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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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ハハヨ、コロスナ 2 [2015年06月02日(Tue)]

今日は、こちらの記事を読んでの
ひとりごとです。


「 高齢の親任せ、介護の危機 
障害のある我が子を 80歳の母が殺害 」
( 2015年4月3日付け:毎日新聞 )


今年3月、大阪市内で
80歳の母親が、
54歳の長男の首を絞めて死なせたとして
逮捕されました。

「 疲れた。私が死んだら 息子は生きていけない。
今のうちに 天国へ連れて行ってあげたい 」

警察の調べに対して
こう話した 80歳の母親の心境を慮ると
頭のなかが 真っ白になりました。

このような 最悪の事態を また防げなかったという事実に。

長男には 生まれつき知的に障がいがあり、
トイレや食事、入浴が
一人でできなかったとありました。
そして、この夫も
認知症で 施設に入所しているとあり、
長男の世話を
ほとんどひとりで行い、
夫の施設にも通う 毎日だった と。

近所のひとびとの
声かけや見守りは ありましたが、
2年ほど前に
長男の夜尿症がひどくなった頃から
「 自分も年だし、体力の限界。どうしよう 」と
訴えていた とありました。

「 これは 殺人事件だとは考えなくない。
息子に あんなに深く愛情を注いでたのだから 」

近所のひとの この言葉に 徐々に 憤りを感じました。
地域の行政や社会福祉協議会は
何をしていたのだろうと。


昨年11月にも 同様の事件が
大阪市内で ありました。

73歳の母親が、
44歳の次男の首を絞めて死なせたとして
逮捕されました。

次男には 重度の身体に障がいがあり、
母親と長男が 介護をしていたとありました。

そのような日々を送るなかで、母親は
「 また今日も 介護が始まるのかと思い、
この生活から抜け出すために 殺しました 」と。


事件が続いた
大阪市の 障がい福祉課の担当者は、
取材に対して
「 個人情報が含まれるために 何も話せない。
完全な防止策は 難しいだろうが、
区と情報を共有し、
相談業務などの場で 感度を上げて
異変やサインに気づくような 努力を続けたい 」
と ありました。

行政だけでなく、
地域の親の会や 社会福祉協議会、自立支援協議会など
関わる場面は ありますが、
日常に潜んでいる
「 あそこがやってくれる 」的な関わりが及ぼした
結果も 少しはあるのかもしれないと。


どのセクションでも
その親子のことを 考えていたと思います。

しかし、それらが 連携しないことには
支援にはつながらないのに、
連携しないと
命を救うところまで たどり着けないのに。

「 大きなショックを受けています。
相談員や施設の間で もっと連携を密にして
障がい者の状況把握に
努めなければならないと痛感しています 」

担当者の この言葉に、
「 前にも同じようなことを言ってたでしょ。
ことあるごとに、一つひとつの事案ごとに、
なぜ 対応できなかったの?
施策として足らなかったことは何か、
再発防止はできるのか など
検証したことを公開し 活かしているの? 」
と 心のなかで大きく叫びました。


今年1月に書いた 親子介護 で紹介した、
重い知的に障がいのあるひとや重複障がいのあるひとのうち
約9割が 家族と同居し、
うち96.3%は 母親が介護をしているという結果
(大阪府内に住む 障がいのあるひと1620人が対象)を
思い出しました。

そして、2012年7月に書いた
ハハヨ、コロスナ で 紹介した
『 母よ!殺すな 』を思い出しました。

40年前に書かれたこの本の内容が
40年経った今も、
あの時と変わらないことが繰り返されているという
驚きと落胆を 再び痛感。


自浄作用できない この社会に、
何を どう言ったらいいのでしょう。

「 社会が生み出した 」
と 言っても過言ではない
これらのニュースを 目にするたびに 、
息が詰まる思いです。


















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