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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



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ハハヨ、コロスナ [2012年07月17日(Tue)]

今日は、こちらの記事を読んでの ひとりごとです。

「 介護62年 長女刺殺の85歳母に 猶予判決 」
        ( 2012年7月9日付け: 読売新聞 )

重い障がいのある長女(当時62歳)を殺害したとして、
殺人罪に問われた母(85歳)の
裁判員裁判の判決が先日ありました。

「 結果は重大だが、長年 献身的に長女の介護を続けた母に
同情の余地がある 」とする 猶予刑が下されました。


被告(母)は 1998年に夫を亡くして以降、
脳性マヒで重い障がいのある長女の介護を
ほぼ一人でしていました。

長女の体が不自由になった約8年前からは、
夜中も2度起きて オムツ交換をしていました。

そして、母自身が自宅で転倒し、右肩を骨折した後は、
利き手が不自由になり、
自身も家事を手伝ってもらう 訪問介護が必要になります。

「 これ以上、介護を続けられない 」と 思い詰め、
自宅のベッドで寝ていた長女の首をタオルで絞めて
殺害するに至ります。


「 62年にわたって 長女の介護に尽くし、
深い愛情と 強い責任感があった」と
母の献身的な介護を知る隣人は 事件後、
寛大な処分を求める嘆願書(1062人署名)を提出。

法廷でも「 娘への深い愛情の結果で、本当に 気の毒だ」と
証言したそうです。

そして 判決には、
「 子を失ったことが、
あなたに対する刑 と言えるかもしれない」と、
裁判長の言葉が。




介護されるひとへの支援は あっても、
介護する家族を支えるサービスが まだまだ少ない現状を、
知ってほしい。

そして 介護に携わるひとたちが この事件を教訓に、
被告のような立場のひとたちに「 何が できるか 」を考え、
支援を充実させることへつなげることが 本当に必要です。


実は このような内容の事件は、
今に始まったことではありません。

全国で 同じような事件が 繰り返し起きている事実を、
少なからず 皆さんもご存知かと思います。

今回の事件について 調べているなかで、
この本の存在を はじめて知りました。


『 母よ! 殺すな 』


脳性マヒの障がいがある 横塚晃一さん(故人)が
日本脳性マヒ者協会・青い芝≠フ機関誌に寄稿した文などにより
1975年に出版された本(絶版)です。

今から 40年近く前に書かれた この本には、
今回のことと 変わらない内容が
記されていることを 知りました。



自分のなかで 繰り返される、驚きと落胆。

このような事件が 繰り返される 根本には、
何があるのでしょうか。

そして、
この本が 思い出されないときは、
要らなくなるときは、
いつ 来るのでしょうか。







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