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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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スタイル [2015年10月27日(Tue)]

ブログをご覧いただいているひとのなかで
“ 日本理化学工業 ” と聞いて
「あ、あそこね」と ご存知のひとは多いかと思います。

日本理化学工業さんは チョークの製造メーカーで、
約80名の 社員のうちの
7割を超える約60名が 知的に障がいのあるひとで、
そのうちの半数近くが
重度の判定を受けるひとが働く企業です。

障がいのあるひとが 従事しているからといって
品質や生産性が秀でていないということは全くなく、
それどころか、チョーク業界の
トップクラスを常に走る企業です。

その会長さんのインタビュー記事を先日、目にしました。

50年ほど前、
会社の近くにあった 養護学校 (当時)の教員から
生徒の就職先にと 頼まれたことがキッカケで、
初めは断ったそうですが
その教員の熱意と「 もし就職しなければ、
この子たちは卒業後、施設に入ることになります。
そうなれば、一生働くことを知らずに
人生を終えることになるのです 」の言葉から、
「 2週間の就業体験なら 」と
同情から 引き受けたありました。
2週間が終わったら
「 ご苦労様 」と終わりにするつもりで。

ところが、とても熱心に真剣に働く実習生に、
周りの従業員から 声が上がります。
「 一生懸命に働いているのだから 雇ってはどうか。
私たちも 彼らの面倒を見ますから 」
従業員の言葉がきっかけで
実習生の採用を決めたそうです。

会長さんは、「 働く幸せとは何かを
知的に障がいのあるひとたちから 教えてもらった 」
そして、そこから
「 経営者として、ひとに幸せを提供できるのは、
福祉施設ではなく企業なのだ という信念を持った 」
と ありました。

読み進めると 美談に思えますが、
ちょっと待ってください。
それは、ちょっと ちがうと思います。


障がいのあるひとの中にも、さまざまなひとがいます。

経営者として、と前置きをされていますが、
ひとの幸せを提供できるのは企業 と言い切るのは
粗雑(ぞんざい)だと思います。

「 自身が、どのようなかたちで
社会に ひとに 役に立てる・立ちたいのか 」は
障がいのあるなしにかかわらず、さまざまです。

そのひとが「 これがいい 」と思える生き方が、
「 福祉施設に通うこと 」だというひともいます。

あくまでも、企業とは
生きるうえでの 選択肢の一つであり、
障がいのあるひとが就労できる企業のなかで
A社やB社、C社があるという
そういう企業の在り方が 社会にあれば
言うことは無い と思いますが。


企業就労することが「 良いこと 」ではありません。

そのひとの生きたい・暮らしたいスタイルが
どういう形なのかが、一番。


一人ひとりが
生きたい・暮らしたいスタイルを “ 選べる ” 社会へ。



障がいのあるひとが
福祉施設に通うことは、劣ったことではありません。

障がいのあるひとが
企業就労することは、すごいことではありません。

障がいのあるひとに
家事手伝いがいても いいじゃないですか。
フリーターがいても いいじゃないですか。

日本理化学工業さんの記事を読んで、
そう思いました。







*日本理化学工業株式会社
http://www.rikagaku.co.jp/














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