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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」
 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。


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水福連携  [2021年02月02日(Tue)]

先日、牡蠣の養殖に取り組む事業所さんを
取り上げた記事を 目にしました。

「 障害者が牡蠣を養殖、水福連携で注文殺到」
 ( 2021年1月22日付け:福祉新聞 )

三重県の的矢湾近くにある
三重県志摩市社会福祉協議会 ひまわりさんは、
全国でも珍しい
牡蠣の養殖の仕事をされています。

三重県志摩市は
牡蠣や真珠の養殖など
水産業が盛んな地域であることから、
地場産業を活かす取り組みとして
ひまわりさんでは、
漁業協同組合の准組合員として漁業権を持ち、
的矢湾で7台のいかだを使い
牡蠣の養殖を 約5年前から行っています。

冬牡蠣の旬の時期を迎え、大忙しで、
牡蠣のネット通販でも
リピーターが多く、
今期の受け付けを一時休止するほどの
注文が殺到している、という記事でした。


そもそも、2013年頃に、
地元業者から
障がいのあるひとが働く事業所が
出荷前の牡蠣の殻の洗浄する仕事を
請け負うことからはじまりました。

イカダには足場を設置することで安全を確保し、
複雑な作業は
分割することで従事できることを確認したりと
作業環境を整えて、2016年には
合同会社志摩ふくし水産 を設立。

志摩市社会福祉協議会さんが、2018年に
当時 社会福祉協議会が漁業に参入する
全国初の取り組みとして同社の事業を引き継ぎ、
今に至っています。


牡蠣の養殖は
想像してもわかるように
容易なことではありません。

イカダに コレクター(ホタテの貝殻)をつけた
ロープをつり下げて 牡蠣の種を付着させ、
ある程度大きくなると コレクターから外して
数十個ずつ丸かごに移し 再びつるして成長させて
その養殖には、約1年かかります。

牡蠣の種付け準備、
養殖過程で牡蠣に付いた不純物を刃物ではぎ落とす
牡蠣の清掃、丸かごの修繕など、
イカダの上での作業では
安全面の配慮も 欠かせません。


今後、これらの規模を拡大するには、
事業所の職員さんの牡蠣養殖に関する知識や経験と
船舶免許も必要となる と言われています。

そして、その年により
海水温などによる牡蠣の成長が左右されるなど
安定するかどうか難しい面もあるのですが、
過疎化や高齢化による空いた養殖区画の活用と
引退した養殖経験者が
指導員として事業に携わることにより
地元の雇用につながる期待もある、と。


障がいのあるひとが 地場産業の仕事を担い
地域を活気づけることにつながる
「 水福連携 」。

「 障がいのあるひとが活躍することが
あたりまえの社会を目指したい 」と、
3年前に 三重県水産資源・経営課のひとが
語っていたことを思い出しました。

あまり知られていないところで、
障がいのあるひとが
従事する
従事できる仕事が
着実に 増えています。

さまざまな立場のひとの知恵と思いの上に
地道に続けてきたから
ここに 至っているのですね。





*社会福祉法人 志摩市社会福祉協議会
三重県志摩市磯部町迫間955番地
https://shima-fukushikyo.or.jp/

*「志摩水福」公式サイト
https://shima-fukushikyo.or.jp/shimasuifuku/

※残念ながら、今シーズンの冬牡蠣販売は
終了されています。












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