投票
[2016年12月22日(Thu)]
先日、このような記事を 目にしました。
「 ビー玉をドラム缶に落として投票へ
ガンビア大統領選 」
( 2016年11月29日付け:AP通信 )
アフリカにある ガンビアで
今月1日、大統領選が行われたのですが、
投票所での 不正行為を防ぎ、
文字の読めない有権者でも
投票しやすく考えられた
ユニークで 興味深い
「 ビー玉を使った 」投票方法が
取り上げられていました。
投票所では、有権者が
カーテンで仕切られた「投票スペース」に入り、
各候補者別に
党の色と ロゴマークが 塗られたドラム缶の
一つに ビー玉を落とします。
ドラム缶の底には
おがくず 又は 砂が蒔かれてあり、
ビー玉の弾む音が
大きく出ないようになっています。
その後、ベルが鳴り
投票が終わったことを 知らせ、
「投票スペース」から 退場する仕組みです。
これぞまさしく「 票を投げる 」。
「 投票 」の 謂れのような方法ですね。
ガンビアの 独立選挙管理委員会は、
「 文字の読めない有権者も 投票がしやすくなり、
一人一票の 原則が守られる
この投票システムを 誇りに思っている。
この方法は、60年前に 考案されていた 」と。
文字の読めない、文字の書けない 有権者にも
投票しやすい このような投票方法を、
日本でも選択できる投票方法に
ならないものだろうか と思いました。
この記事にある ガンビアは、
有権者88万人の 小さな国ですが、
「 一人ひとりの思いが反映される国をつくる 」
という 毅然とした態度が見える国。
それに比べ、日本は
「 一人ひとりの思いが反映される国 」を
つくろうとする姿勢が見える と言えるでしょうか。
「 合理的配慮 」と 声高に言われる昨今ですが、
選挙の投票方法においても、未だ十分とは言えません。
ガンビアの ビー玉を使った投票方法を、
日本の投票に活かせる部分は あると思います。
というか、
この「 ビー玉投票 」を 日本でもやればいいのに。
何よりも わかりやすい「 ビー玉投票 」。
障がいのあるひとや 高齢のひとなど
投票所に出向くことが億劫になりがちなひとにも
勧めやすくなり、
投票に行きたくなる、行こう と思うひとが
増えるのではないでしょうか。
むつかしいことばかり言っていても
埒が明かないなら、
シンプルに わかりやすい方に
舵を切ることも有り かと。
「 一人ひとりの思いが反映される 」投票に
つながるのなら。
さまざまな
閉塞感を打破するためにも、
一人ひとりの思いが
反映される世の中にならないと と
あらためて 思います。
タグ:選挙
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