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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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ネウボラ [2016年01月11日(Mon)]

先日「ネウボラ」という言葉を 始めて耳にしました。

「ネウボラ」とは、フィンランドにおける
妊娠期から就学期までの子育て支援に関する総称です。

日本でも、少子化対策や男性の育児休暇取得など
子育てに必要なサポートについて取り上げられた事柄を
目にすることが 増えてきました。
しかし、必要なところに行き渡った支援には至らず、
まだ 課題が多いのが現状ですね。

フィンランドの「ネウボラ」は、
妊娠期から 就学前までを
ワンストップの子育て と見て、支えます。

そして その役割は、公営の
出産・子育て家族サポートセンターが担います。


妊娠に気づいた女性は まず、近くにある
「ネウボラ」を訪れるところから はじまります。

そこでは、医師や保健師の健診
(妊娠中最低でも8〜9回)、
出産後も 2回の健診が行われるほか
生まれた子に対しても 15回の健診があり、
必要に応じて 家庭訪問も組まれます。
また、医師や保健師だけでなく、
管理栄養士やリハビリ・セラピー、
ソーシャルワーカーとも つながることが可能です。

健診と言っても、
妊婦や子どもだけを診るのではなく、
家族全体の健康調査もする
総合健診を行ってる点に びっくりしました。

両親の健康や生活習慣が
子どもたちの成長に 大きな影響を与えるという
調査結果から
「家族全体の健康が 子どもの健やか成長につながる」と
実施されています。


これらは すべて、無料で利用できます。
そして、
はじめて「ネウボラ」を利用した時から
継続して 同じ担当者が立ち会うことから
信頼関係が生まれ、
支援が続く・続けられる成果へとつながっています。

そして、物質的な支援もあります。

簡易ベビーベッドにもなる 箱に
衣類や哺乳瓶、爪切り、絵本などのグッズが
約50点詰められた「育児パッケージ」
(利用者の声から 充実した内容にし、デザインコンペも
行うなどをして、使い勝手もデザインもよいもの)と、
母親手当とした「現金」(所得制限なし)の
どちらかを 選ぶことができます。

これまで、約6万人の受給者のうち
約4万人が 育児パッケージを選択肢しており、
今では 育児パッケージを受け取ることが
子育てをする共通の体験として 定着しているそうです。



妊娠中から 就学まで
一貫したサポートを受けられるという
「ネウボラ」。

「ネウボラ」の数年間は、母親にとって
さまざまな不安が重なる時期です。

この時期に さまざまな支援を受けられることは、
本当に 家族全体の
心身ともに健康を保てる基になると思います。

少子化対策、子育て支援、児童虐待。
「ネウボラ」は
日本が今抱える問題に対応できる要素が
詰め込まれていると思います。


日本でも すでに
千葉県浦安市では「育児パッケージ」を実施するなど
導入する自治体が増えてきているそうですが、
フィンランドの「ネウボラ」をマネするのではなく、
日本の、地域により、母親が必要とする
「ネウボラ」を生み出すことが 重要だと思います。

でも、これらはまず
拠点づくりがあってのこと、だと思います。

利用者目線を置き去りにせず、
利用者の、そして
地域のひとたちが 望んでいることを
適切に 把握することから始めて。

急がば回れ。


「ネウボラ」を知って、思いました。
ここでも 地域のネットワークが必要だな、と。

行政などのサービスがそこに有っても
必要なひと・場所に届けられるのは
ひととひととの対話があってのことだ、と。

急がば回れ。


其処此処で立ち話の輪ができるまちであれば、
大々的な 少子化対策も子育て支援も
要らないのかもしれませんね。















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