選挙に行くこと、投票するということ 3
[2014年02月01日(Sat)]
障がいのあるなしにかかわらず
すべてのひとの 選挙権が
正しく 行使できるようにと、
福祉施設に 選挙候補者を呼んで
「 選挙の話を聞く会 」が、
今月ある 東京都知事選を前に開催された
と いう記事を目にしました。
「 分かりやすく話して 」都知事選の演説会
(2014年1月27日号:週間福祉新聞)
知的に障がいのあるひとたちに向けた
「 わかりやすい演説会 」が
狛江市地域自立支援協議会 の主催で
東京都狛江市で 開催されました。
昨年夏にあった 参議院選挙の時に
「 選挙に行くこと、投票すること 」でも紹介した
社会福祉法人 滝乃川学園(東京都国立市)さんが
1981年から 施設内で開いている
「 選挙のお話を聞く会 」に学び、
狛江市地域自立支援協議会さんが
この場を設けられたそうです。
演説会には、5陣営が出席、
約200人が参加 とありました。
宇都宮健児氏や ドクター中松氏は 本人が、
細川護煕氏は代理で 妻の佳代子氏が出席し、
舛添要一氏は欠席したが メッセージを届けた
と ありました。
来られなくても、代読するかたちで
候補者自身の言葉を 届けることもできるのに、
全候補者が参加していないことに
驚きました。
各10分の演説を聞いて
参加者の感想は、「話が むずかしいです」。
「 分かりやすく 話してくれて、
都政を任せられそうな人は 誰だろう 」と
一所懸命 聞く耳を向けても、
候補者の配慮は
まだ欠ける現状が そこにあり、
すこし 残念に思いました。
でも、こうした場に 選挙候補者が来て、
有権者である 障がいのあるひとを前にし、
彼らの生の言葉を 耳にする機会は、
政治家に
障がいのあるひとたちの姿を
見て 知ってもらう 機会にもなります。
「選挙候補者の話を 障がいのあるひとが聞く」
ことは、周りの 誰かが
そういう機会を つくらない限り
なかなか 実現しません。
このような 取り組みは
全国的にまだ 稀なことだと思います。
これを知った
福祉施設に かかわるひとたちが、
ひとりでも
自分たちに置き換えて 行動してほしい、と。
そして、このような機会に、
選挙候補者が 何かを感じ取ってくれ、
そこから
障がいのあるひとへの理解を
深めることにつながれば、と思います。
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