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きょうの福祉

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命の選択 [2012年01月20日(Fri)]

『 命の選択。助長の懸念 』
(2012年1月12日付け: 読売新聞)
という記事を見ました。

それは、「妊婦の血液検査だけで、
胎児が ダウン症かどうかをほぼ確定できるという
出生前診断が 米国で始まった」
というものでした。

出生前診断とは、おもに、
腹部に針を刺して 羊水を摂取し 検査する
「羊水検査」をもとに行う方法を 指します。

約0.5%の流産の危険性がありますが、
胎児の染色体異常を調べる方法として
既存しています。

昨年10月から、アメリカのバイオ企業
「 シーケノム 」が始めた、
妊婦の血液を分析して
胎児の染色体異常を調べる 方法。

羊水検査時に伴う、流産の危険がなく、
妊娠初期に診断できるのが 特徴 と
言われていますが、
安易な検査や 人工妊娠中絶の増加に
つながるのではないか との懸念が
指摘されている とありました。


何より気になるのが、この検査が
ダウン症のみを対象とする点です。

日本ダウン症協会 理事長の 玉井邦夫さんも
「ダウン症児は 排除されて当然という
世の中の流れを 危惧する」
と話しておられます。

今までも、羊水検査などの
出生前診断については、
親の遺伝についてなどの必要なケースを除いては、
『 命の選別 』 につながるとして
常に問題となっていました。

安易な検査、そして
確定とは言えない診断結果、
技術的な問題と、
懸念されることばかり に見えます。

ただ、 昭和大(東京都)が昨年、
出生前診断に携わる産科医らと
妊婦 計395人に実施した調査 によると、
この検査を希望する
すべての妊婦が受けることについて、
妊婦の98%は 賛同したが、
医療者は36%にすぎない、という
日本の医療者に賛同が少ない結果が救いですが、
流産の危険がない検査 なので、
安易に 検査を受けるひとが
増えるのではないかと 危惧します。


「 検査を 受ける 」 と言うこと。
それはもう すでに、
「 命の選択 」 「 命の選別 」 を
しているのと同じだと、私は 思います。

この事に関しては、
ひと それぞれ、生き方があるのと同じように、
選択も さまざまだ、と 私は言いたくないです。





*出生前診断 について、
日本では 法的な規制がありません。
日本産科婦人科学会が
運用指針を定めていますが、
新たな検査が 導入されるたびに、
精度や安全性を巡る議論が
繰り返されるだけで、
傍から見ていると、
ただ堂々巡りをしているだけに見えます。
どうすれば、ひとの勝手な操作は
なくなるのでしょうか。







タグ:命の選択
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