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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
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 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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徘徊するひと [2014年12月24日(Wed)]

先日 目にした記事を読んでの
今日も ひとりごとです。


「 徘徊女性を保護、保健師に感謝状 」
 ( 2014年11月27日付け:読売新聞 )

深夜に徘徊していた78歳の女性を
市職員で保健師の20代の女性が 保護し、
感謝状が贈られた という記事でした。

保健師の女性が
深夜1時頃に自家用車で帰宅途中、
国道で 反対車線を歩いていた女性を発見。

高齢のひとと接する機会が多かったことから
徘徊ではないか と考え、声をかけました。

そして 偶然通りかかったパトカーに
保護を求めた とありました。


一見、何の変哲もない 美談に見えますが、
わたしには そう思えませんでした。

と いうのも、以前
近所に住む 自閉症のある青年が
行方不明になった時のことを
この記事を読んで 思い出したからです。


日頃から 多動で、家の中でも
目を離すと
外へ出ていくことのあるその青年は、
家族のさまざまな工夫と見守りの中で
生活をしていました。

そんな中、ある休日の午後、
彼がいなくなりました。

家族全員が 自宅に居て、
誰かが 彼のことを
気にかけていると思っていた
ごく 短い時間の中で 起こりました。

家のまわりや 近くの駅を
手分けをして探し、
最寄りの交通機関の駅の詰所、
そして 警察へ 連絡をしました。

ちょうど季節は 秋から冬へ向かう時期。
彼は 着の身着のままで、
足は 履物も履かずに 裸足でした。
そんな身なりなら、きっと
早い段階で
誰かが気付いてくれて 見つかるだろうと
誰もが思い、連絡を待っていました。

そして「見つかった」と連絡があったのは
半日が過ぎた その日の夕刻。

彼の見つかった場所は
自宅から 約140q離れた駅 でした。

推測から、彼は 電車に乗り、
乗り継ぎながら
140qを 移動したのだろう、と。

休日の 昼間、電車の 車両に
薄着で 裸足の
背の高い 青年が 乗っていたら
ふつう、不自然に 感じませんか。

そこに 居合わせたひとたち、
何人いたかは わかりませんが
なぜ 長時間
彼の存在を 見逃していたのでしょうか。

彼は 幸いけがもなく、
大きな不調を 訴えることもなく
無事 保護されました。

彼の保護に かかわったひとは
どのようなひとだったのでしょうか。

彼を保護してくれたひとにも
感謝状を贈って然りだと、
この記事を読み、思ったのです。




徘徊するひとに
ちがいがあるのでしょうか。

支援が必要なひとに
ちがいがあるのでしょうか。

保護したひとが、
役所勤務の
保健師だったからでしょうか。




最後に、彼の両親は
警察署に呼び出されて こう言われたそうです。

「(2重だった)玄関の鍵を、
もう一ヵ所
彼が開けられないところに
付けてください。
(彼から)目を離さないように、
お願いしますよ」。














 




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