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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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ドキュメンタリー映画『 描きたい、が止まらない 』 [2020年09月14日(Mon)]

2018年に 完成し、
翌2019年1月から 約半年間
東京、宮城、兵庫、神奈川で 劇場公開された
『 描きたい、が止まらない 』という
ドキュメンタリー映画があります。







主人公は、滋賀県に住む
自閉症のある青年、古久保憲満さん。

ひとと うまく接することができず、
暴れがちだった彼は、
絵を描くときだけ 気持ちが落ち着く、と
絵を描くことに のめりこみます。

その絵は、
あらゆるものをモチーフにした
独特の絵で、
これまでに描いた作品は
約400点に 上ります。

映画に出てくる
『 オリジナルの街 』という作品は、
鉄道、車、高速道路、空港、駅、ホテル、
観覧車、軍隊、家電製品、食料など
見たものと想像が組み合わさって登場する世界を
ボールペンと色鉛筆だけで描いた
超緻密画の10mにおよぶ 大作です。

世界中から6万点の
アール・ブリュット作品が収蔵されている
スイスの美術館に展示される作品を描く 彼ですが、
日中は、
就労継続支援の福祉事業所で 週5日働いています。

映画では、絵を描くだけでなく、
生きるために必要な
さまざまなことへ 挑戦する彼の姿を
2年半にわたって 密着しています。



「 あるがままの自分が認められ存在できる場所で
やりたいことを 自由にやる 」。

障がいのあるひとも
それだけで生計が立てられるように と
生まれたカンパニーは、
全国に いくつかあります。

そして、生活介護という福祉サービスのもとで
福祉事業所が
制作活動ができる場を整え、
提供するケースも 増えています。

自分が 認められ 存在できる場所があり、
描きたい つくりたい という思いから
生まれる作品も 増えています。

しかし、残念ながら、
それらが 個の作品としてその価値が
平等に認められる社会は
未だ、日本には ありません。


障がいのあるひとが、
あるがままの自分が認められ存在できる場所で
自由に 自分の可能性に
向かうことができることは
とてもうれしいことです。

でも、そこで 終わっていいのでしょうか。

さまざまな表現から感じる
本質を 大切に、
感性とは何か、豊かさとは何かを 考えたとき、
その先が有ってこそ
彼らの作品は 生きるのです。

彼らの制作風景に スポットライトを当てる時代は
もう、終わったと思います。

これからは、
この映画の先に見えたものを、
日本で 彼らの作品に
息を吹き込むには 何が必要かということを
考える時代に 入っています。

すでに、世界では 有っても
日本には 未だない “ 芸術 ” の定着を。

次に観たい
ドキュメンタリー映画は、
それに向かうひとびとの姿 です。





*ドキュメンタリー映画
『 描きたい、が止まらない 』HP
http://www.paonetwork.co.jp/films/














タグ:映画
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