福祉避難所 4
[2013年08月27日(Tue)]
高齢のひとや 障がいのあるひと、
妊産婦や 乳幼児、病弱なひと などが、
災害時、自宅を離れ 避難する場所としてある
「 福祉避難所 」。
避難生活において、
何らかの特別な配慮を必要とするひと
及び 家族が避難する場所としてある
「 福祉避難所 」。
これまで ブログでも、
福祉避難所を 指定するだけでなく、
受け入れの緻密な計画が必要 と書いた
福祉避難所3 や、
福祉的トレアージ(適切な支援方法の選別)の
できるリーダーを養成することも必要 と書いた
福祉避難所2 などで
「 福祉避難所 」について 紹介してきました。
そのような中で 先日、驚くべき調査結果を知りました。
要介護者の家族や 障がいのあるひと、
福祉避難所を「まったく知らない」が 全体の7割
第一生命経済研究所が 昨年12月に、
要介護者の家族や 障がいのあるひとに
アンケート調査を実施した結果です。
要介護者の家族の 約7割が
福祉避難所の存在を「まったく知らない」と 回答、
「知っていた」と回答したひとは
わずか 5%のひとだった、とありました。
この数字をみて、ショックを受けたと同時に、
福祉避難所の存在を、
必要なひとに 知ってもらうためには
どうしたらよいのか、
その周知の手段を 早急に考えないと
と、強く思いました。
具体的な方法として、
障がいのあるひとが利用する 福祉事業所や
高齢のひとが利用する 福祉施設を
利用するひと、そして
そこで働くひとに、
まず 知ってもらうこと。
そこから、現場で
折に触れて 話をしてもらうことが、
一番 確実に伝わる と思いました。
そして、
災害時の行動を マニュアルなどにまとめ、
共有できる仕組みを つくり、
福祉事業所や福祉施設の 利用者や家族に
周知することも 必要だと思います。
皆さんの近くで
必要と思われるひとに
福祉避難所のことを
話してあげてください。
それは そのひとの
命を守ることに つながります。