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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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必要な場所  [2022年05月04日(Wed)]

先月、仕事で電車に乗ろうと駅の改札口に到着した時
「運転見合わせ」のアナウンスがあり、
予定を大幅に変更することがありました。

その後、ニュースでその理由を 知りました。
視覚に障がいのあるひとが
踏切を渡っている時に遭った事故 だったと。

そのひとは
踏切を渡ろうと踏切内に入りましたが、
踏切内に 点字ブロックがなかったため
自分の立ち位置が 分からなくなってしまい
事故に遭った と。

なぜ、なぜ、
「踏切内に 点字ブロックが なかった」のか。

調べてみると、
点字ブロックの設置基準は
国の 省令やガイドラインで示されていて、
国土交通省によると
点字ブロックは省令で
「 必要な場所に設置する 」と定められており、
その「 必要な場所 」は
関係者が協議して 個別に判断し
道路や鉄道など その管理者が設置する、と。

そして、
踏切内の点字ブロック設置義務については、
ガイドラインなどにはなく
「自治体が 地域の状況に応じて個別に判断する」
と ありました。


「 必要な場所 」。

「 個別に判断 」。


これまでにも
このような事故は
全国各地であったと思います。

今回の事故があった県の視覚障がい者団体は
これまでにも
踏切内にも点字ブロックの設置を
求めていましたが、
未だ 県内の
どの踏切にも設置されていない状況でした。

しかし、
踏切内に点字ブロックを設置している
自治体は あります。

大阪府豊中市では、
踏切の中と外で
点字ブロックの突起の形や配置が異なり
視覚に障がいのあるひとが
自分が踏切の中にいるのか外にいるのかが
把握することができる
点字ブロックを設置している踏切があります。

設置後も、
視覚に障がいのあるひとの意見を取り入れて
点字ブロックの位置を変更するなど
調整も続けているそうです。

そして、その設置費用は およそ20万円だった、と。


鉄道会社は 常々、
「お客様の安全を第一に」と謳っているのに、
どうして
「安心して 安全に踏切を渡る」ということについて
野放しにしているのでしょうか。

踏切内に点字ブロックがあって
その上を歩くことができるならば、
踏切を渡っている、危険、と 少なくとも把握でき、
視覚に障がいのあるひとの
このような事故は防げる と言われているのに。

障がいのあるひとは お客様ではないのですか。

障がいのあるひとにとって
「 必要な場所 」は、
鉄道会社にとっては
「 必要な場所 」ではないのでしょうか。


最後に、
関西の鉄道各社を 調べたところ、
踏切内に点字ブロックを設置している踏切は、
阪急電鉄の2か所 と
南海電気鉄道の2か所 だけでした。

西日本旅客鉄道(JR西日本)、
近畿日本鉄道、
京阪電気鉄道には、
踏切内に点字ブロックが設置された踏切は
ありませんでした。


声を上げないと改善されないことは数々あっても、
「 命を守る 」ために必要なことを
後廻しにしている “ 所業 ” を
社会は 見過ごしてはなりません。

もしも、また、
同じような事故が起こったならば
言いたい、それは 事故ではなく人災です と。













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