Q−jo(キュウジョ)
[2014年07月25日(Fri)]
何ということでしょう と
思わずつぶやいた、こちらの記事。
「 自転車から車いすへ
2分で 変形する “Q−jo” 開発 」
( 2014年7月18日付け:
総合自転車ポータルサイト・Cyclist)
災害時に 傷病者を搬送できるように と
車いすにも変形する 自転車を
個人が開発されました。
東日本大震災の発生翌日に
がれきの間を
自転車で走りながら撮影した動画を
インターネットで見た
名古屋市在住の50歳代の男性が、
「自転車に乗っていて 生存者を見つけたら、
どう助ければよいか」と考え、
開発に至ったそうです。
この案を 車いすメーカーに提案しましたが、
色よい返事がもらえなかったため、
20歳の頃より
金属加工に携わっていた経験から
自らの手で 製作されました。
当初、
自転車から車いすに姿を変えるためには
工具を必要とし
5分ほど かかっていたのですが、
今年5月に完成した 4台目は、
工具を使わずに
2分足らずで 姿が変えられるものに。
普段は市販の自転車と 外見はほぼ同じです。
そこから、
サドル下部とハンドル下部をつなぐ
自転車の中心軸を、
関節のように折り曲げると
前輪と後輪が平行になって
車いすの両輪に。
そして、樹脂製のカゴ取り外して
車いすの座席に、
サドルはヘッドレストになります。
今年1月には、
国際特許も出願されたそうです。
これは 素敵な仕組みの自転車ですね。
日常では ふつうに
自転車として使えるため、
一般家庭でも備えられますし、
福祉施設や学校、他の公共施設でも
実用性を備えた
災害救助機具として
備えられますね。
そして、自転車は
小回りが利き、燃料も要らないという
利点も光ります。
製品化され、普及するといいなぁと
思うと同時に、
“ 思いを形にする、ひとの創造する力 ” は
すごいですね。