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きょうの福祉

「障がい者というコトバを
    使わなくて済む社会になればいいなぁ」

 障がいのあるひとが、
 地域で役割を担い、ふつうに生きる。。。
 この願いに向かう kyokyo の日々をつづります。



「今出来ること」という一人ひとりの小さな道が一緒になって大きな道へ
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わくわくパレード  [2020年02月21日(Fri)]

今年も 開催されます。
アトリエやっほぅ!!さんの展覧会 vol.10。


わくわくパレード 2020.jpg



        〜 わくわくパレ―ド 〜
       アトリエやっほぅ!! 展 vol.10       

 会 期:2020年2月24日(月・祝)〜3月1日(日)
        12時 〜19時  【 最終日は18時迄 】

 場 所:同時代ギャラリー
      京都市中京区三条通り御幸町角1928ビル2階
      http://www.dohjidai.com/
 
 主 催:社会福祉法人京都障害者福祉センター
     京都市ふしみ学園
 後 援:京都新聞、産経新聞厚生文化事業団、
     京都ほっとはあとセンター




―― 京都市の南、酒蔵が多く建ち並ぶ伏見区にある
 京都市ふしみ学園の中で私達は
 アトリエやっほぅ!!として
 2008年に創作活動を始めました。
 裏紙に絵を描く事から始まりましたが、
 生まれた絵は何とも言えない
 不思議でわくわくする作品。
 次第にメンバーそれぞれに合った
 画材を使うようになり
 作品も成長していく事で、
 少しずつやっほぅ!!の活動も広がりをみせました。
 今回の展示では
 初期の作品から2020年最新作まで、
 メンバー達がどんな歩みを進めてきたか
 ご紹介します。――
              ( フライヤーより )



今年で 10回目を迎えた
“ やっほぅ!! ギャラリー” では、
平日のみですが
メンバーのひとが会場で制作され、
その様子も見れるそうです。
そして、
やっほぅ!! で 生まれた絵からできた
オリジナル雑貨も 販売されます。


“ わくわく ” しながら、
やっほぅ!!ワールドを
たっぷり楽しめると思います。

お近くのひとは
ぜひ、足を運んでみてください。
初めてのひとも、ぜひ。





*京都市ふしみ学園 アトリエやっほぅ!!
京都市伏見区紙子屋町544
http://atelieryoohoo.com













ドキュメンタリー映画『 うたのはじまり 』 [2020年02月15日(Sat)]

音は、
どんな色をして
どんな形をしているのだろうか、
“ うた ” は、どこから来たのか ――

ドキュメンタリー映画『 うたのはじまり 』は、
聾の写真家、齋藤陽道さんが
嫌いだった “ うた ” に 出会うまでのストーリー。





齋藤さんは 幼少期の頃の苦い経験から
“ うた ” が 嫌いで、
音楽は “ 振動 ” としか
捉えることができずにいました。

1983年生まれの彼は
東京都立石神井ろう学校を卒業後、
20歳で 補聴器を捨て カメラを持ち、
聞くことよりも 見ることを 選びます。

2010年に
第33回キヤノン写真新世紀優秀賞を 受賞。
2013年には
大規模な個展『 宝箱 』を開催。
昨年末には 写真集『 感動、』を刊行。

そして、
聾の写真家 麻奈美さんと結婚し、
息子を授かります。
息子さんは 聴者でした。

ある日、生後間もない息子が泣いているときに
自分の口から ふと こぼれた
「だいじょーぶ、だいじょーぶ」。

心から
こぼれおちた
それは “子守歌 ” でした。

無意識に現れた “ うた ” は
一体 どこから来たのだろう。
音は
どんな色をして、
どんな形をしているのだろうか。

子育てを通して
斎藤さんが見つけ出した
音楽への答え、とは。


このドキュメンタリー映画『 うたのはじまり 』は
今月22日(土)より
シアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区)での
公開を皮切りに、
3月27日(金)より
京都シネマ(京都市)、
3月28日(土)より
シネ・ヌーヴォ(大阪市)で、
そして
名演小劇場(名古屋市・日時未定)で、
劇場公開されます。


ぜひ観たい、観てほしい映画です。





*ドキュメンタリー映画『 うたのはじまり 』
公式サイト
https://utanohajimari.com/
監督・撮影・編集:河合宏樹
出演:齋藤陽道、盛山麻奈美、盛山樹、七尾旅人、
   飴屋法水、CANTUS、ころすけ、くるみ、
   齋藤美津子、北原倫子、藤本孟夫 他
配給:SPACE SHOWER FILMS
【PG12】











こども宅食 [2020年02月09日(Sun)]

3年前の夏、拙ブログで書いた 子ども食堂

その頃には すでに、
その在り方に
さまざまな声がありました。

全国の都市部を中心に、現在
約3,700カ所はあると言われている 子ども食堂。

地域によって
根付くところがある一方、
助成金が無くなったなどから
閉鎖した場も たくさんありますが、
子どもたちの 心とお腹を満たす場として、
必要とされている現実は 変わりません。

そのような中で、始められた
ある取り組みがあります。

子ども食堂に集うひとたちを見て、
「 本当に支援が必要な子や親は
ここにすら、来れないのではないか 」と思うことが増え、
“ 食堂 ” という場に
「 来る 」ことを 待つのではなく、
声を上げられない子や
助けを求められない親のもとへ
「 届ける 」。

『 こども宅食 』。

こども宅食は、
生活が厳しい家庭へ
定期的に 食品を届ける取り組みです。

定期的に食品を届けることを きっかけに
見守りながら、
利用する家族の 生活状況を把握し
状況が悪化する予兆を察知し
そこから、食品以外に
必要な情報や さまざまな支援を
提供していくことを 目指しています。

経済的に苦しい状況を 地域のひとに知られたくない
仕事のために 平日に自治体の窓口へ行けない
自分から子ども食堂などの
居場所へ行く勇気がない、など
自分から話し出せない
助けを求められない 親子がいる。

その存在を 見過ごせない。

そこから『 こども宅食 』は 生まれました。


今在る 社会保障制度は、
それを利用し支援を受けるためには
「 窓口に行き、相談して、申請する」ことが必要です。

そうです、支援を受けるためには、
自分が 声を上げなければ
自分が 動かなければ
何も はじまらないのです。

そうです、ここにも「 申請主義 」の陰が。

相談窓口で「 待つ 」のではなく、
必要なひとに手を差し伸べることが
社会には 必要です。もちろん この日本にも。



2018年秋、
『 こども宅食 』を 全国へ広めるために
こども宅食応援団さんは 生まれました。

東京都文京区をはじめ、
都内では 江戸川区、
そして、長崎県長崎市、宮崎県三股町、
佐賀県佐賀市 と
全国で 広がりつつある『 こども宅食 』。

必要とされている このアウトリーチが、
広がることを望みます。

誰ひとり見逃すことなく、
必要なひとのもとへ 届きますように。




*一般社団法人 こども宅食応援団
https://hiromare-takushoku.jp/













ドキュメンタリー映画『 ゆうやけ子どもクラブ! 』 [2020年02月03日(Mon)]

障がいのある子たちが
放課後や夏休みなどを過ごす場に密着した
ドキュメンタリー映画『 ゆうやけ子どもクラブ!』。

昨年11月に
ポレポレ東中野(東京都中野区)で初上映され、
横浜、名古屋でも 上映されました。






舞台となる “ ゆうやけ子どもクラブ ” は
1978年、
放課後や夏休みに
子どもの活動場所がほしい という
親の切実な願いで 誕生しました。

全国でも、障がいのある子の放課後活動の
草分け的な存在です。

現在は、児童福祉法に基づく
放課後等デイサービスの施設として運営され、
小学生から高校生までの
知的な障がい、発達の障がいなど
約70人が 利用しています。


映画は、ゆうやけ子どもクラブでの
子たちの “ 時間 ” を描き、
「 子どもたちにとって 大切なことは何か 」を
問いかけています。

遊びを通して、職員や友だちと 人間関係を築き、
自分の気持ちを伝えられように成長する姿が
映し出されています。

そして、子たち一人ひとりに
適度な距離感をもって接することの
大切さと大変さが
描かれています。

このドキュメンタリー映画『ゆうやけ子どもクラブ!』が
アップリング吉祥寺(東京都)で
2月6日(木)まで 上映中です。

そして、3月中旬には
下高井戸シネマ(東京都世田谷区)での上映も
決定しました。


「 一人ひとりが自分らしく生きるための大切な一歩が
ここにある 」。
「 福祉とは、人間らしい人の輪を大きくすること 」。

映画の予告編にあった この言葉を
皆さんは、どのようにとらえますか。

さまざまなひとに 観てほしい映画です。
とくに、
障がいのある未就学の子をもつひとへ
この映画が 届きますように。





*ドキュメンタリー映画『 ゆうやけ子どもクラブ!』
公式サイト
https://www.yuyake-kodomo-club.com/
企画:ドキュメンタリー映画『ゆうやけ子どもクラブ!』
   上映実行委員会
製作:井手商店映画部
監督・制作:井手洋子
撮影:中井正義
配給:井手商店映画部、ピカフィルム
2019年/日本/カラー/DCP/112分


*ゆうやけ子どもクラブ
https://www.yuyake-kodomo.club/












農福連携、が突きつけていること  [2020年01月28日(Tue)]


過日に記した 農福連携、の次へ

「 このまま 農福連携を続けると、
ずっと、それは、福祉事業所の仕事のままになり、
いつまで経っても 賃金は、
給料ではなく 工賃のままなのです 」。

この部分が、一番伝えたかったことでした。

そして、「 子どもにお金を残してあげるよりも
社会の一員として生きていける環境を
整えてあげることが 親の使命だ 」という
親御さんの声がありましたが、
そこから、親や家族だけでなく
障がいのあるひとが働く場に携わる
あらゆるひとびとに意識してほしい という
強い思いが ありました。

わたしのなかでは、
それは、もう、
意識、の レベルではないかもしれません。

だって、“ 農福連携 ” と聞くたびに
それが キレイゴトに 見えはじめたから。



2016年に
「一億総活躍プラン」が閣議決定され、
そのなかに
「 障害者等が、希望や能力、障害に特性等に応じて
最大限活躍できる環境を整備するため、
農福連携を推進する 」という内容が
盛り込まれていました。

そこから、障がいのあるひとが
農業分野における
就農、就労の促進が 位置付けられました。

ここで言う
就農、就労、とは、ずっと
福祉事業所で おこなわれることを
意味しているのでしょうか。

わたしは、そうは 思っていません。

だって、ずっとこのままだと、
福祉事業所での就農、就労=低賃金 が続くと
“ 農福連携 ” は、
“ 社会が いいように 利用 ” した
で 終わってしまう と思っているからです。



「 働くひと 」。

今、 研修生制度で来日して働く
外国人労働者の
劣悪な労働条件が 問題になっています。

これらだけでなく、
非正規雇用者などの 低賃金構造もあります。

しかし、これらのことよりも
もっと劣悪で
低賃金な構造が
日本に存在しています。

“ 農福連携 ” に たずさわるひとたちへ。

知っていますか。
時給が30円、50円、100円 で
“ 働く ” ひとたちを。

福祉事業所で “ 働く ” ひとたちです。

かれらは “ 給料 ” ではなく
“ 工賃 ” を 対価としてもらっています。

知っていますか。
福祉事業所で “ 働いている ” のに、
1日5時間、
時給30円で 20日間 働いても、
事業所への送迎車利用の費用を差し引くと
工賃が 発生するどころか
お金を払って “ 働いている ” ひとが
たくさんいる ということを。


“ 農福連携 ” の福祉事業所で、
知的、精神、身体、発達など
さまざまな障がいのあるひとが 働いています。

この先もずっと、かれらには
時給30円、50円、100円の
今の “ 工賃 ” という体系を 突きつけるのですか。



全国の最低賃金が話題に上るたびに 思っています。

障がいのあるひとの
最低賃金を保証することに、
どうして 社会は 無関心なのですか。

「 障がいのあるひとも 社会の一員です 」というのなら
「 障がいのあるひとの 最低賃金の保障 」は
はずせないのではないでしょうか。


そして“ 農福連携 ” に たずさわるひとびとへ。

知らない、とは もう 言わないでください。

これからの “ 農福連携 ” の
体系を考えることが、
「 障がいのあるひとの 最低賃金の保証 」へ動く
原動力になってほしい と願います。













映画『 ザ・ピーナッツバター・ファルコン 』 [2020年01月22日(Wed)]

昨年春、
アメリカ・テキサス州オースティンで開催された
映画祭「 サウスバイサウスウエスト(SXSW)」で
観客賞を 受賞し、その夏に
アメリカ国内 17館の劇場で公開され、
公開6週目には
1490館の 拡大上映となった
映画『 ザ・ピーナッツバター・ファルコン 』が
日本に やってきます。







舞台は、アメリカ・ジョージア州サバンナ郊外。

プロレスラーになることを夢見る
ダウン症のある少年 ザックは、
ある日 養護施設から脱走し
ザックが憧れるレスラーの運営する
レスラー養成学校へ 向います。
道中、ザックは
逃亡中の漁師タイラーと遭遇し、
ふたりは なぜか一緒に旅をすることに。
養護施設から ザックを探しに追ってきた
看護師エレノアは
ザックを見つけたが、
エレノアも その旅に同行することに。

徐々に深まっていく 3人の関係性が
温かな目線で 描き出されています。


主人公で ダウン症のあるザックを演じるのは、
この作品が 俳優デビュー作であり、
自身もダウン症の
ザック・ゴッツァーゲンさんです。

タイラー役の シャイア・ラブーフさんが
撮影中に 迷惑行為で逮捕される事件を
起こしたことから
一時は 公開が危ぶまれていましたが、
昨年春、上記の映画祭で
無事お披露目となり、今に至りました。


映画『 ザ・ピーナッツバター・ファルコン 』は
2月7日(金)より
ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)を皮切りに、
キネマ旬報シアター(千葉)
静岡シネギャラリー、CINEMAe ra (静岡)
京都シネマ(京都)
KBCシネマ(福岡)など
全国で 劇場公開の予定です。


知ってほしい。
障がいがあっても
生き方に変わりはない、ということを。







*映画『 ザ・ピーナッツバター・ファルコン 』
公式サイト
http://tpbf-movie.jp/
原題: The Peanut Butter Falcon
監督・脚本:タイラー・ニルソン、
      マイケル・シュワルツ
出演:シャイア・ラブーフ、
   ダコタ・ジョンソン、
   ザック・ゴッツァーゲン ほか











認知症に優しいまち [2020年01月15日(Wed)]


先日、ある記事を目にしました。


「 介護のいろは25〜認知症に優しいまちとは?」
( 2020年1月5日付け:読売新聞 )


「 認知症になっても
住み慣れた地域で暮らし続けたいと望む人は多くいます。
そのためには 周囲の声かけや見守り、理解が必要です。
認知症に優しいまちを目指した取り組みが
広がっています 」と 始まった記事でした。

ある地域の商店街で行われた
認知症啓発イベントの様子が 続きます。

商店街には「 認知症の人に優しいお店です 」
などと書かれたステッカーを貼る店が
約20店舗あり、
通りには 椅子やテーブルが置かれ、
認知症のひとや買い物客らが談笑していた、と
ありました。

イベントの主催者は、
「 認知症になると何もできなくなる、といった
誤解や偏見が 根強いなか、
誰もが 希望を持って暮らせる社会の実現を
呼びかけます 」と ありました。

こうした『 認知症に優しい店 』の登録は
自治体などが各地で進めており、
従業員らが「 認知症サポート養成講座 」を受けた店が
登録の対象となる、と。

そして、認知症のひとらが外出中に困った際に示す
『 おでかけサポートカード 』を作成する団体さんが
紹介されていました。



記事では「 認知症に 」と 特定されていますが、
これは 認知症だけでなく、
「 障がいのあるひとに 」も 言えることなのにと
読み進めるにつれて、思い。

認知症のひとが
暮らしやすいまち ならば、
障がいのあるひとも
暮らしやすいまち だと、思い。

認知症など、
ぞれぞれの特性により
異なる支援があることは事実で 必要なことですが、
暮らすなかでの
ベースとなる部分は 同じだと思うのです。



最後に、これは いつも感じていたことなのですが
「 介護 」って、
高齢のひと のことだけを言うのですか。

障がいのある子や
成人した障がいのあるひとのことも
「 介護 」です。


分けずに考える部分が
福祉には、もっとあると思います。

障がいと高齢で 分ける必要のない部分が
もっとあると思います。

生きづらくしているのは、
もしかして
既存の福祉かもしれない、と
思い当たることは ありませんか。














ドキュメンタリー映画『 インディペンデント リビング 』 [2020年01月09日(Thu)]

全国に121在る 自立生活センター。
重い障がいがあっても
地域で自立して生活ができるように
必要なサービスを提供する事業所です。

センターは 障がいのあるひとにより運営され、
身体、知的、精神に障がいのあるひとの
サポートをしています。

日本に初めて生まれたのは 1986年。
1972年にアメリカで
世界初の自立生活センターが生まれてから
14年後のことです。

その自立生活センターを舞台に撮った
ドキュメンタリー映画『 インディペンデント リビング 』が
今春、劇場公開されます。







映画の舞台は
大阪府内に在る3か所の自立生活センター。
いずれも 代表は、
障がいのあるひとが務めています。

重い障がいがあっても
施設や親元ではなく
一人暮らしを目指すひとたちを追い、
自身も 自立を支援するヘルパーとして働く
田中悠輝さんが、
「 僕らを撮ってよ 」と
障がいのあるひとたちに依頼され、
3年前から 撮影を開始。

自立生活センターの代表さんたちの日常や、
知的に障がいのあるひとが
他人とのコミュニケーションが取りづらい など、
それぞれが抱える課題と向き合いながら
自立生活センターの職員とともに
自立へ向けて 奮闘する姿が描かれています。

自立とは、
自由とは、
自分らしさとは。

勇気とは、
期待とは、
チャレンジとは。

自分らしく生きる瞬間が、
その輝きが、
このドキュメンタリー映画には 詰まっています。

1月11日(土)から 第七藝術劇場(大阪市)で、
1月25日(土)からは 京都シネマ(京都市)で、
先行上映が決定しています。

そして、今春、
ユーロスペース(東京都渋谷区)を皮切りに
全国で 劇場公開される予定です。


あらゆる分野のひとたちに
老若男女に
観てほしい映画です。

全国津々浦々へ 広がりますように。





*ドキュメンタリー映画『 インディペンデント リビング 』
https://bunbunfilms.com/filmil/

監督 /田中悠輝
プロデューサー /鎌仲ひとみ
撮影 /辻井潔 田中悠輝 岩田まき子
   小角元哉 マット・フィールド
構成・編集 /辻井潔
音楽 /ガナリヤ サイレントニクス
   http://ganariya.jp/
   Cloud Nine(9)
   https://www.cloudnine-9.com/
製作 /ぶんぶんフィルムズ
   http://kamanaka.com
製作協力 /全国自立生活センター協議会
     http://www.j-il.jp
     自立生活夢宙センター
     https://www.npo-muchu.com
助成 /文化庁・芸術文化振興基金
   全国自立生活センター協議会
   公益財団法人キリン福祉財団
配給 /ぶんぶんフィルムズ
2019年製作 /98分 /日本


※第七藝術劇場でトークショーが決定しました。
1月11日(土)11時回上映後
平下耕三さん(NPO法人自立生活夢宙センター代表)
渕上賢治さん(自立生活センタームーブメント代表)
田中悠輝監督が登壇、
1月12日(日)11時回上映後
田中悠輝監督が登壇、
1月13日(月祝)11時回上映後
玉木幸則さん(NHK「バリバラ」コメンテーター)
田中悠輝監督が登壇、の予定です。
詳しくは、第七藝術劇場HP
http://www.nanagei.com/ をご覧ください。











だれもが自己決定できる社会へ2020  [2020年01月03日(Fri)]



――大震災の直後にじぶんが言ったことばを、
 あらためて思い出すことが多い。
 そのなかのひとつに、
 「じぶんのリーダーは、じぶんです」というのがある。

 「周囲の意見とちがっても、じぶんで決めていいんだ」
 というような意味だとか、
 「じぶんで決めることから、逃げないで」
 という気持ちだとか、いろんなことを思いながら書いた。
 あのときには、考えたり行動したりすることの、
 ひとつひとつがとても重い意味を持っていたから、
 ぼくもある覚悟をして、腹の底から言ったつもりだった。

 あの時期の緊張感のなかで
 「じぶんのリーダーは、じぶんです」と言うと、
 受取るほうも、深いところで感じとりやすい。
 だから、「じぶんのリーダーは、じぶんです」は、
 ずいぶん重かったり深かったりすることばとして、
 あのときのような緊張はなくなった現在では、
 忘れられているような気もする。
 (というか、ぼく自身が、しばらく忘れていた)
 
 しかし、あらためて思ったのだった。
 そのことは、重くも、軽くも、言えることなのだ。
 「じぶんのリーダーは、じぶんなのよね〜」とかでもね。

 じぶんというリーダーが、決断したことなら、できる。
 薄着で試合観戦しているラグビー場で、
 「寒い、でも、おもしろい、寒いのなんかいいや」
 と思えるのは、じぶんが決めたことだからだ。
 だれかにお金やお菓子をもらってやってるわけじゃない。
 リステリンでぐちゅぐちゅ口をすすいでいるとき、
 「からい、耐えられないくらいからい、でもやるさ」
 と、ぐちゅぐちゅを続けているのも、
 じぶんというリーダーが、決めたことだからだ。
 だれかに脅かされてやっていたのなら、逃げ出す。
 ここらへん、軽そうだけど、大事なことのように思う。
 どんなことでも、じぶんで決めたことが、いいよね。
 しっかりじぶんで決めたことばかりなら、
 人生、けっこう楽しいんじゃないかな、
 ってことだよね。――



2020年が 始まりました。
本年もよろしくお願いいたします。

上記は、
明けた日に読み直し、
あらためて 心に留めたいことが詰まった
ある日の ほぼ日刊イトイ新聞
「 今日のダーリン 」の文章です。


「 じぶんのリーダーはじぶん 」
自分のリーダーは自分 と言われ
「 そうだ 」と自覚して、

「 じぶんで決めていいんだ 」
自分で決めていいんだ と言われ
「 そうだ 」と自覚して、

「 じぶんで決めることから逃げないで 」
自分で決めることから逃げないで と言われ
「 はい 」と自覚して、

障がいのあるひと一人ひとりに、それらの
“ 自分の人生を選択できる実行できる環境 ” が
整っているでしょうか。

自分で決めたことを
「 いいよね 」と
日々の生活で感じながら暮らせている
障がいのあるひとが どれだけいるでしょうか。

自分で決めたことを
「 いいよね 」と
日々の生活で感じながら暮らせるために
必要な支援が そこにあるでしょうか。


言葉が話せなくても
理解する力が低くても
「 じぶんのリーダーはじぶん 」と
だれもが行動に移すことが可能な日本へ。 

まずは、おのおののひとがもつ
「 専門 」というバリアで包まれたソレを
自分で 一度、剥がしてみて。

「 専門 」という縛りを解いて、
「 そのひと 」を中心に置いた支援を
考えることに集中して。


“ 自分の人生を選択できる実行できる環境 ”。

障がいのあるひとに
それが、ある、と言い切れるひとは
ごく少人数だと思います。

少人数でも居ればいいでしょ、なんて
聞きたくない言葉を
福祉のひとから聞いてしまって
がっかりを通り越して怒りを感じた昨年。

誰が どのようなアプローチをすれば
障がいのあるひと一人ひとりが
自分の人生を選択できる実行できる環境で
暮らせるのでしょうか。


福祉にかかわるひと以外のひとたちに
もっと発信しないと、と
考える2020年。

夏にある
世界的なイベントに
翻弄させられる一年にだけはしたくない、と
強く思う2020年。

そして、健康であってこそ。

皆さんにとっても、
無病息災な一年でありますように。

小さな積み重ねを
今年も、あきらめないで続けます。













居場所の場  [2019年12月28日(Sat)]

「 居場所 」とは、そう
「 そのひとを待っていてくれるところ 」。

そして “ 場 ” が どこであっても
待つ、ということは
祈る、ということでもあり、
それが 居場所の真理、と思えて。

誰かの無事を祈ったり、
無事を信じて待つ、ということに
居場所の原点があるのでは、と考えていた時に
このような記事が 目に留まりました。


「 ドクター、街に出る コーヒー屋台で健康相談 
食機能、楽しく鍛える 」
( 2019年11月7日付け:朝日新聞 )


東京都内の団地で、笑顔で屋台を引き
住民に 50円でコーヒーを振る舞う
2人の男性。

2人は、白衣ではなく
普段着で 住民と交流する医師です。

「 街(まち)ドク 」や
「 コミュニティードクター 」と 称され、
地域でひとのつながりをつくり
心身の健康を保つ 取り組みとして
注目されています。

地域で 健康相談をやっても
健康状態に問題がある
本当に 来てほしいひとが来ないことに悩み、
“ 屋台 ” を 思いついた、とありました。

2カ月に1回ほどの頻度で、
決まったエリアを中心に
看護師や建築家らと一緒に 屋台を引き、
コーヒー以外にも
古本やレコードを 楽しんでもらうこともあり、
カジュアルに 話ができるように
医師という身分は 明かさないで活動されています。

そして、おふたりの話として、
「 医師や看護師らが “ まちづくり ” に参加し
住民にとって 身近な存在になれば、
地域全体が 幸せになるという考えです 」、
「 屋台は さまざまなつながりを生む装置としての
効果は 高いです 」 と ありました。

うーん、と うなるほどの素晴らしさ。

こういう視点での “ まちづくり ” が
これからは 求められる、と思いました。

そして、おふたりは
兵庫県で同じような屋台を展開する医師らと
今年8月、全国の医療やアートの関係者らとともに
「 ケアとまちづくり未来会議 」を開催し、
異業種のつなぎ役 としても
活動されています。


このような動きが広がる背景には、
高齢化が進み
慢性疾患と付き合うケースが増え
薬を処方して治療する
“ 医療モデル ” から、
地域でのつながりなど
患者の生活環境にも目を配る
“ 生活モデル ” に
医療が シフトしつつある現状があります。

医師が まちに出て
地域住民の生活にふれることで、
そこから
患者のケアに役立つ
地域の社会資源などを
見つけることできる、と。


「 医療 」を「 生活 」から変える
医師たちの取り組みが “ まちづくり ” へ。

生活にふれることが
健康につながり、
あのひとや このひとのことを
思い、祈る。

“ まちづくり ” の核に
このような思いが含まれることで
だれもが
暮らしやすさを感じる
環境につながるのではないでしょうか。



“ 屋台 ” 。
いいですね、屋台。

皆さんのまちにも
このような “ 屋台 ” があれば、と 想像してみてください。

地域ごとに必要とされる
異なるかたちの “ 屋台 ” が 生まれそうですね。

高齢のひとに限らず、
障がいのあるひととその家族、
小さい子を育てる親、
日々の仕事に忙殺されそうなひとなど
さまざまなひとが集う “ 屋台 ” 。

わたしの住むまちには どんな “ 屋台 ” ができるかな。

近くにある
かかりつけのクリニックのドクターは
話にノッテくれそうだし、
それと、ママ友に看護師が3人いるし、
あ、栄養士もいる、それに
コーヒーに詳しいご近所さんと
園芸に詳しい隣町のひとと…。

うーん、じゃあ、来年は
わたしが “ 屋台 ” を 引こうかしら。







*屋台の営業形態について
屋台は露店営業となりますが、
臨時営業許可と露店営業許可の2種類があります。
いずれも、地域の保健所が窓口になります。
露店営業許可は、
出店頻度が高く 利益を追求するもので
手続きに関して
必要な資格の取得があったり
露店営業許可が存在しない土地があるため
限られた場所でしか開けませんが、
臨時営業許可は、
利益を求めず 地域発展など
年に限られた回数のみの出店に必要となる許可証で
比較的 簡単に取得できます。













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