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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ
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選挙に行くこと、投票するということ 8 [2021年11月21日(Sun)]

先月行われた、第49回衆議院議員選挙。

選挙に行くこと、投票するということ7 で記した後も
障がいのあるひとの投票方法だけでなく
投票方法そのものについて
問題提起される記事が続いています。


「 投票用紙に「〇」印方式なぜ広がらない?
現職抵抗で国政選挙は未実施 」
( 2021年10月30日付け:神戸新聞NEXT )


現在、日本で採られている投票方式は
有権者が投票用紙に直接記入する
「 自書式 」と呼ばれるものです。

単純な方法と言われていますが、
書き誤ったり
略し過ぎたりして
毎回、一定の無効票が出ています。

海外で多く採られている投票方式である
あらかじめ
投票用紙に印刷された候補者名に丸印を付ける
「 記号式 」と呼ばれるものは、
文字を書きにくいひとも投票しやすく
無効票も減って
集計のスピードが上がる という利点があります。

日本でも 地方選挙では
この「 記号式 」が早くから導入され、
1962年と1970年の公職選挙法改正で
自治体が条例化すれば可能になり、
1994年の公職選挙法改正で
国政選挙でも「 記号式 」を採用しました。

しかし、自由民主党の議員が
「 有権者に名前を書いてもらうことが
政党や政治家の財産だ 」などと主張し、
1995年に 自書式に戻されました。

そして、候補者が確定しないと
投票用紙を印刷できないため、
「 公示(告示)日の午後5時以降に印刷を始め
翌日朝には各期日前投票所に
用紙が届いていなければならない 」ということが
「 記号式 」の課題とされ、
記号式の導入が進んでいない、と。

これを知って思ったこと、それは
「 公示(告示)日の午後5時以降に印刷を始め
翌日朝には各期日前投票所に
用紙が届いていなければならない 」理由は何なのか。

この理由を確認、議論、修正すれば
「 記号式 」は 可能になるのではないか、と。


先月の衆議院議員選挙と同日投開票された
神戸市長選では、
投票日当日は
「 記号式 」で投票が行われ、
期日前投票や不在者投票は
「 自書式 」で投票が行われました。

投開票日、
神戸市内では自書式と記号式が混雑しましたが、
今回のことを
「 民意を より反映する在り方を考える 」
機会とした取り組みとして、
その有効性に、
社会は
メディアは
注目すべきではありませんか。


約30年前に
「 有権者に名前を書いてもらうことが
政党や政治家の財産だ 」と
自由民主党の議員が言ったことを
未だに 尊重する理由は何なのでしょう。

投票方法そのものについて、
このままでよいのか、
今の投票方法は
すべての国民が投票できる方法なのか、を
取り上げ、議論したのちに
投票率云々は 問われるべきです。


より民意を反映させたい、と思うなら
投票率、が大事なら
投票方法を なぜ 見直さないのでしょうか。

政治家にとって、
そんなに「 記号式 」は 不都合ですか。














工賃  [2021年10月16日(Sat)]

「 最低賃金が 今月より過去最大に引き上げられます」
という見出しを 新聞で見ながら
ふと 思ったことがあります。

障がいのあるひとたちに支払われている
「 工賃 」は
ここでいう「 最低賃金 」とは関係ないけれど、
関係ないままでいいのだろうか、と。

「 最低賃金 」が 引きあげられても、
当然のように
「 工賃 」には 何の反映もありません。

でも、障がいのあるひとは
工賃で生計を立てる社会の仕組みになっています。

「 工賃 」の今の仕組みがこのまま続くことに
とても違和感をもちながら、
「 最低賃金 」のニュースに触れました。

ちなみに、今年10月に引き上げ後の時給を
都道府県別に見ると、
最も高いのは 東京で1041円、
次いで神奈川が1040円、大阪が992円で、
最も低いのは 高知と沖縄で820円、
次いで岩手、鳥取、愛媛、佐賀、長崎、熊本、宮崎、
鹿児島の8つの県で 821円で、
すべての都道府県で
時給は800円を超えることになりました。

「 工賃 」は と言うと、
都道府県別ではありませんし、
物価のちがいに 則したものでもありません。


一般的に「 工賃 」というと
物を製作加工した際の対価として
支払ったり受け取ったりする手間賃のことですが、
就労継続支援A型事業所や就労継続支援B型事業所で
作業を行った分に対して支払われる
賃金のことがそう呼ばれています。

そう、「 賃金 」です。

2018年3月における
就労系の障害者福祉サービス利用者は、
就労移行支援の利用者が 約3万3千人、
就労継続支援A型の利用者が 約6万9千人、
就労継続支援B型の利用者が 約24万人となっています
( 2018年3月 厚生労働省資料による )。

これだけの人数のひとたちが、
「 工賃という名の賃金 」を
「 最低賃金に関わりのない賃金 」を
社会から あてがわれているのです。


新型コロナウイルスの影響が続く中、
中小企業を対象にした自治体や国が払う助成金は
上限額を引き上げるなど 支援が強化されており、
今回の「 最低賃金 」の引き上げによる
中小企業への影響を減らすために
業務改善助成金の上限額を引き上げるなど
金銭的な支援が強化されています。

もちろん、福祉分野にも
数々の助成金があることは 知っています。

でも、それらの助成金は
福祉事業所を支えるだけに費やされて終わり が現状で、
障がいのあるひとの
「 工賃 」にまで 還元されていません。

新型コロナウイルスの影響で受ける助成金は、
企業などでは
最低賃金引き上げに 及んでいるのに、
福祉事業所では
工賃引き上げに 及んでいないのです。


では、どうすれば
障がいのあるひとが得る「 工賃 」は
上がるのでしょうか。

繰り返し
言われ続けている
福祉現場の努力、ですか。

現場の皆さんは
そこで働く障がいのあるひとは
努力しています、十分に。

では、どうすれば
「 工賃 」は 上がるのでしょうか。

社会状況と相反する「 工賃 」だから、
いつまでたっても
「 工賃 」は 上がらないのではないでしょうか。



そもそも「 工賃 」は
雇用契約を結ばない収入なので
税務上は 給与所得にはなりませんが、
区分としては「 雑所得 」という所得に含まれます。

税法上の、正しい理解から はじめましょう。

「 工賃 」ではなく
「 賃金 」として
社会の一員として「 賃金 」として受け取り、
源泉徴収をしましょう。

福祉事業所では
源泉徴収が行われないので
本来、障がいのあるひと一人ひとりが
各自、確定申告の対象になります。

ただ、法律上で、
年間の工賃額(賃金)が 65万円以下の場合は
確定申告は必要ないとされています
( きょうの福祉調べ ※ )。

「 工賃 」で得られる平均金額で考えると、
65万円以上になることは ほとんどないと
考えられているから 申告不要なだけで、
税理士の中には
社会の一員という自覚をもつためにも
支払う税金がなくても
確定申告をすべきだと意見するひとたちもいます。


「 福祉事業所からもらう 」=「 工賃 」ではなく、
「 福祉事業所でもらう 」=「 賃金 」となり、
「 福祉事業所でもらう賃金 」と、
法律上であるべき本来の形に変える。

そう、現状が 違反に近い仕組みなのです。

でも、なぜ、ずっと
変わらないままだったのでしょうか。


※所得税控除額から算定、障害等級により異なります。
 扶養控除+障害者控除=65万円
 扶養控除+特別障害者控除=78万円
 扶養控除+同居特別障害者控除=113万円










15%に光をあてて  [2021年09月14日(Tue)]


先月 8月19日、
東京スカイツリーなど
世界の約200か所のランドマークが
紫にライトアップされました。

これは、国際パラリンピック委員会(IPC)が主導し
スポーツだけにとどまらず、
人権、政策、コミュニケーション、ビジネス、
芸術、エンターテインメントの世界から
20の国際機関が連携して、
世界人口の約15%が そうと言われている
障がいのあるひとびとへの認識の
改革を訴えるキャンペーン
『 We The 15 』の
スタートを意としたものでした。

障がいのあるひとが走る姿ひとつをとっても、
障がいに合わせた装具などの工夫と
磨かれた技術に目を見張り、
走る障がいのあるひとを見る視点が
いつの間にか
変わっていく自分に気づくひとが増えていて、
それは
走る障がいのあるひとの人間性が与えた気づきであり、
その気づきが
自身や社会に今まであった先入観を解き放ち、
ちがいを受け入れるキッカケとなったり。


        『 We The 15 』





―― We're people with disabilities.
   We're 15% of the world. ――
( 私たちは障害者です。私たちは世界の15%です。)


世界12億人の15%、
約3臆人が 障がいのあるひとと知り、
その具体的な数に 驚きました。

世界12億人に向けて、
障がいのあるひとの生活を変革することを目指し、
生まれた運動『 We The 15 』では、
今後10年で社会を変えます、
障がいのあるひとびとの未来を描きます、
私たちの文化の変化を推進します、と
宣言しています。


その変化は、あなたから始めることができます。


一人ひとりの意識変革を社会にどう生かすか、は
そこにいる あなた次第。

日常的に直面している
さまざまな障壁と差別を打ち破り、
障がいのあるひとびとが
一人ひとりの潜在能力を発揮し
一人ひとりが 社会の一員として 暮らせる日。

10年も掛からずに実現できる。

それは、あなた次第なのです。





* #WeThe15
https://www.wethe15.org/











未来はここから  [2021年06月10日(Thu)]


昨年春、拙ブログ「描き、続ける」 で紹介した
ヘラルボニーさん。

ヘラルボニーさんのホームページを見ると、
まず目に飛び込んでくる言葉が
「 異彩を、放て。」。

そして続く、
「 アソブ、フクシ」。
1. 福祉領域を、拡張しよう。
2. 多者の視点で、思考しよう。
3. クリエイティブに、はみだそう。

と、今まで受けていた福祉のイメージとはちがう
新鮮な思いが詰まっている
“ 株式会社 ” です。

福祉業界の中には
このような取り組みを
ケムタガルひとがいることも事実ですが、
一つひとつを丁寧に進めている
ヘラルボニーさんの姿を知ってもらえば、
これからに期待するひとが増えると思っています。

そのヘラルボニーさんが、
先月下旬、テレビ朝日「報道ステーション」で
特集されました。

“「怒りの矛先は社会」
障害のある作家のアートを「ビジネス」に
双子の兄弟が描く未来 ” と題した 特集映像が、
完全版として 観ることができます。





障がいのあるアーティストの作品のなかには、
今年4月に盛岡市内にオープンした
HERALBONY GALLERYで6月13日迄開催中の
『 木村全彦展 』
アトリエやっほぅ!! 所属 )の様子が冒頭に。

ヘラルボニーさんの今に至る活動の説明、
そして、ヘラルボニーを立ち上げた双子のご兄弟
松田崇弥さん 文登さんの
4歳上の兄 翔太さんの存在。

ビジネスの原点は 兄の翔太さんで、
自閉症のある兄に対しての
無意識な偏見を
幼い頃から感じて生きてきた
崇弥さん 文登さん の思い。


「 障がい者 というものになった途端に
その枠の中でしか 生きていけないとか、
その枠からはみ出した時に
他のひとから手が差し伸べられる環境が
まだまだ少ない 」。

「 生活の中で ひたすら描いた作品。
一人ひとりのアーティストと信頼関係を築き、
創作の場に立ち会う 」。

「 知的に障がいのあるからこそ
描ける世界がある、できる仕事がある」。

「 福祉領域というのは もっと拡張できる」。

「 支援、貢献ということばに 逃げないことが大切」。

と、心に残ることばが 其処此処に。

そして、一番心に響いたことは、
「 ぼくがいつもいやだなぁと思うことがあります。
それは デパートやレストランに行った時に
お兄ちゃんのことをじろじろ見るひとがいます。
小さい子が お兄ちゃんのことを変な人あと言います。
こう言うときに いつも思うことがあります。
「 障がい者だって 同じ人間なのに 」。」と
文登さんが 小学4年生の時に書いた作文。
そして、
22分を過ぎたところから最後にかけて
文登さんが語っていること、
「 社会側に「障がい」=「何もできないひとたち」
というものが当たり前のように存在することによって
そのような(差別する)言葉が生まれている。
アートというリスペクトが生まれてくる世界との出会いを
つくっていくことで、
それを親が知ったのであれば
子どもに対して
障がいのあるひとの伝え方が変わるのかもしれない。
それが伝わった子どもが育っていった時、
友人たちと障がいのあるひとと出会った時に
接し方が変わっていくのかもしれないし、
すべてはつながっていくことだと思っているので、
このヘラルボニーを
ちゃんと認知度を広げていって、
優しい世界になっていったらいいなと思っています」。



思いを そのままで終わらせることなく、
社会の課題をビジネスから解決しようとする
おふたりの思いに、
胸を締めつけられる思いがしました。

「 障がい者ではなく、〇〇さんと呼ばれる未来へ」。

その未来をつくるのは、
まぎれもない
わたしたち一人ひとりです。





*株式会社 ヘラルボニー(HERALBONY Co.,Ltd.)
岩手県花巻市東宮野目1地割2番地
http://www.heralbony.jp












映画『 わたしはダフネ 』  [2021年05月29日(Sat)]

イタリアで 一昨年に製作された
映画『 わたしはダフネ 』が、7月から
日本でも 劇場公開されます。







―― あなたとなら、信じられる。
 世界はやさしさに満ちている、と。

 ある朝、突然母が逝った。
 残ったのは悲観論者の父と、
 日々の暮らしを愛する娘。
 この悲しみ、ふたりならきっと乗り越えられる…。
 ベルリンを温かく包み込んだ、
 イタリアのちいさな家族の物語。――
           ( 映画フライヤ―より )


ダウン症のある35歳のダフネは、
近所のスーパーで働き、
休日にはダンスパーティーを楽しみ、
友だちもいて
充実した日々を送っていました。

夏の終わり、休暇を楽しむ中で
突然母が倒れ、亡くなります。

あまりに唐突すぎる母の死に
ダフネは混乱しますが、
母の葬儀を終え
周りの見守りの中
徐々に 普段の生活へ戻ります。

一家の精神的支柱だった母がいなくなり、
ダフネは
喪失感に苛まれる父へ
一緒に 母の故郷へ旅しようと提案し
旅に出ます。

ネガティブ思考の父と
その娘ダフネが
旅を通じて
2人の会話を重ねながら
お互いの価値観を受け入れていきます。


「人生はしんどいもの、つまり人間らしいということ」。

ダフネの言葉は
ダフネの父のみならず
観るひとの中へ
すうっと入っていくように思えました。

悲観的な考えしか持てなかった父が
ダフネによって変わっていき、
ダフネとともに
悲しみを乗り越えていこうとする姿は、
ダフネが
ダウン症であるからとか
障がいがあるからとかを感じさせない
それをも超えている、と。

“ イタリアの ちいさな家族の物語 ”
映画『 わたしはダフネ 』は、
7月3日(土)
東京都・岩波ホールでの上映を皮切りに、
愛知、大阪、沖縄、福岡など
全国の劇場にて順次公開の予定です。

詳しくは、下記 公式サイトで ご確認ください。






*映画『 わたしはダフネ 』公式サイト
http://www.zaziefilms.com/dafne/
原題:DAFNE 
監督・脚本:フェデリコ・ボンディ 
原案:フェデリコ・ボンディ、シモーナ・バルダンジ 
プロデューサー:マルタ・ドンゼリ、
グレゴリオ・パオネッサ 
出演:カロリーナ・ラスパンティ、
アントニオ・ピオヴァネッリ、
ステファニア・カッシーニ、ほか
字幕翻訳:関口英子 
配給:ザジフィルムズ 
後援:公益財団法人日本ダウン症協会
2019年/イタリア/イタリア語/94分/
カラー/シネマスコープ 


*主人公 ダフネ役の俳優、
カロリーナ・ラスパンティ(Carolina Raspanti)さんは
1984年、イタリア・エミリア・ロマーニャ州生まれ。
地元の生協スーパーに就職し、
現在も働いているそうです。
タイトル「This is my life」と
「Meet and get to know each other:
the World of Carolina」の2冊の自伝小説を上梓し
本の収益は、全て
ダウン症のあるひとを支援する協会に寄付、
イタリアの各地で講演活動も行い、
現在は 映画『わたしはダフネ』の
出演体験をもとに3冊目を執筆中だそうです。









知ってもらう 11  [2021年03月22日(Mon)]


3月21日は、世界ダウン症の日 でした。

2006年から、
世界ダウン症連合(DSI)は
3月21日を 世界ダウン症の日と制定し、
2012年からは、
国連が 正式な国際デ―のひとつとして制定以来、
毎年3月21日の前後には
ダウン症に関する啓発やイベントなどが
世界の各地で 行われています。

日本では、日本ダウン症協会さんが
今年も 2021年版 啓発ポスター を作成配布し
全国で 掲示の協力を募ったり
イベントを配信(無料)で行ったり、
そして、全国各地でも
さまざまな取り組みが 継続して行われています。

今年は、サプライズが ありました。

世界的に有名なミュージシャン Sting (スティング)が
「 今年の世界ダウン症の日キャンペーンに
参加できて光栄です。あなたの役割を果たして、
今日から “ 雇用チェーン ” を始めましょう 」
というメッセージとともに
ショートムービーを SNS上で発表しました。




      『 The Hiring Chain 』

「 パン屋さんが
ダウン症のある シモーネを雇った、
そこで働くシモーネを見た法律家が
ダウン症のある ジョンを雇った、
事務所で働くジョンを見た歯科医が
ダウン症のある ソフィアを雇った、
その歯科医院で働くソフィアを見た農家が
ダウン症のある ケイトを雇った、
農家で働くケイトを見た理髪師が
ダウン症のある ポールを雇った…
( すべてのはじまりは )
The Baker hired Simone! 」


ダウン症のある彼ら彼女らを信頼し
貴重な戦力として雇うことで
変わっていく世界を
Sting の楽曲にのせて紹介した
この ショートムービーは、
世界で 話題になっています。

この映像を観て、
それぞれが感じたことを
個人の感想で終わらせるのではなく、
「 じゃあ、自分には 何ができるか 」を
少しでもいいので、考えてほしい。

皆さんのたずさわる仕事に
ダウン症のあるひとが加わる可能性を
考えてみてほしいのです。


現在、日本では
ダウン症のあるひとの平均寿命が
還暦(60歳)に近づき、
ダウン症のあるひとの8人に1人が
最低賃金法が適用される「雇用」に就いています。

ダウン症のある彼ら彼女らの
「 ひたむきさ 」と「 笑顔 」を知らないなんて
損していますよ。



*世界ダウン症の日 公式サイト
http://www.worlddownsyndromeday.org/












水福連携  [2021年02月02日(Tue)]

先日、牡蠣の養殖に取り組む事業所さんを
取り上げた記事を 目にしました。

「 障害者が牡蠣を養殖、水福連携で注文殺到」
 ( 2021年1月22日付け:福祉新聞 )

三重県の的矢湾近くにある
三重県志摩市社会福祉協議会 ひまわりさんは、
全国でも珍しい
牡蠣の養殖の仕事をされています。

三重県志摩市は
牡蠣や真珠の養殖など
水産業が盛んな地域であることから、
地場産業を活かす取り組みとして
ひまわりさんでは、
漁業協同組合の准組合員として漁業権を持ち、
的矢湾で7台のいかだを使い
牡蠣の養殖を 約5年前から行っています。

冬牡蠣の旬の時期を迎え、大忙しで、
牡蠣のネット通販でも
リピーターが多く、
今期の受け付けを一時休止するほどの
注文が殺到している、という記事でした。


そもそも、2013年頃に、
地元業者から
障がいのあるひとが働く事業所が
出荷前の牡蠣の殻の洗浄する仕事を
請け負うことからはじまりました。

イカダには足場を設置することで安全を確保し、
複雑な作業は
分割することで従事できることを確認したりと
作業環境を整えて、2016年には
合同会社志摩ふくし水産 を設立。

志摩市社会福祉協議会さんが、2018年に
当時 社会福祉協議会が漁業に参入する
全国初の取り組みとして同社の事業を引き継ぎ、
今に至っています。


牡蠣の養殖は
想像してもわかるように
容易なことではありません。

イカダに コレクター(ホタテの貝殻)をつけた
ロープをつり下げて 牡蠣の種を付着させ、
ある程度大きくなると コレクターから外して
数十個ずつ丸かごに移し 再びつるして成長させて
その養殖には、約1年かかります。

牡蠣の種付け準備、
養殖過程で牡蠣に付いた不純物を刃物ではぎ落とす
牡蠣の清掃、丸かごの修繕など、
イカダの上での作業では
安全面の配慮も 欠かせません。


今後、これらの規模を拡大するには、
事業所の職員さんの牡蠣養殖に関する知識や経験と
船舶免許も必要となる と言われています。

そして、その年により
海水温などによる牡蠣の成長が左右されるなど
安定するかどうか難しい面もあるのですが、
過疎化や高齢化による空いた養殖区画の活用と
引退した養殖経験者が
指導員として事業に携わることにより
地元の雇用につながる期待もある、と。


障がいのあるひとが 地場産業の仕事を担い
地域を活気づけることにつながる
「 水福連携 」。

「 障がいのあるひとが活躍することが
あたりまえの社会を目指したい 」と、
3年前に 三重県水産資源・経営課のひとが
語っていたことを思い出しました。

あまり知られていないところで、
障がいのあるひとが
従事する
従事できる仕事が
着実に 増えています。

さまざまな立場のひとの知恵と思いの上に
地道に続けてきたから
ここに 至っているのですね。





*社会福祉法人 志摩市社会福祉協議会
三重県志摩市磯部町迫間955番地
https://shima-fukushikyo.or.jp/

*「志摩水福」公式サイト
https://shima-fukushikyo.or.jp/shimasuifuku/

※残念ながら、今シーズンの冬牡蠣販売は
終了されています。












駅ナカ スイーツ店 [2020年12月09日(Wed)]


滋賀ならではの
厳選した材料を使った
スイーツづくりに定評がある
“ 工房しゅしゅ ” さんが、
12月7日(月)
東京メトロ銀座線 上野駅改札内にある
Echika fit 上野 に、
『 Echika fit上野店 』をオープンされました。


取り扱い商品は、
滋賀の6つの酒蔵の酒粕を使いつくった
湖のくに 生チーズケーキ
滋賀県名産の四角い麩・丁字麩を使いつくった
滋賀の丁字麩 おふらすく
大吟醸酒粕や雪野山いちじくをはさんだ
バターサンド 」 など
工房しゅしゅさんの 人気商品が 並びます。

そして、『 Echika fit上野店 』には
アルコールが苦手なひとや子たちも食せる
新商品が、先行販売されます。

滋賀の恵みと白あんを織り交ぜた
オリジナルの特製あんを
小麦とバターの生地で包んだ
「 &(あんど)」。

&あんど 工房しゅしゅ.jpg

「 滋賀酒粕あんとクランベリー 」
「 東近江ゆずあんとココア 」
「 土山ほうじ茶あんと胡桃 」
「 愛荘きなこあん 」
「 政所茶あんと茶葉 」
「 東近江いちごジャム 」の6種があります。

それに加え、
近江米を餌に竜王町で育った鶏の卵を使った
「 近江米で育ったたまごのぷりん 」、
滋賀県産のとれたて苺を使った
「 苺ソーズのチーズケーキ 」、
近日中に販売予定の
甘酒のもろみをたっぷり使い
麹の香りと発酵の恵みを味わう
「 麹ぷりん 」も。


今まで 工房しゅしゅさんの商品を手に取るには
滋賀県東近江市にある店舗や
県内の商業施設内ブース販売が主でしたが、
首都圏でも、手に取ってもらえます。

手土産としてはもちろん、
自分へのご褒美としても おすすめです。


コロナ禍が続くなか、
本店から遠く離れた それも東京で
新規出店にこぎつけた
工房しゅしゅさん。

首都圏に住む皆さん、
ぜひ、立ち寄ってみてください。






*工房しゅしゅ Echika fit上野店
東京都台東区東上野3丁目19番地6号 
東京メトロ銀座線上野駅構内
https://www.echika-echikafit.com/ueno
Tel:03(6284)2011
営業時間:9:00〜21:00
定休日:元旦のみ


*社会福祉法人 あゆみ福祉会
工房Chou-Chou(工房しゅしゅ)
滋賀県東近江市上羽田町786-1
http://chou-chou11.com/














クリスマスフェア  [2020年11月20日(Fri)]

新型コロナウイルス感染の波が
収まらない日が 続いています。

福祉事業所の仕事数も 大きなダメージを受け、
そのダメージが
やっと ほんの少し 回復しつつあります。

障がいのあるひとが働く事業所さんでつくられた
雑貨製品を独自のセレクトのもと
東京・吉祥寺で販売する マジェルカさん では、 
今年4月、オンラインショップ を充実させ
リモートショッピング機能を使った買い物もできる
ようにするなど、店舗販売 プラス
魅力的なオンラインショップ販売も
展開されています。

そのマジェルカさんが
今月21日(土)から 12月25日(金)まで 
“ クリスマスフェア ” を開催されます。


クリスマスらしさを感じる
ペンケースや 一輪挿し、
アロマキャンドル、
風景やひとと動物などをかたどった
インテリアにもなる組み木、
ウッドフレーム、
サイコロの形の木に数字を施し
数字のサイコロを組み合わることで
月日を表示するカレンダー
( 毎月 繰り返し使用できます )。

小さい子たちにピッタリの
動物のかたちをした木の積み木に
恐竜のかたちをした木のパズルや
天然木の動物パズル、
木の温もりが伝わる ままごとセットなど、
一つひとつの木のピースが
丁寧に 丸みを帯びた仕上がりに なっていて
安心して使える工夫が 施されています。

そして、窓やボードに絵などを描いても
水拭きで消すことができるクレパス
「 kitpas (キットパス) 」の
取り扱いもされています。

この「 キットパス 」は
チョークのトップメーカーで
障がいのあるひとの雇用を
半世紀以上続けるチョークのトップメーカー
日本理化学工業さん
第18回 日本文具大賞機能部門で
グランプリを受賞した
「 キットパス きっず 」を
リニューアルされた商品です。


クリスマスフェア限定の商品は もちろんのこと、
これまでより増した
700近い商品アイテムが
オンラインショップに 並んでいます。

自分へのご褒美や
甥っ子や姪っ子、子や孫へのプレゼントに、
お気に入りの商品を
自宅で ゆっくりと
選んでみてはいかがでしょうか。

コロナ禍でも、
クリスマス気分を味わう時間を
持ちたいですね。





*マジェルカ
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-11
中田ビル1F・B1F
Tel:0422(27)1623
http://majerca.com/

*マジェルカ オンラインショップ
https://shop.majerca.com/













NO FILTER  [2020年11月08日(Sun)]

東京都国立市に、
聴者と 聴覚に障がいのあるひとが共に働き
多様なひとびとが 自分らしく過ごし
活躍できる 居場所の実現を目指した
カフェが あります。

1996年8月に
東京・銀座に 日本1号店をオープンし、
全国で1,600店舗(2020年9月末現在)を展開する
スターバックスコーヒーさんが
今年6月に オープンした
『 スターバックス コーヒー nonowa国立店』です。

スターバックスさんでは、これまで
聴覚に障がいのある
パートナー(従業員)による活動として、
彼らが自主的に企画運営する
『手話カフェ』や『手話によるコーヒーセミナー』を
実施されていましたが、
アメリカやマレーシア、中国の
スターバックスコーヒー店で既に在る
“ サイニングストア ” の経験を
取り入れ 進めるなかで、
「 自分たちで 店をやってみたい 」と
上がった彼らの声が 店舗として実現へ。

『 スターバックス コーヒー nonowa国立店』では
勤務するパートナーが いきいきと働き
共に成長する姿を通じて、
その力を 全店へ波及させていくこと、また
お客様には 店舗での体験を通じて
コミュニケーションの多様性を感じていただくことを
目指しているそうです。

店内には 随所に
手話の世界に楽しく触れられる工夫がされています。

スターバックスコーヒーnonawa国立.jpg

       (2020年6月、プレスリリースより)

まず、 American Sign Language で表現した
“ STARBUCKS ” サインの
象徴的なデザインが 目を引きます。

このサインが刺繍されたエプロンを
パートナーは 身につけて 接客しています。

デジタルサイネージ
( 紙に代わる新しい情報伝達媒体、電子看板)、
注文や希望を話すことで 文字に変換表示され
聴覚に障がいのあるパートナーへ伝わる
音声システムや、
指差しで商品選びからカスタマイズまで注文できる
メニューシートや
筆談できるツールが
店内には 用意されています。


誰もが自分の居場所と感じられる環境づくりを
追求されてきた
スターバックスコーヒーさんは、
2018年から “ NO FILTER ” を掲げ、
パートナーや客に関わらず
すべてのひとを
迎え入れ、認め合い、
一人ひとりが自分らしく居られる
社会の実現を目指した
環境づくりに 力を入れておられます。

障がいのあるパートナーには、
専用トレーニングツールや
サポートツールの提供をはじめ
勤務時間などの働き方の調整など、
さまざまな障がいのあるひとが
業務を通じて
成長できる仕組みも つくられています。


「 性別や年齢、障がい、国籍などの外面の属性や
ライフスタイル、職歴、価値観などの内面の属性に
関わらず、それぞれの個を尊重し、認め合い、
良いところを活かす 」ことを意味する
“ ダイバーシティ&インクルージョン ” 。

「 制限がない」ことを意味する “ NO FILTER ”と共に
むつかしく捉えることなく、
自分たちの暮らす “ まちのサイズ ” で考えてみると、
もっと身近に意識することから変わっていくことが
たくさんありそうです。

この 東京・国立だけでなく、全国に
“ サイニングストア ” が増えてほしいです。

わたしの住むまちにも、あるといいのになぁ。






*スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社
サポートセンター (本社)
東京都品川区上大崎二丁目25番2号 新目黒東急ビル
https://www.starbucks.co.jp/

※障がいのあるパートナー(従業員)を
スターバックスコーヒーさんでは
「チャレンジパートナー」と呼んでいます。
一人ひとりの個性や特性に寄り添って
必要なサポートを行い、
一人ひとりの成長スピードやニーズに合わせた
社員登用制度もあります。
チャレンジパートナーは、
2019年1月現在、261名
( 正社員154名、アルバイト107名 )。
大半が 店舗で 勤務されているそうです。











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