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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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脚光は結構 [2016年07月14日(Thu)]

今日は、
こちらの記事を読んでのひとりごとです。


「アール・ブリュットに脚光 
 障害者らの芸術作品 五輪に向け支援の動き」
 ( 2016年6月2日付け:朝日新聞 )


2020年の
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、
障がいのあるひとたちによる芸術作品などを指す
「アール・ブリュット」が
脚光を浴びているとありました。

「 常識にとらわれない 自由な表現が魅力だが、
受けとめ方に 課題がある 」と。

「 評価を期待せず、衝動のままにつくることや、
一つのパターンを繰り返して
膨大な数の作品を 生み出すことが、
多くのアール・ブリュット作家の 特徴である 」
と ありました。

東京オリンピック・パラリンピックの
基本計画のひとつに、
『 一人ひとりが 互いを認め合う( 多様性と調和 )』
が あるそうです。

閣議決定されたこの方針から、
障がいのあるひとが
個性・才能を活かして生み出す芸術作品を
世界へ 発信するために
障がい者文化芸術活動を推進する とあり、
今年度 約1億1千万円の予算を
障がい者芸術活動支援の
モデル事業につぎ込む とありました。


「アール・ブリュット」への関心が高まることは
良いことだと思います。

こういう芸術がある と
知ってもらうことは やぶさかではありません。

でも、世界における「アール・ブリュット」と
日本の それ とは、
とらえ方が大きくちがうということを分かって
言っているのでしょうか。


海外での「アール・ブリュット」は、
障がいのあるひとによる
芸術作品だけを言うものではなく、
さまざまな背景を持つひとたちの
芸術作品も指し、
グロテスクな表現をする芸術作品などを
総称するものです。

日本での「アール・ブリュット」は、
福祉色が 強く、中には
癒やしの存在として
それを 捉えることもあり、
オブラートに包まれた側面を持つものが
「アール・ブリュット」の多数を 占めています。

そのような 日本の状況の中、
東京オリンピック・パラリンピックで
日本の「アール・ブリュット」を 全面に出しても、
果たして、世界は
それを「アール・ブリュット」として
みてくれるでしょうか。

多様性の象徴として 取りあげるなら、
障がいのあるひとの芸術作品 だけでなく、
常識を超えた表現など を含めた
「アール・ブリュット」であるべき
なのではないでしょうか。


障がいのあるひと × アート。

近年よく見る この構図は
自由であり 希望があるべきものですが、
少し「危険」を感じるもの になりつつあります。

どうか、障がいのあるひとによる芸術作品を
「そのまま」に しておいてください。

名前を付けたり、くくったりせず、
「そのまま」に しておいてください。

当人不在の 芸術作品に
健常と呼ばれるひとたちが
一方的に あれこれと
都合よく言葉を並べているさまを
「アール・ブリュット」と
呼んでいるだけにも 見えます。



東京オリンピック・パラリンピックの時だけ、
「 触られ 」ても 困ります。
そのあとは、どうなるのですか。

一時的な 脚光は 結構です。

結構 と言うより、迷惑 かもしれません。












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