福祉型コンビニ
[2015年03月24日(Tue)]
先日、こちらの記事が 目に留まりました。
「 “ 福祉型 コンビニ ” 開店
障害者雇用や 製品販売 」
(2015年3月13日付け・大阪日日新聞)
皆さんの住むまちにも
身近にある
コンビニエンスストア。
地域によって
客のさまざまなニーズに応える
商品の充実や サービスの多様化が
目立ちますね。
この記事には、大阪府吹田市に
コンビニ業界大手のローソンと、
吹田市役所、
吹田市障害者の働く場事業団、
3者の協同により実現した
“ 福祉型 コンビニ ” がオープンした
と ありました。
吹田市が、
障がい者の自立支援に向けた
取り組みの一環として、
市役所地下に 店舗設置の計画。
そこに 吹田市内にある
障がいのあるひとが働く事業所の
社会福祉法人 ぷくぷく福祉会さん、
社会福祉法人 ヒューマン福祉会さん、
社会福祉法人 さつき福祉会さん、
社会福祉法人 のぞみ福祉会さんの 4法人が
吹田市内にある
障がいのあるひとたちが働く事業所を
取りまとめるべく
「 吹田市障害者の働く場事業団 」を 設立し、
市と 協議をかさねたそうです。
オープンした コンビニでは、
吹田市内にある
障がいのあるひとが働く事業所でつくられた
クッキーや 手織り製品など
50種類以上を 販売されるそうです。
そして 現在、
3人の障がいのあるひとが 職場体験中で
今後、雇用契約を結ぶ予定だそうです。
このような取り組みは、
障がいのあるひとの 就労機会や
実習の場の確保、
工賃向上 にとどまらず、広い意味で
意義のあることだと思います。
そして 日々を暮らすうえで 大切な、
そのまちに住む
障がいのあるひと、高齢のひと、
小さな子どものいる家族 など
あらゆるひとたちの
住みよい環境になることへつながる
取り組みだと思います。
見方を変えれば
このような “ 福祉型コンビニ ” を
出店する ということは、
コンビニエンスストア業界にとっても
他社との差別化につながり、
“ 生き残ること ” に
つながるのではないでしょうか。
“ 福祉型 コンビニ ”。
地域ごとの特色をもち、
社会のニーズに 応えることができる
“ 個性的な コンビニ ” として
各地に 点在してほしいですね。
*一般社団法人吹田市障害者の働く場事業団
吹田市内にある
23の福祉団体で 構成されており、
障がいのあるひとの求人や
企業からの 軽作業や製品などの
受注窓口としての機能 とともに
求人開拓や 就労支援なども行われます。
*ローソン 吹田市役所店
大阪府吹田市泉町1−3−40
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