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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
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 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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振興が及ぼすもの [2016年04月25日(Mon)]

先日、次のような 団体名を見ました。

『 2020年
 東京オリンピック・パラリンピックに向けた
      障がい者の芸術文化活動推進 知事連盟 』

いったい何なのか と調べたところ…
目的は、
2020年に開催予定の
東京オリンピックス・パラリンピックに向けた
文化プログラム の中で、
障がいのあるひとの芸術文化活動を 振興するために
首長で構成する「地方組織」を立ち上げ、
障がいのあるひとの芸術文化の祭典の
全国的連携開催に向けた 取り組みを
強力に 推進する、とありました。

加盟する 都道府県は、
宮城県、福島県、東京都、長野県、三重県、滋賀県、
鳥取県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、高知県、
宮崎県、の13都県で、
全国へ 広げていくそうです。

具体的な 取り組みとしては、
舞台芸術祭や
アール・ブリュットなどをはじめとした美術作品展を
全国へ 持ち回り開催をし
全国規模の ムーブメントを起こす。
それとともに、
各都道府県の
障がいのあるひとの芸術文化振興施策の
ブラッシュアップ、
障がいのあるひとの芸術文化振興にかかる
提案・要請活動を行う、とありました。

ここまで知って 思いました。
これらは、
誰を、どこを、見て やっているのか、と。

障がいのあるひとたちの日常を
少しでも 考えてやっているのだろうか、と。

これらは、どうも
自分たち首長の成果を考えて
やっているように見えて しかたがないのです。


これまでにも
アール・ブリュット云々について、
国や 都道府県が「 施策 」と称して
障がいのあるひとたちに携わる
ひとや 事業所を 引っ掻き回し、
「 施策 」が 終わったあとは
「はい、さようなら〜」と
去っていくだけの所業を
繰り返すサマを知る者としては
また、引っ掻き回すだけなのかと疑ってしまいます。


障がいのあるひとたちが 描く絵や つくる作品が
正当な評価を受けて
全国で 美術作品展が 開催されるのでしたら、
このような連盟が やらなくても
もうすでに、開催されているでしょう。

今さら
2020年に取って付けたようにやらなくても、
こう言うお金があるのなら
「 継続した支援に 回してほしい 」と
現場から たくさん上がっている声に
耳を傾けてほしいのです。

今までにも
各都道府県の役所の
理解ある 熱意ある 職員さんが
障がいのあるひとたちの芸術文化活動を
「 やりましょう 」と 立ち上げても、
年度末になると
そのひとが「 異動になります 」と去り、
次のひとへ うまく引き継がれなければ
「 立ち消え 」してしまうという事例が
いくつあったことやら。

これらの事例を
国や各都道府県が 承知しているなかで、
うーん…
これら「 振興 」が及ぼすものに
プラスを見出すことができないのです。



障がいのあるひとたちの
芸術文化活動を 盛んにすることは
良いことですが、
まずは、障がいのあるひとの福祉を
しっかりと 支えてほしい。

障がいのあるひとを支える社会が
盤石と言えない 今の状況を、
もっと 整えてから
「 振興 」へ進めるのではないでしょうか。

土台のないものを
盛んにすることなんて できません。



東京オリンピック・パラリンピックに
必要なことは
他にも、もっとあると思います。

それが 何かは、
障がいのあるひとの日常を 真摯にみることで
分かると思います。

2020年までに、と
安易に「 振興 」という名のもとで
コトを運ぶことだけは やめてほしいです。














 
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