ゲストアシスタンスカード
[2011年08月18日(Thu)]
先日、東京ディズニーリゾート に行ってきました。
今回で 5回目。
また行きたくなる不思議な空間 だと
いつも感じています。
初めて行った時のこと。
あるアトラクションに並んでいました。
ひとの多さ、列に並ぶ ひとの熱気 に、
おもわず 「いやや〜」 と声を発し泣き出した なお。
そそくさと並んでいた列から離れ、
はぁー とため息。
その時、スタッフがやさしく声をかけてくれ、
ゲストアシスタンスカードの存在を
教えてくれました。
(以前から 風のウワサに聞いたことはありました)

2000年4月からある このカード。
当初は、
身体的な障がいがあるひと向けでした。
自己申告でカードが取得できるため、
不正利用者が増え、
一旦 廃止した 時期がありましたが、
2002年5月から 一部利用内容を変更し、
現在に至っています。
今は 身体障害者手帳保有者 だけでなく、
療育手帳 などを持つひと、
そして 母子手帳をもつひと(妊婦)、
高齢のひと も
自己申告で利用できます。
このカードを持つことで 受けられるサービス は、
あくまで アトラクションの待ち時間を
列に並ばなくていい ということで、
並ばずにすぐ入れる ということではありません。
「 待ち時間を列から離れて待つ」 ということです。
それに、ひとつのアトラクションでカードを使い
待機している時は、
他のアトラクションでのカード利用はできない、
という決まりもあります。
場合によっては
連れのひとは列に並んでいただきます と、
カードに明記されています。
さまざまな施設 において、
障がいのあるひとの利用料金が
割引になったり、
本人と介助者が無料 になったり
するところがありますが、
私はそれがよいことだとは思っていません。
「 利用料は 区別なくしっかり取る。
そのお金で、
利用する全てひとが気持ちよく楽しめる施設 になるよう、
改良に努めてほしい 」 と。
ディズニーリゾートには
障がいのあるひとの料金割引はありません。
しかし
「 訪れる全てのひとが楽しめるように 」 と
随所に 工夫や物心両面のサポート体制を
取っていると感じます。
本来,あるべき姿に近い
公共施設といっても過言ではないと 思っています。
障がいのあるひと は 「特権」 を求めるのではなく、
「 健常者と同じサービスを 受けられるために
必要なサポート がどんなことかを
社会に伝える 必要がある 」 のではないでしょうか。
*ゲストアシスタンスカード について、
東京ディズニーリゾートのHP には
記載がありません。
利用者からの申し出 により対応してくれます。
初めてのひとは、
インフォメーションセンターに事前連絡してからの
来訪をおすすめします。
【子とともにの最新記事】
匿名希望さん
コメントを拝見しました。
お知らせいただき、ありがとうございます。
近々、「ディスアビリティアクセスサービス」と
「合流利用サービス」について
記事にする予定です。
気づきをいただき、感謝です。