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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ
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映画『39(サンキュー)窃盗団』 その後2 [2012年12月28日(Fri)]

2011年2月に初めて紹介した
『39(サンキュー)窃盗団』
今年10月、 『39(サンキュー)窃盗団』その後 では、
関東地区での 劇場上映決定のお知らせをしましたが、
関西地区での 劇場上映が決まりました。 やったー!



    〜 映画『39(サンキュー)窃盗団』〜  

 上映期間:2013年1月26日(土)〜2月1日(金)  
        11:00/15:30(1日2回上映)
      2013年2月2日(土)〜8日(金)      
        11:00(1日1回上映)
  
          !追加上映決定!
      2013年2月9日(土)〜14日(木)
   上映時間は 下記シアターセブンHPで ご確認ください

 場 所:淀川文化創造館 Theater Seven(シアターセブン)
        大阪市淀川区十三本町1-7-23
            サンポードシティ5階 
        (阪急電車 「十三駅」西口より徒歩3分)
     http://www.theater-seven.com/index.html



上映初日 1月26日(土)には、
各回上映後に
押田監督の舞台挨拶も予定されています。
さぁ、いよいよ 観れます!
楽しみです。





* 映画 「 サンキュー窃盗団 」
監督・脚本 : 押田興将
出 演 : 押田大、押田清剛、ベンガル ほか
http://39thankyou.com/

≪あらすじ≫ 
刑務所を出たり入ったりで 発達障がいのあるヒロシと、
オレオレ詐欺のリーダー ・ケンジ。
ケンジが、ヒロシに「 お前の兄貴は、
刑法39条があるから 何をしたって
刑務所に入れられることはないんだぞ」とそそのかし、
ダウン症の兄 ・キヨタカ と
発達障がいのある 幼馴染の和代 の三人で
ドロボーの旅に出ます。
ケンジに 騙されているとも知らずに、
のんきに 空き巣に入る三人。
痴ほう症老人の金山 も加わった
「39(サンキュー)窃盗団」の運命は …。

※刑法39条とは、
「心神喪失者の行為は、罰しない」
「心神耗弱者の行為は、その刑を軽減す」
責任能力の認識に関する法令です。







きょうのShopひとにやさしく [2012年12月25日(Tue)]

メリークリスマス。
クリスマスケーキは 毎年、子どもたちと一緒に
手づくりします。
自分の目で材料を確かめて 混ぜてカタチづくり。
「手づくりって、いいなぁ」と
あらためて思う 瞬間です。

今日は、京都で販売されていた、
東北の事業所さんの商品を 紹介します。
こちらです。


DSC_1896.JPG

      「 手づくり ぶどうジャム 」

原材料が、ぶどう(ピオーネ)、グラニュー糖、
レモン汁だけで、添加物は ありません。

ぶどうの粒の形が残り、素材のみずみずしさを感じる、
昔ながらの甘さのジャム です。

たけの子の家さんでは、地域の果物や農産物を使用し、
各種ジャムの他に 漬物づくりもされているそうです。

旬の農産物を使った 製品づくり。
ものづくりの原点をみるような、懐かしさを感じました。

ぶどうの他の、旬の果物を使ったジャムたちにも
会ってみたいですね。



*NPO法人 すまいる たけの子の家
福島県伊達市保原町字城ノ内10番地1
Tel:024(575)0267
http://www.nposhalom.net/cn9/cn15/takenokonoie.html




バリアフリー [2012年12月22日(Sat)]

冬至が過ぎ、師走もあと残り少しとなりました。
暦は過ぎれど、日々の営みは 変わりなく、
今日は、「 バリアフリーの店紹介 」
(2012年12月19日付け:中国新聞)
を読んでの ひとりごとです。


山口県周南市でのこと。
市中心部の JR徳山駅周辺にある
店舗や施設のバリアフリー情報を まとめた情報紙
『 まっちょるよマップ 』をつくり、
市社会福祉協議会のホームページに 掲載した、
と ありました。

早速、そのマップを 見ると、
飲食店や雑貨店、食料品店、美容院に病院、薬局、
そして 旅行代理店など
49店舗が 掲載されていました。

お店ごとに、出入り口の状態(スロープや点字表示)、
音声での情報提供の有無、
多目的トイレの有無など の表記があります。

そして、「店内のサービス等」の 12項目の欄。
そこには、
障がいのあるひとへの 対応状況があり、
その中には、
知的障がい者への対応欄 もありました。
「丁寧に説明します」と お店のコメントが。


『 バリアフリー 』と 聞くと、
身体に 障がいのあるひとへの支援を
イメージしがちですが、
こうして 知的な障がいのあるひとについての
対応の記述がある 情報マップは、
全国でも めずらしいのでは ないでしょうか。

最後に、このマップは、
障がいのあるひとや 高齢のひとが
もっと 外出できるように、
掲載する地区や店舗を増やしたい とありました。


いいですね。 京都市でも、どうでしょう。
各区ごとに、つくりませんか。

そして 皆さんの住むまちにも、
あるといい と思いませんか。


*社会福祉法人 周南市社会福祉協議会
http://www.shunan-shakyo.or.jp/
『 まっちょるよマップ 』
http://www.shunan-shakyo.or.jp/03bora/map.htm

「まっちょるよ」(待っているよ)って
ネーミングも いいですね。





命の選択 5 [2012年12月19日(Wed)]

先月、命の選択4 で紹介した
日本産科婦人科学会 主催による
「母体血による 出生前診断の導入の是非や方法に
関する 公開シンポジウム」。

その最後に あった、
12月をめどにした 指針作りの案が
先日 発表になりました。

指針案 では、
専門のカウンセリング態勢が整った施設に 限って、
妊婦が 35歳以上か、
生まれてくる子どもに 染色体異常の可能性がある場合
に実施する とありました。

そして、こうした条件を 満たしているか、
審査をする 組織を、
関連する学会と共に 設立し、
施設の認定・登録制度を始める とありました。

これはいずれも 実施方法の検討を進めるだけであり、
実施ありきの進め方に とても疑問を持ちました。


検査をする、カウンセリングをする。
釈然とした理由があり必要なひとは別として、
その他のひとには 何を意味することなのでしょうか。

「障がいを受け入れることも 伝える」とありますが、
「検査を受けるひとが さらに悩むだけ」です。



よくよく考えてみると、
障がいのあるひとたちが 生きにくい社会だから、
このような 出生前検査がある のではないでしょうか。


障がいのあるひともないひとも
皆が 生きにくい 今ある社会を変える。

そのためには 何が必要か、
日本産科婦人科学会も 一緒に考えてほしいです。

そのことが 強いては、
「母体血による 出生前検査」の指針にも
つながるのではないでしょうか。



日本産科婦人科学会 では、
「母体血を用いた 新しい出生前遺伝学的検査」の
指針案に関する意見を 募集しています。
http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20121217.html
締切は、2013年1月21日(月)17:00迄。
皆さんも 意見を送ってください。
わたしも 意見を送ります。





ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS) [2012年12月17日(Mon)]

子どもの入院。
「大変」という言葉だけでは 表せられない、
さまざまな非日常のことが 怒涛のようにやってきます。
うちは今までに5回、
入院したことがありますが、
母親が24時間付き添っての 入院生活でした。

全国では、
親の付き添いを 無しにしている病院があったり、
付き添いは 女性限定としたりと さまざまですが、
非日常の生活から受ける 心身への影響は、
はかり知れません。

その中でもとくに 子に対して、
「少しでも 精神的な負担を 軽くしてあげたい」。

どこにどうしたら 助けを求められるのかが分からず、
母親が背負い込むことが多い と思います。


先日、目にした
「ホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)」
という 職種。
イギリスでの呼称で、国家資格もあります。
アメリカでは
「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」と呼ばれ、
両国では、広く認知されています。

日本では 医療保育士と呼ばれ、
病気や 障がいのある 子どもを、
治療やリハビリにおいて、
遊び(プレイ)を通じて支援する 専門職があります。

手術や痛みの伴う治療 に対して、
遊びを交えて 治療法を説明する
「プレイ・プレパレーション」で 理解を促したり、
採血や 手術前に、
絵本やDVDやゲームで 気を紛らわせる
「ディストラクション」などの 対処法により、
子どもたちを 支援します。

「遊びから、治療やリハビリを 乗り越える
子どもたちのパワーを 引き出す」ことに
注力しています。

この ホスピタル・プレイ・スペシャリストは、
日本では 明確に定められた資格ではありません。

それゆえに 日本国内では あまり知られていませんが、
このようなポジションのひと が
小児病棟や療育施設に 普段から 居てくれたら、
親 そして 子の 精神的な負担を軽減してくれる
心強い存在だなと 思いました。

地域により、病院により、
格差があることは 否めませんが、
こういう専門職があると「知ること」は
全国共通で できることです。


「必要な時に 必要なひとが受けられる
支援に出会える」社会になるには、何が必要なのか。
衆議院選挙結果を 横目で見ながら考えました。



*HPS(ポスタル・プレイ・スペシャリスト) Japan
http://bambi.u-shizuoka-ken.ac.jp/hps_site/index.html


*チャイルド・ライフ・スペシャリスト協会
http://childlifespecialist.jp/






小さくて大きい○(まる)の実験 [2012年12月14日(Fri)]

今年6月にご案内した、
京きよみず工房ソラさんとモーネ工房さんのコラボ展
小さなアート ちょこっとボタン展 』。

その続編 とも言える
「 工房ソラ×モーネ工房の とくべつ扱いされない
アートな試み 」が 約3カ月間にわたり、
下記にて 開催されます。

DSC_1989.JPG

    
     『 小さくて大きい○(まる)の実験 』

 開催期間:2012年12月14日(金)
          〜2013年3月24日(日)
        10時〜17時
        【火曜日・年末年始は休館】観覧無料

 場 所 : 京都府アールブリュッ都ギャラリー
       京都市右京区嵯峨天龍寺北造路町18−1
       ぶらり嵐山内  Tel:075(865)0339

 主 催 : 京都府、社会福祉法人松花苑みずのき
 
 協力・問い合わせ: みずのき美術館
        http://www.mizunoki-museum.org




『 小さなアート ちょこっとボタン展 』で
お披露目した ボタンたち。

さまざまな反響 とともに、
つくり手のひとたちの「もっとつくりたい」思いが
今回の展覧会に つながりました。

展示されているボタンは、
会場で お買い求めいただけます。

陶製、紙製、フェルト製 など、
他で見た事のないボタンが たくさん並んでいます。

嵐山にお立ち寄りの際など、
ぜひ のぞいて見てください。
今までにない発見が きっとありますよ。



*社会福祉法人 新明塾 京きよみず工房ソラ
京都市東山区清閑寺山ノ内町28-3 
Tel : 075(551)3811
https://blog.canpan.info/koubousola

*モーネ工房
http://maane-moon.com/


*京都府アールブリュッ都ギャラリー
今年9月、オープン。
アールブリュット作品の発表を中心に、
さまざまな分野で活躍しているアーティストとの
コラボレーションや、
クラフト、プロダクトデザインの販売など、
美術の枠をこえた表現活動を支援しています。
企画・運営は 社会福祉法人松花苑みずのきさん。



特別支援学校を 福祉避難所に [2012年12月11日(Tue)]

東日本大震災から1年9カ月が過ぎようとしている今日。
今一度「忘れない」自戒を込めて、
「水戸市と4特別支援学校、災害時福祉避難所で覚書」
(2012年11月7日付け:茨城新聞) の
記事を読んでの ひとりごとです。


茨城県水戸市が、市内にある
県立特別支援学校4校を「福祉避難所」とする覚書を
締結したとありました。

「 各特別支援学校の設備や 専門的な知識を生かし、
障がいのある生徒や家族が 安心して避難できる場所を
提供する」。

水戸市では、昨年の 震災時、
特別支援学校の在校生と家族が
つらい立場にあったことなどを踏まえ、
さまざまな障害に専門的に対応できる
特別支援学校の活用を 評価し、
設置に至った とありました。

さらに 避難時は、教諭らが 対応に当たるほか、
市職員も派遣して 広く受け入れるとの
マニュアルも完成しているそうです。


今年2月、「特別支援学校が福祉避難所に 」では、
大分県が 今回の水戸市のように
特別支援学校を福祉避難所に指定しています。
そして、高知県高知市でも 1校ですが、
特別支援学校を福祉避難所に指定しています。


高齢のひとや 障がいのあるひと、
妊産婦や 乳幼児、病弱のひと など、
避難生活で 特別な配慮を必要とする人が対象の
「 福祉避難所 」。

もともと、特別支援学校には、
車椅子で利用できるトイレが 各階にあり、
建物の入り口には 緩やかなスロープを設置しています。
車椅子での利用も 即可能です。

障がいのあるひと にかかわらず、高齢のひとなど
地域の要援護者にも 利用してもらえます。


全国に向けて、再度 提案したい。
福祉避難所 として、
今ある 特別支援学校を指定する ことを。


少なくとも、特別支援学校に通う児童・生徒は、
日常を過ごしている学校に避難する ことによって、
混乱が少なくて 済みます。

いつも一緒のクラスメート、そして 家族も、
周りに気兼ねなく 避難生活を送れます。

わたしの住む 京都市では、
特別支援学校が福祉避難所に指定こそされていませんが、
今年1月 「福祉避難所 」で記したように、
全小学校区に1カ所ずつ 福祉避難所を設置しています。

でも、これは 仮の処置だと思っています。
やはり 京都市も、
特別支援学校を福祉避難所に指定してほしいです。

もし 指定がむずかしいのなら、
何が指定できない原因なのかを 提示してほしいです。


皆さんの住むまちで、
福祉避難所が どこにあるか、
今一度 確認してみてください。






きょうのShopひとにやさしく 90 [2012年12月08日(Sat)]

いつも 京都や近県の商品を 紹介していますが、
今日は、京都で販売されていた、
東北の事業所さんの商品を 紹介します。
こちらです。


DSC_1898.JPG

         「 黒米ケーキ 」

岩手県産の 黒米うどん粉を使い、つくられた
パウンドケーキです。

甘さをとても抑えた お味。
少しの苦みと 洋酒のまろやかさが 調和のとれた
大人のパウンドケーキです。

地元岩手県産の 黒米うどん粉と
薄力粉が ブレンドされてつくられた生地は、
黒米の色が、深みのあるワインレッドのようで、
見栄えからも 大人の雰囲気を醸し出しています。


こちらの ワークセンターわかくささんは、
岩手県在住の料理研究家 小野寺恵さんの監修で、
地方色を出した商品づくりにも 力を入れています。

この「 黒米ケーキ 」のほかにも、
2008年に「 純米プリン 」、
2009年に「 焼きドーナツ 」と、
この2つの商品は「岩手ふるさと食品コンクール」で
優秀賞を受賞 されています。

「純米プリン」と「焼きドーナツ」も
食べてみたいですね。



*社会福祉法人江刺寿生会 ワークセンターわかくさ
岩手県奥州市江刺区栄町10−7
Tel:0197(35)7212
http://www.juseikai.or.jp/




おこしやす [2012年12月05日(Wed)]

「おこしやす」と聞いて 連想するイメージと言えば、
「京都」が 多いかと思います。
でも今日は、「滋賀」の「おこしやす」のご紹介です。


京ことばの「おこしやす」は、挨拶の意がありますが、
こちらは、仕事おこし、地域おこし の
おこし から 意味する「おこしやす」。

地域で出会い むすびつき、
さまざまなひとが参画し 支援する取り組みをされている、
それが「おこしやす」です。

その「おこしやす」が
「B.A.P(ビジネスアビリティプレゼンテーション)
2012おこしやす『未来のしごとおこしフェスタ』」
という催しを、滋賀県大津市で 開催します。

この催しは、
障がいのあるひとが働く事業所の 商品の展示、
サービスのプレゼンテーションや、
先駆的な事例の発表 などを行い、
新たなビジネスチャンス創出の場 となることを
目的と されています。

2008年より 開催され、今回で 5回目。
今回は、
過去最多となる 滋賀県内21の事業所と
県外からも 9事業所、
合計30の事業所が 出展されるそうです。

会場では、「稼げる作業所への道」をテーマに
ヤマト福祉財団理事長の 有富慶二さんの基調講演や、
シンポジウム、対談もあります。

そして、場内に設置された
「おためし カフェ」コーナーでは、
商品の試食も できるそうです。

先日「 スウィーツ甲子園 」で ご紹介した
『 湖のくに生チーズケーキ 』や、
滋賀県内のサービスエリアや道の駅で 売れ行き好調の
『 甲賀バウム 』も 出展されます。


社会との仕事のマッチング=B
障がいのあるひとが働く事業所が
単体では できなくても、
このように、自治体(滋賀県)や
地域で福祉を取りまとめる団体
(滋賀県社会就労事業振興センター)の主催で、
企業との商談や 交流する場をつくる取り組みは、
他府県にも 波及してほしい事案ですね。

障がいのあるひとの雇用に取り組む意向を持つ企業は
増えてきていますが、
具体的に 何から取り組めばいいのかわからない
というのが 悩みのタネだとか。

そういう企業の方々に、
ぜひ 足を運んでもらいたいです。



 〜 B.A.P(ビジネスアビリティプレゼンテーション)
   2012おこしやす『未来のしごとおこしフェスタ』〜

  日 時:2012年12月7日(金)
           11時〜16時
             【入場無料、入退場自由】

  場 所:大津プリンスホテル 
        コンベンションホール淡海2階
      滋賀県大津市におの浜4−7−7
  
  主 催:滋賀県、滋賀県社会就労事業振興センター




*B.A.P(ビジネスアビリティプレゼンテーション)
2012 事務局・滋賀県社会就労事業振興センター
おこしやす
http://www.okoshiyasu.org/





障害者週間 [2012年12月03日(Mon)]

今日は、NPO法人 Check(チェック)さんが行った
「 障がい者・福祉授業に関する 意識調査 」
を読んでの ひとりごとです。


バリアフリー社会の実現を目指す NPO法人Checkさんが、
首都圏の 大学生と小学生を対象に
「障がい者・福祉授業に関する意識調査」を実施しました。

その結果、「障害者週間」の認知度が 約5%と、
福祉に対する認識の低さが浮き彫りとなる結果でした。


皆さんは「障害者週間」を ご存知ですか。

障害者週間は、12月3日〜9日の 一週間で、
2004年6月 障害者基本法の改正時に、
それまで
12月9日を「障害者の日」と定めていた規定から、
12月3日から12月9日までを
「障害者週間」と定める規定に改正され、
生まれたものです。

また、12月3日 は、
1982年に「障害者に関する世界行動計画」が
国連総会で採択された日で、
これを記念して、
1992年 第47回国連総会において、
12月3日を「国際障害者デー」と 宣言されました。


意識調査の結果のなかで、
「今までに足の不自由な人と交流する機会があったか」
との問いに、大学生は
「特になし」が37.7% ともっとも多く、
機会があった学生は
「学校の授業で交流」34.9%、
「福祉施設訪問」16.6%、
「地域ボランティア」5.9%、
「街中で障がい者の方のお手伝いをしたとき」4.8%
と 続いています。

小学生でも
「機会がない」が48.3% と一番多く、
次に
「街中で障がい者の方のお手伝いをしたとき」24.8%、
「家族・友人にいる」12.2%、
「学校の授業」6.1%、
「福祉施設に行ったとき」5.7%、
「ボランティア」3.0%
と 続いていました。

そして、大学生・小学生ともに
「経験が少ないものの 機会があった」回答の
「機会」について、
大学生は「学校の授業」が、
小学生では「街中での手伝い」が
その機会だったとありました。

「授業」や「手伝い」が 知る機会だなんて、
まったくもって 寂しい悲しい結果です。

ここからもまた、再確認できること。
それは、
小さいときから身近に 障がいのある子が居て、
遊ぶ時も ケンカする時も 勉強する時も
同じく肩を並べて 日々過ごすことの 大切さ。

なにも学校で そのための授業をしたり、
福祉施設に わざわざ行かずとも、
小さい時から あたりまえに 共に生きる。

「分けない教育」の必要性が 浮き彫りになった
結果だ と思います。


最後に、障がい者についての福祉授業を
「学校などで受けたことがある」大学生は
64.4%にのぼり、
「障がい者について、学校で理解を深めるための
授業を確保すべきだと思う」大学生は
92.0%にのぼる、
とありました。

これもひとつの、
大人のフィルターにかけた 今ある教育を拒む
結果ではないか と思いました。



*NPO法人 Check(チェック)
http://www.check.or.jp/
高齢者・障がい者・子育てパパママが気兼ねなく
外出できる社会を実現するため、
「多機能トイレ」の情報共有サイト「Check A Toilet」や、
福祉授業の啓発活動などを行っている団体さんです。





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