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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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必要なひとへ届けるために  [2019年12月22日(Sun)]

過日、あるプレスリリースを見ました。

それは、
“ 障がいのある方向け「 がん保険 」の販売開始 ”
と いうものでした。

さまざまな告知条件に当てはまることがむずかしい
障がいのあるひと向けに、
これまでにも
医療保険や傷害保険を販売されている
ぜんち共済株式会社さん からのものでした。

「 知的に障がいがあっても がん保険に加入したい 」
という声は これまでにもありましたが、
その声が 集約され、保険会社さんが 形に。

これは 素晴らしいことだ、と
読み進めていくと
ん、と 声を詰まらせました。


――1.背景
 ぜんち共済と東京海上日動は、2018年1月より
 東京海上日動の個人賠償責任保険をセットした
 「ぜんちのあんしん保険」
 「ぜんちのこども傷害保険」を提供する等、
 知的障がい等のある方が安心して暮らせる
 社会の実現に向けともに取り組んでまいりました。
 こうした取組みを進めるなかで、
 「全国手をつなぐ育成会連合会」が
 会員に対して実施したアンケ―トにおいて、
 約7割の方から「知的障がい等があっても
 がん保険に加入したい」とのご要望が寄せられ、
 知的障がい等のある方のがん保険に対する
 加入ニーズは高いことが分かりました。
 上記のニーズを踏まえ、
 ぜんち共済と東京海上日動は
 知的障がい等のある方およびそのご家族向けの
 がん保険として「手をつなぐがん保険」を開発し、
 販売いたします。
 ( 中略 )
  3.販売方針
 本商品は、2020年1月1日始期契約より、
 東京海上日動を引受保険会社、
 ぜんち共済を引受代理店、
 全国手をつなぐ育成会連合会を契約者として、
 同連合会の会員およびそのご家族向けに販売します。
 ぜんち共済と東京海上日動は、
 本商品を提供することで、
 育成会と全国のご家族が手と手をつなぎ、
 共生社会の実現、障がいのある方の権利擁護の
 一助となれば幸いです。 ――



これまでにあった
「 ぜんちのあんしん保険 」や
「 ぜんちのこども傷害保険 」は、
ぜんち共済さんのホームページから
加入申し込みについて 詳細が確認でき、
加入も できました。

しかし、この「 がん保険 」については
手をつなぐ育成会さんに 入会していなければ
加入ができない 仕組みになっています。

それは、なぜなのでしょうか。

なせ、そこで、分けるのでしょうか。

上記の ぜんち共済さんの販売方針にある
「 障がいのある方の権利擁護の一助 」を謳うならば
この「 がん保険 」の加入を
手をつなぐ育成会さんの会員に限ることは、
偏った権利擁護に
成っているのではないでしょうか。


こういうコトって、
日本の慣習として残るものの
ひとつかもしれません。

しかし、このような慣習が、どれほど
「 知ってもらう 」ことを遮断しているか、
気付いてください。


若い世代のひとたちに届けるためにも、
必要とされる、と 思われる情報は
より オープンに
使いやすくする必要があります。

それを 率先して行う役割が
全国手をつなぐ育成会連合会さんにも
ある と思います。

もちろん、これまでの
全国手をつなぐ育成会連合会さんが行われてきた
障がいのあるひとたちの権利擁護など
さまざまな生きづらさの
解消に向けた取り組みがあって
今がある、と 思っています。

今回も、会員の皆さんの声を集約して
「 がん保険 」販売へつなげた取り組みは
素晴らしいと思います。

でも、その “ 必要とされるもの ” を
会員限定にする必要が、
どこにあるのでしょうか。


必要なひとへ届くために、これ以上の
「 障がい 」が生まれないことを願います。

「 必要なひとへ届ける 」ことは、
きっと 誰もが 願っていることなのですから。





*ぜんち共済株式会社
http://www.z-kyosai.com/


※ 平成30年度 障害者白書 によると
知的障害者(児を含む)数は、
108万2千人。
そして、
全国手をつなぐ育成会さんの正会員数は、
約20万人(HPより)です。













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