福祉施設職員が出会った表現と日常展
[2015年02月20日(Fri)]
奈良県内にある
福祉事業所の職員さんたちの
さまざまな思いがこもった、
きっと 今までに見たことのない
展覧会の 紹介です。
ちょっと みてみて!
〜 福祉施設職員が出会った表現と日常展 〜
― 特等席から見る風景
福祉施設の中では いったい
どんな日常が 繰り広げられているのだろう?
障害をもつ人々と
私たちスタッフしか知らない秘密の世界。
日々表出する
驚きと魅力にあふれた出来事を
少しだけ お見せします。
比較的ゆったりとした時間のなかにあって、
彼らはとても忙しく行動しているように見えます。
自ら語られることのない
一見 不思議にも見える
彼らの行動に目を凝らすと、
私たちは とびっきりの発見に
胸を打たれる時があります。
彼らの懸命な呼吸を 生々しく感じ、
それぞれのストーリーに思いを馳せます。
これは 彼らの生きる術?
究極の 暇つぶし?
いずれにしても 彼らの日々の断片は
純粋で 輝きに満ちていて
感動せずには いられません。
今回の展覧会では
日常の循環の中から、
福祉施設職員が それぞれ
気になるものを選んで 持ち寄りました。
私たちしか知らない秘密、
特等席から見る景色を
ちょっと 覗いてみませんか?
そこには きっと
新鮮な出会いが あるはずです ―
(フライヤーより)
日々 障がいのあるひとたちと活動する
職員さんのドキッとする瞬間や
日常のようすなどが 切り取られ
展示されています。
開催にあたっては、職員さんたちが
一から 作品や表現について考え、
コンセプトづくりから
展示まで されたそうです。
今回の経験は、
展覧会をひらくプロセスの
貴重な体験にも なったのではないでしょうか。
展覧会は いずれも奈良市内で、
下記の2回、2ヵ所で 開催されます。
@ 会期・会場:
2015年 2月17日(火)〜22日(日)
10時〜18時(最終日は15時迄)
アートスペース上三条
奈良市上三条町4(近鉄奈良駅より徒歩約5分、
JR奈良駅より徒歩約7分)
A 会期・会場:
2015年 2月26日(木)〜 3月1日(日)
10時〜18時
かしはら万葉ホール 展示ギャラリー
橿原市小房町11-5
(近鉄畝傍御陵前駅より徒歩約15分)
参加団体:
社会福祉法人 いこま福祉会 かざぐるま
社会福祉法人 以和貴会 我楽(GALA)
社会福祉法人 在友会 アトリエ創佳舎
社会福祉法人 綜合施設美吉野園
大淀授産所・吉野学園
社会福祉法人 萌
コミュニティスペースはなな
社会福祉法人 わたぼうしの会
たんぽぽの家アートセンターHANA
講師・展覧会監修:
森口ゆたかさん
(NPO法人アーツプロジェクト代表)
主催: 一般財団法人 たんぽぽの家
平成26年度 障害者文化芸術活動支援事業
(厚生労働省)
このような展覧会があると知った瞬間、
伝えずにはいられない感情に包まれました。
障がいのあるひとたちの日常を
このような形で 伝えることができる。
それも、障がいのあるひとの身内ではなく
第三者が、見たことを感じたことを 表現して。
足を運べなくとも、
このような取り組みがあることを
知ってください。
障がいのあるひとたちの日常を伝える
このようなカタチも あるのですね。
* 一般財団法人 たんぽぽの家
奈良市六条西3-25-4
Tel:0742(43)7055
http://tanpoponoye.org/
*厚生労働省
障害者文化芸術活動支援事業
http://renkei-sgsm.net/
この事業は、
障がいのある作者やその家族、
障がいのあるひとたちの造形活動を
支援する人たちを支える
様々なプログラムを実施し、
そのノウハウを積み上げて、
全国に普及していくことを目的とされています。
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