おうちでくすのきカフェA
子育て家庭の
「暮らしスッキリ片付け講座」家族が家にいる時間が長い夏休み。物が片付かない。片付けても直ぐに散らかる。いつも家族の探し物に手を取られているなど、イライラしている人が多いのではないでしょうか?
家がスッキリすると心もスッキリします。物を整理し、家族みんなが片付けやすい環境を作っておけば、誰もが掃除をしやすく、物を探す時間も無くなります。
今回は江谷希世美さん(大社友の会会員/フリーアナウンサー)から「スッキリと暮らす片付けのヒント」を教えていただきました。
@おもちゃにもおうちがあるよ
子どもには、小さい頃から、「おもちゃにもおうちがあるから、ちゃんとおうちに帰してあげようね」としつこく言ってきました。おもちゃ箱から物が溢れそうになったら、子ども自身で整理をしてもらいます。整理をしてすっきりすると「気持ちがいいねー!」と子どもたち。「整理された空間は気持ちがいい」という感覚が子供にも分かるようです。子どもの片付け人生はおもちゃの整理から始まるそう。イヤイヤ期には片付けが困難なこともありましたが、根気強く、おもちゃにはおうちがあると言い聞かせてきました。
A物を増やさないという意識をもつでは、大人の私たちはどうでしょうか。必要以上に物が家にありませんか?
捨てられないものがあったとしても、これ以上は物を増やさないという意識を持ってみてください。
私が徹底している物に関する5つのことです。
・無料でも必要ないのなら貰わない。・郵便物やお便りはすぐに仕分けをして置きっぱなしにしないポストから取った郵便物はその場で仕分け。学校からのお便りは、私が夕飯の準備をしている間に、夫が仕分けして、返信が必要なものは記入をします。夫も学校のプリントに目を通すことで、学校の様子が分かる上に、子どもとの会話のきっかけにもなります。
・「事足りる」を肝に銘じる友の会では3度不自由したら、購入を考えなさいと言われます。
実際日々の生活で3度不自由する事は実はそんなにありません。
・収納するために収納用品を買わない。収納用品を買ってまで、収納すべきものか、一度立ち止まって考えます。
・思い出に必要以上の価値を持たせない。どうしても捨てられない物はデジカメに納めて物自体は手放します。
思い出の服なども十分活躍してくれたなら、ありがとうと手放します。
B物の整理は「だわへし」で物の整理の基本は
「だわへし」です。
だす・・・全て出し
わける・・・振り分けて
へらす・・・減らして絞り込み
しまう・・・あるべき場所にしまう。
その後は、
使う→戻す→見直す を繰り返していけば、前の状態に戻ることはありません。
整理するときは、できれば家族と一緒に実践するのがおすすめです。大変だけど、片付いたら気持ちがいいという体験を!
C毎晩リビングをリセット家族が集うリビングは、「寝る前の家」を「朝のスタートの家」にします。
テーブルや、キッチンに、「昨夜片付けるべきだった物」がないように、家族で3分、寝る前の片付けタイムを取ってみてください。
寝る前の家が整っていると、気持ちよく朝のスタートをきることができます。
寝る前の時間が朝につながるのです。

以上の事を、全部自分でするのは大変です。我が家も、家族の協力があってこそできる事です。そのためには、
家族で「片付いた家は気持ちがいい」という感覚を共有することが大切です。
ちなみに我が家は、私が仕事で土日を留守にすることが多いのですが、夫は、子どもと過ごしながら、家中の掃除と、洗濯は必ずしています。庭の管理も夫の役目です。
きっと世間的には、家の事をとてもよくする夫なのだと思いますし、私もそう思います。
「なぜあなたは、こんなに家のことに協力的なの?」と聞いたら、「協力?協力しているつもりはないよ。ただ、俺も家事や育児をしているだけ」と答えました。
「してもらっている」と思っていたのは私の方だったのです。
ですが、元々そうだったわけではありません。
一緒に模索しながら、話し合ったり、譲り合ったりしながら、たどり付いたように思います。
家族で「だわへし」を実践して、物のおうち、所定の場所を決めてみるところから始めてみませんか?
資料提供:江谷希世美(大社友の会会員、フリーアナウンサー)