知ってもらう 11
[2021年03月22日(Mon)]
3月21日は、世界ダウン症の日 でした。
2006年から、
世界ダウン症連合(DSI)は
3月21日を 世界ダウン症の日と制定し、
2012年からは、
国連が 正式な国際デ―のひとつとして制定以来、
毎年3月21日の前後には
ダウン症に関する啓発やイベントなどが
世界の各地で 行われています。
日本では、日本ダウン症協会さんが
今年も 2021年版 啓発ポスター を作成配布し
全国で 掲示の協力を募ったり
イベントを配信(無料)で行ったり、
そして、全国各地でも
さまざまな取り組みが 継続して行われています。
今年は、サプライズが ありました。
世界的に有名なミュージシャン Sting (スティング)が
「 今年の世界ダウン症の日キャンペーンに
参加できて光栄です。あなたの役割を果たして、
今日から “ 雇用チェーン ” を始めましょう 」
というメッセージとともに
ショートムービーを SNS上で発表しました。
『 The Hiring Chain 』
「 パン屋さんが
ダウン症のある シモーネを雇った、
そこで働くシモーネを見た法律家が
ダウン症のある ジョンを雇った、
事務所で働くジョンを見た歯科医が
ダウン症のある ソフィアを雇った、
その歯科医院で働くソフィアを見た農家が
ダウン症のある ケイトを雇った、
農家で働くケイトを見た理髪師が
ダウン症のある ポールを雇った…
( すべてのはじまりは )
The Baker hired Simone! 」
ダウン症のある彼ら彼女らを信頼し
貴重な戦力として雇うことで
変わっていく世界を
Sting の楽曲にのせて紹介した
この ショートムービーは、
世界で 話題になっています。
この映像を観て、
それぞれが感じたことを
個人の感想で終わらせるのではなく、
「 じゃあ、自分には 何ができるか 」を
少しでもいいので、考えてほしい。
皆さんのたずさわる仕事に
ダウン症のあるひとが加わる可能性を
考えてみてほしいのです。
現在、日本では
ダウン症のあるひとの平均寿命が
還暦(60歳)に近づき、
ダウン症のあるひとの8人に1人が
最低賃金法が適用される「雇用」に就いています。
ダウン症のある彼ら彼女らの
「 ひたむきさ 」と「 笑顔 」を知らないなんて
損していますよ。
*世界ダウン症の日 公式サイト
http://www.worlddownsyndromeday.org/
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