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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
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 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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命の選択 6 [2013年03月29日(Fri)]

今月9日、日本産科婦人科学会 が
「新出生前診断」についての 実施指針を
発表しました。

昨年12月、命の選択5 で 書いたように
「母体血を用いた 新しい出生前遺伝学的検査」の
指針案に関する意見を 学会が募集し、
その意見を考慮しての 発表です
(だと 思っています)。


この安易な検査を 実施することには変わりなく、
実施するうえで 指針骨子ができたということです。


新出生前診断 は、
十分なカウンセリングのできる施設に限定で、
産婦人科医と小児科医が 常時勤務し
どちらかが 遺伝の専門医であること、
対象は、高齢妊婦や 胎児に染色体の病気が
疑われる妊婦ら とありました。

ただただ 実施するうえでの話ばかり。

根源的な議論が まだまだな現状で、
どうして そんなに 急いで
指針骨子が 発表されたのでしょうか。



今回の発表を 受けて、
さまざまなコメントを 目にしました。

「障がいのある子を育てる中で
いろいろと学ばせてもらい、
生んで良かったと 心から思う私からすれば
この診断は 認められない」
ダウン症のある子をもつ親御さん。

「患者さんを混乱させないように、
遺伝カウンセリングの準備を
しっかり 進めていきたい」
と、某大学病院の 産科婦人科教授。



そして 少し時間が経って、
やっと 出てきました。
染色体異常のある 本人からの意見です。

女性の性染色体に異常があるターナー症候群の女性。
小児科医として 働いておられます。
医師になり、さまざまな障がいや病気をもったひとと
かかわり、そこから 感じたこと、それは
「先天的な病気は、数え切れないほどある。
出生前診断は そのごく一部に過ぎず、
治療にも 結びつかない診断に
どれほどの意義があるのかをよく考えてほしい」と。

そして、ダウン症のある 20歳代の青年は、
「すごくイヤ。自分の時代にあったらオレは今、
ここにいないかもしれないから」と。
彼は、4年前から ケーキ店で働き、
仙台市内で 一人暮らしをされています。



最初から
本人の意見が 求められないのは
なぜ でしょうか。

染色体に異常のある 本人の意思を、
置き去りにしないでほしいと 強く思います。



最後に「命」という点で ひとつ、
疑問に 思うことがあります。

臓器移植での脳死については、
国会でも 議論されました。
今回の 出生前診断については、
それも ありません。

命に 違いは ないはずです。
死に至るも、生にいずるも、同じ命 なのに。

「何のために、出生前診断を 行うのか」

この理由が はっきりしない間は、
それを行っては いけないと思います。

そう言いながらも、
4月から 新出生前診断が
全国15病院(予定・検討を含む)で
開始されます。




*公益社団法人 日本産科婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/









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