島田療育センターの施設商品! [2009年12月03日(Thu)]
本日12月3日は、CANPANブログの『1,2,3で、施設商品!』キャンペーンが行われています。
このキャンペーンは、12月3日にCANPANブロガーが一斉におすすめのお店やすてきな施設商品をブログで紹介する企画です。 キャンペーン詳細→ Shop人にやさしく/人にやさしく 情報資料室「くつろぎ」もこのキャンペーンに参加したいと思い、くつろぎが開設されている島田療育センターの入所利用者様の作品を紹介することにしました!今回は情報資料室くつろぎの内容ではなく、島田療育センターの中の紹介になります。 ここで紹介する作品は、12月2日と9日の「ほっとステーションミニミニバザー」で販売されます。場所は島田療育センター内の事務所前で、13:30からのスタートです。主に外来訓練にいらっしゃる方や職員を対象にした販売活動を通して、日頃の活動紹介をしています。 その前に少し説明を…。 島田療育センターは重度心身障害児施設で、6つの病棟に233名の入所利用者様が生活しています。そして日々の生活を豊かに、楽しくするものの一つに「ほっとステーション」の活動があります。「ほっとステーション」は病棟などが属する「療育部」の中にあり、各病棟の利用者様がそれぞれ得意なことや好きなことを生かして活動に参加しています。 作業的な活動としては、印刷・陶芸・和紙・木工・花壇などがあります。 それでは、それぞれの作品を見ていきましょう! |
木工グループ
こちらは木工グループのみなさんの作品です! 木工グループは全部で9名の方が木材を組み立てたり、職員の手を借りながらバーナーで焼き色を付け、磨き上げたりしています。利用者様が直接バーナーを持ち、職員がそれを支えながら作業していきます。初めは怖がって顔を背けていた方も、だんだんと慣れて、木の色が変化していくのを楽しんで活動しています。 これは木板の焼き色を生かしたオセロです。盤の上に置く石も2色の木を貼り合わせて作ってあります。(木なのに”石”というのもちょっと変ですね…) これは焼き色を付けて仕上げた本棚です。真ん中の棚は左右に移動可能! こちらは新作の写真立てです。手作りの写真立ての中に和紙グループで作った和紙を飾ったコラボレーション作品!ちょっとしたインテリアにも最適です。 和紙グループ 和紙グループでは紙漉をして和紙の製作をしています。 作る過程で色を加え、きれいな色に仕上がっています。上で紹介した木工グループの写真立てと組み合わせればステキなインテリアになります。和紙のはがき作りから始まり、今はいろいろな色を立体的に楽しむためのランプシェードも製作しています! こちらがランプシェード。様々な色の和紙を貼り合わせて立体的に仕上げます。明かりを点ければ和紙を通してやわらかな光があふれるステキな作品。 陶芸グループ 陶芸グループでは19歳〜60歳までの利用者様12名が活動しており、焼き物を製作しています。 活動ではろくろを使って形を作り、色を塗ってセンター内にある窯で焼き上げます。作っているときも楽しいのですが、やはり一番嬉しいのは焼き上がった作品を窯から取り出す時!窯からの取り出しは必ず利用者様と一緒に行い、自分の作品が完成した喜びを感じていただいています。 こちらは花瓶です。釉薬を塗って焼き上げるときれいなつやのある作品の完成です。販売予定価格50円。 印刷グループ 印刷グループではエコバッグやカレンダーの製作を行っています。 直接絵の具やマジックで絵を描いたり、プリントゴッコを使って印刷したりしています。プリントゴッコの販売が終了することを受け、今年からはパソコンを使った作品作りにも取りかかっています。利用者様が描いた絵をパソコンに取り込んで飾り枠を付けカレンダーを制作したり、アイロンプリント用紙に印刷した物をバッグにレイアウトしていったりと今までとちょっと違ったやり方です。エコバッグは8月に行われたくつろぎフェスタでも参加者に配布されました。 2010年版ほっとステーションカレンダーです。3ヶ月ごと+表紙の5枚綴り。利用者様の作品を印刷した作品で、絵柄の違う2種類を準備しています。 花壇グループ 現在9名の方が活動しており、土作り(ふるいにかけたり、混ぜたり)や水やりをしてきれいな花を咲かせます。 皆さん自分の担当する鉢には目印のカードを立て、大切に育てています。 バザー用にはかわいい鉢植えを準備。一つ一つ違ったメッセージカードもついています。 ちなみに鉢は陶芸グループの作品、鉢置きは木工グループの作品、メッセージカードの用紙には和紙グループの和紙を使ったを使ったコラボレーション作品です! 椎茸グループ 今の寒い時期は採れないのですが、たくさんの原木を裏山に準備して椎茸作りもしています。 大きな椎茸がたくさん収穫できたときはセンター内を売り歩くこともあります。 入所利用者様の作品はとてもステキな物なのですが、普段は外の方にそれを知っていただく機会は多くありません。今回はそんな作品を少しでもこの紹介企画を通して外部の方に知っていただければと思い今回の記事を投稿しました。 今回紹介した作品の内、陶芸作品など一部の物は日本肢体不自由児協会が主催する「第28回 肢体不自由児者の美術展」にも出展されています。 ちょうど今日(12/3)から12/6まで開催されていますので、お近くの方、ご興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。 次の記事では、12/2のバザーの様子もお知らせします!
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