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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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教育の尻拭い  [2021年02月08日(Mon)]

福祉事業所で働くひとの中に、
特別支援学校の在り方について
疑問を呈するひとがいます。

年々、その数は増えていると
肌で感じているひとりです。

障がいのある子が、
6歳から15歳(もしくは18歳)まで
その席を置く 特別支援学校(特別支援級)。

1年のほとんどを過ごす学校という環境が、
障がいのある子にとって
どれだけ影響力があり大切かは
言うまでもありません。

特別支援学校で
どのような “ 教育 ” が行われているのかを
福祉事業所で働くひとに
聞かれたことがありました。

「教科書はどのようなものを使っているのですか」
「コミュニケーションを取る方法の提示は
教員からあるのですか」
「特別支援の資格を有する教員が担任なら
障がいの特徴を理解し、一人ひとりに応じた
学びの提供があるでしょうね」。

「教科書は 特別な物はありません」
「授業でコミュニケーションを取る方法を習得するという
概念は、教員の頭の中にないようです」
「特別支援の資格と言っても、数日の研修で採れます。
通常学級から特別支援学校(学級)へ
異動してきた教員の多数は、
通常学級でツカイモノニナラナカッタひとに見えます」。

これらは、わたしの経験に基づいた返答です。


特別支援学校(学級)での “ 教育 ” とは、
何なのでしょうか。

そこで 何を “ 教育 ” しているのでしょうか。

年齢、学年に応じた “ 教育 ” を
繰り広げているだけで、
障がいのある一人ひとりの児童生徒にとって
それが 必要な “ 教育 ” なのかを問われ、
ハイと言い切れる教員は どれだけいるでしょうか。


学校とは、そもそも
子たちが社会へ出るために必要な
さまざまなことを学ぶ場。

特別支援学校(学級)が
障がいのある子が社会へ出るために必要な
さまざまなことを学ぶ場になっているかと問われると
わたしは 首を縦に振れません。

文字を習う、数字を書く前に、
ひととコミュニケーションを取ることを
障がいのある子一人ひとりが身につけることこそが
必要であって、それがあった上に
学校での “ 学び ” は 成立します。

特別支援学校(学級)の教室で、
障がいのある児童生徒と
意思疎通を取れている教員は
どれだけいるでしょうか
(ひとりでも多くいることを望みますが)。

「 誰かに 有効な支援が
他の誰かにも 有効とは限らない」ことや、
「コミュニケーションを取ること=話しかけること
ではない 」ということを知らない教員は
どれだけいるでしょうか
(ひとりでも多くいることを望みますが)。


学校 という場 が、
教員 という枠 が、
その機能を果たしていない状況が続いています。

「 知らないことを学ぶ 」のは
まず 先に、特別支援に携わる教員 です。



「 教育の尻拭いを 福祉がやってるのに、
教育現場に その自覚がないんだよね 」。

福祉事業所で働くひとの
この言葉が
今も、頭から離れません。















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