」
「在籍する支援学級の ほかの子たちについて
ひと言も触れていないのは、なぜでしょうね」
「これは、親の会の会報誌に掲載される
内容だと思います」
ダウン症のある生徒が
体育祭で 全種目をこなすことが ニュースになる。
皆さんは どう思われますか。
「知ってもらう」ことからはじまる
とはいえ、
複雑な思いで 読み返した記事でした。
Posted by
kyokyo at 06:00 |
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