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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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妊娠葛藤相談所 [2014年05月05日(Mon)]

昨年12月に書いた 命の選択9

妊婦の血液を 検査するだけで、
お腹にいる子の
13番、18番、21番だけの
染色体異常がわかる
新型出生前検査。

検査だけが 独り歩きしている現状は
続いています。

出生前検査の前に
必要な遺伝カウンセリングが
十分でない現状に
変わりはありません。

この1年間に
新型出生前検査を受けた妊婦は
約7800人。

検査を受けた妊婦とその家族は、
お腹にいる子に 障がいがあるとわかったとき、
産んで育てることができるかどうかを
短期間に 決断しなければなりません。

そのなかで、
医療的なことばかりの
説明要項に疑問を感じている医師が
多数いることを 知りました。

同時に、ドイツで 進められている、
「 妊娠葛藤相談所 」を知りました。


ドイツでは、
お腹の子に障がいがあるとわかった直後から
混乱する妊婦に対して、
医師と相談員が 情報共有し、
妊婦と一緒に考える場があります。
それが「妊娠葛藤相談所」です。
公的な 相談機関として
ドイツ全国に 設置されています。

この「妊娠葛藤相談所」は
出生前検査を行うフロアと
同じフロアに設置されています。

限られた時間のなかで
医師と相談員が
妊婦やその家族の決断に寄り添い、
必要な情報を提供するためです。

「妊娠葛藤相談所」の相談員は、
専門のトレーニングを積んでおり、
無料で 何度でも
カウンセリングを受けることができます。
加えて、
同じような体験をしたひとや 支援団体も
即座に 紹介してくれます。

これらのことは 任意ではなく、
出生前検査の急速な広がりに対応するために
法律が 改正され、
お腹の子に障がいがあるとわかった場合、
検査を行った医師は
妊婦に 相談所を紹介しなければならないと
ドイツでは 義務付けられています。



妊婦と その家族が
あらゆる可能性について
じっくり話すために 必要なことを整える。

ドイツの状況を知り、
日本の現状が
どれだけ未熟で不完全かを
知ることになりました。


あくまでも、
出生前検査は、個人の判断によるものです。

しかし、
自分の周りに居る
障がいのあるひとたちが、
自分の人生を 楽しめる暮らしが出来ていて、
その家族も
自分たちの人生を 楽しめる暮らしが出来ている、
そんな様子を
常日頃から見知っているのなら、
命の選択を あえてすることはない と思うのです。

それでも あえて必要なことならば、
遺伝カウンセリングの整備を
早急にしないと
と、声を大にして 言いたいです。








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