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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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支援が困難なひと  [2021年07月16日(Fri)]

「 支援が困難 」。

「 支援が困難 」と言われても、
それは「 場 」のことであり
「 ひと 」のことではない、と
わたしは思っています。

「 支援困難なひとに 会ったことがありません。
ただし、支援困難な “場 ”というものはあります。
その “場 ”を形成しているものは、
物理的な “空間 ”であったり
構成する “ひと ”であったりします。
その “ 場 ”に困難さを感じることはよくありますが
それは 施設だけでなく
家庭でもそうである と言えます」。

これは、あるシンポジウムで聞いた話です。

家庭で、
家族が揃った状態でのこと、
障がいのある兄は 施設から帰宅後
イライラして落ち着かない態度が続いていた、
父は 疲れてイライラしながら食事を摂り
そばにいた障がいのある兄は
もっと落ち着きをなくし声を出す、
それを見た受験勉強中の妹は
「 静かにして」と声を上げる、
その中で 母はひとり
父、弟に気を使いながら 兄を鎮めようとする、
と いった場合、
その “場 ”の やりくりを変えることで
避けられる衝突はあります。

母だけでなく、父も妹も、
兄の いつもとちがう様子に気付き
「 何かあったのかな 」と その可能性を考え、
少しでも兄の心に寄り添う “場 ”がそこにあれば。

では、施設で
考えてみた時はどうでしょう。

障がいのあるAさんが 何か失敗をしたとします、
それをただ何も言わず尻拭いをするだけの支援では
だめなことは 百も承知ですが、
「 原因を見つけてあげよう、何か辛かったのかな」と
考えることができる “ 場” は 整っていますか。

それも、Aさんの担当者だけが、
どれだけ福祉の勉強をして経験があったとしても
そこの “ 場” が
そうさせない “ 場” ならば、そこでは
Aさんのみならず
通所する入所する障がいのあるひとは
同じような対応を受け続ける といっても
過言ではありません。

家庭でも 施設でも
そこにいる、その “ 場” を構成しているひと、
それは、あなた自身 です。

あなたから “ 場” を 変えるしかないのです。


障がいの種別によって支援内容がちがう、
個々の障がいに応じた支援を担う、ということは
言うまでもなく 大切なことです。

と 同時に、考えなければならないことは
これも言うまでもなく
その支援がそのひとに合った支援であるかどうか。

そこで、「 そのひとに合う」ということの
優先順位を上げた時、おのずと
「 “ 場” の重要性 」が 浮かび上がってきます。

“ 場” を考え、整えることが出来れば
支援が困難なひとは 生まれない、と。


生活介護であれ、就労支援であれ、
福祉事業所・福祉施設に
通所・入所する障がいのあるひと
その誰ひとりも、
支援が困難なひとはいません。

もし、支援が困難だと感じることがあったとしたら、
今在る“ 場 ”を 改善してください。

そして もし、支援が困難だと言われたら、
“ 場 ” を整えるように、助言してください。

“ 場” を考え、整えることができたなら、
支援が困難なひとは 生まれません。













タグ:支援
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