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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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ケアラ― [2013年05月09日(Thu)]

先日 はじめて耳にしたことば、「ケアラ―」。

年齢や病気、障がいの種類を問わず、
家族や近親者が 無償で世話をしている
多様な介護者のことを指す
ことばだそうです。

介護や 看病などに追われて、疲れ、
精神的に追い込まれてしまわないように、
「 ケアラ― 」を 支える活動が
全国で 広がりつつあります。

海外では、法整備が進む国も多く、
とくに英国では、
民間団体と自治体の連携による
相談窓口の設置や 経済的援助なども
行われているそうです。


日本でも、12年前に立ち上がった
NPO法人 介護者サポートネットワークセンター 
アラジンさんが、
介護の合間に立ち寄り
同じような境遇のひとが集える カフェを開設し、
交流の場を 設けています。

「つらいのは 自分だけではない」と知り、
さまざまな情報交換の場にも なっているそうです。


また 北海道・栗山町の社会福祉協議会では、
介護者自身の
健康や気分をチェックする項目などが
書かれた「 ケアラ―手帳 」を 発行。
ケアラ―が この手帳で
自身をチェックすることにより
不安やストレスを洗い出し、
そこから、ひとりで抱え込まないようにと
地域全体で支える取り組みにも
発展しています。

2011年、
一般社団法人 日本ケアラ―連盟さんが、
全国の 5つの地区・各64,000世帯を調査した
結果によると、
5世帯に1世帯は ケアラ―が居て、
うち 3分の2が女性、3分の1が男性 、
13人に1人は
育児と介護の両方をしており、
7人に1人は
かなり負担に思い、
5人に1人は
孤立感を感じている とありました。


家族を介護することは、
あたりまえと言えば あたりまえですが、
現代社会では、
このようなひとたちを「ケアラ―」と 呼称し、
サポートが必要 かつ 求められている
という事実を知り、
すこし 複雑な気持ちになりました。

一般に「介護」と言うと、
親や 祖父母のことを指し、
障がいのあるわが子を育てることは
含まれない、と思っていたからです。

障がいのあるわが子を
親が育てるのは あたりまえ
その過程で 支援を求めることは許されないと、
そう言っていると思わざるを得ない
社会の仕組みに
まだまだなっているからです。

でも、この「ケアラ―」という名称に
位置づけられたひとは、
前出のように、
病気、障がいにかかわらず
多様な介護を 無償でしているひと、のこと。

障がいのある子を抱え込み、
社会との接点を持つことをできない状態のひとたち
とくに 母親に、
この仕組みを 知ってほしいです。


そして 驚いたことに、
ケアラ―は 成人だけではなく、
親や祖父母、きょうだいの世話をしている
未成年の子 も指し、
「 ヤングケアラー 」として
支援対象とされていること。


“ 無償の介護者 ” は、年齢や性別に関係なく、
ケアラ― なのです。

『 大切なひとを
 介護しているあなたも
 大切なひとり 』

ケアラ―手帳の表紙にあった この言葉が
特別に添えられることのない
社会になってほしいです。





*NPO法人 介護者サポートネットワークセンター 
アラジン
東京都新宿区新宿1−25−3 エクセルコート新宿302
Tel:03(5368)1955
http://www12.ocn.ne.jp/~arajin/


*一般社団法人 日本ケアラ―連盟
住所は 同上
Tel:03(3355)8028
http://carersjapan.com/







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