知ってもらう 13
[2022年07月23日(Sat)]
介護の資格を取る。
介護職員初任者研修の受験資格の年齢下限が
16歳と初めて知り、そして
その研修の
新たな仕組みが生まれたことを知りました。
それは『 介拓奨学生プログラム 』。
現役の高校生が介護の資格を取って
福祉事業所で働くことで
進学費用を貯めてもらおう、という取り組みが
今月から 愛知県で始まりました
(今回の参加者募集は 締め切られています)。
進学したいけれど
高額な学費の負担が壁に感じる、
貸与型の奨学金をたくさん借りるのは不安、
でも 自分の力で 自分の未来を 切り拓きたい。
そんな思いをもつ高校生に、
自分の未来を自分で開拓していく道を提案したい
という思いから生まれた
『 介拓奨学生プログラム 』。
―― 介護福祉は、自分の将来で活躍するための力、
例えば、コミュニケーション力やチームワークなどの
スキルを磨けるだけなく、
どの地域でも役立つ「資格」につながります。
最終的に介護福祉で就職するかはあなた次第。
違う道を選んでもいいんです。これからの高齢社会では、
介護福祉で得た経験はどの業界でも使える
「生きた経験」になります。――
( 介拓奨学生プログラム HPより )
そもそも、介護福祉業界は
通常のアルバイトより時給が高く、
効率的に 進路のための資金を貯めることができます。
そして、全国どの地域でも役立つ
この「資格」を取得したことで、
その後 大学進学などで他府県で住むことになっても
資格を活かしたアルバイトにも就けます。
なにより、こうした機会を通じて
進路選択の1つとして
福祉業界に
関心を持ってもらいたいという思いがある、と。
愛知県で はじまった『 介拓奨学生プログラム 』 。
知れば知るほど、
全国に広がってほしいと思える取り組みです。
こちらのように
障がい福祉の社会福祉法人やNPO法人が
自ら集合体としてプログラムを運営するということが
難しい地域では、
自治体ごとに在る「 社会福祉協議会 」が
その意味を 意義を 地域に伝え、
集合体をつくる足掛かりを 担ってほしい。
「 社会福祉協議会 」については、
地域ごとで 存在感や役割の担い方がまちまちだと
実感しているわたしとしては、
「 社会福祉協議会 」に 立ち上がってもらいたい、と。
「障がい福祉が学費に困窮する高校生や大学生の力になる」。
ひとりでも 多くのひとに
知ってほしい、
ひとりでも 多くのひとへ
広げてほしいです。
*介拓奨学生プログラム HP
https://kaitaku.org/
参加団体:
社会福祉法人 むそう、
一般社団法人 アスバシ、
特定非営利活動法人 アスクネット、
公益財団法人 あいちコミュニティ財団、
特定非営利活動法人 地域福祉サポートちた、
特定非営利活動法人 ゆめはーと、
一般社団法人 日本福祉協議機構、
特定非営利活動法人 外国人就労支援センター、
特定非営利活動法人 ほっとほーむよっといでん
※「介護職員初任者研修」は
未経験者も介護の基本を学び、有資格者として
身体介護を行うことができるようになる基礎研修。
介拓奨学生プログラムでは、
高校生が無料で楽しみながら受講できるように、
若手講師陣や先輩と介護福祉の現場で学べる
工夫されています。
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