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避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)を行いました [2023年07月31日(Mon)]

男女共同参画出前講座
〜男女共同参画視点での防災〜
 7月12日(水)四絡地区災害対策委員会の研修として、災害対策本部委員、主任児童委員、民生委員、コミュニティセンター職員を対象に避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)を行いました。
 四絡地区では、平成30年度に同じ研修を行っていますが、新たに委員になられた方に男女共同参画HUGを体験してもらいたいということで、依頼がありました。

 避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)はカード1枚を一人の避難者に見立て、避難所となる平面図にどれだけ適切に配置できるか、また、受付やトイレなど避難所に必要なスペースや物資を配置できるかを体験するゲームです。静岡県の避難所HUGを参考に男女共同参画版として、当センターで作成しました。静岡県使用許諾番号017号)

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 四絡地区では、先日の豪雨災害では大きな被害はなかったものの、四絡コミュニティセンターに避難所が開設されたこともあり、皆さん真剣な表情で受講されていました。


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 前回参加された方がいるグループでは、仮設トイレを男女別に安全で使いやすい位置に配置したり、ブルーシートとテントで男女別の物干し場を作るなど、学んだことが活かされていました。


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 女性と男性が、ともに防災・復興に参画し、協力するとことで、災害に強い社会が作られるようになります。
 これからの防災は、従来の「男性中心型」の防災対策から、男女で共に考え、話し合い、方針を決定していけるような「男女共同参画の視点からの防災」に転換していくことが必要です。

【アンケートより】
 本日、この講座を受け、避難所でより良い環境を作ることがいかに難しいかをとても感じ、避難所を女性視点で考えることの大切さを痛感しました。災害があったばかりだったので、今後のことを考え、今日の研修を役立てたいと思いました。

 避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)は、地域の防災訓練や災害対策本部の研修等の他に、PTA研修や職場研修にも活用できます。

 詳しくは、くすのきプラーザ(22−2055)までお問合わせください。
小学生向けデートDV防止出前講座を開催しました [2023年02月03日(Fri)]

デートDV防止出前講座
〜安心できる関係をつくるために〜


 出雲市では、市内中学校、高校、専門学校へデートDV防止出前講座を行っています。昨年度からは、小学生を対象に〜安心できる関係をつくるために〜と題して講座を開催しています。
 小学校高学年では、友人間の関係の複雑化、異性への関心の高まり、ネット上のSNS利用で見知らぬ人との出会いなどで環境が変化し、暴力事件や犯罪に巻き込まれる可能性があります。
 小学生の頃から、DVの正しい知識と対処法や、いじめ・暴力を容認しない価値観、SNSとのつきあい方を学ぶことはとても大切です。
 今年度は、3つの小学校から依頼があり、講座を実施しました。

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【実施校】
2022.10.24(月)神西小学校
2023. 1.17(火)今市小学校
2023. 1.26(木)窪田小学校

 講座の内容の一部をご紹介します。

@暴力とは何か
 いじめとケンカの違いや様々な暴力について学びます。
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ASNSとの上手な付き合い方
 SNSによる交際のトラブルなどについてお話します。
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Bどうしたら暴力がなくせるか
 暴力や支配につながりやすい考え方について説明します。
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C安心できる関係を作ろう
 相手を尊重する、大切にして平等な関係を作ることの大切さをお話します。
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児童の皆さんはとても熱心に聞いてくれました。
この講座は、授業公開日やPTA研修でもご活用いただけます。
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【アンケートより】
・暴力についての話や安心できる関係についてなどたくさ
 ん知れてうれしかったです。
・暴力は力だけかと思っていたけど、心や精神的なども
 あったのを知りました。

デートDV防止出前講座についての問い合わせは
出雲市男女共同参画センター(くすのきプラーザ)
пF0853−22−2055 までお電話ください。
イクボス活用セミナー [2022年12月14日(Wed)]

ビックリ!するほど「社内が元気」になるイクボス活用セミナー

開催日:2022年11月20日(日)14:00〜16:00
場 所:くすのきプラーザ
参加者:市内企業経営者・管理職等21名

 今年8月24日、出雲市長及び関係団体が「イクボス宣言」を行ったことから、市と出雲市男女共同参画まちづくりネットワーク会議の共催で、イクボスへの理解とワーク・ライフ・バランスを推進するためのセミナーを開催しました。

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第一部 よくわかる!イクボスの必要性

 会員がイクボスについて勉強した内容を基に、ミニ講演を行いました。(一部抜粋)
◎イクボス宣言は経営者・管理職自身が自分を守るため、女性や若者に選ばれる会社になるために必要。
◎イクボス宣言をすることで知名度や評判が上がり、人材採用に有利になるメリットがある。
◎具体的な取組として、成果を下げずに仕事の時間を減らすため、無駄な会議や慣習を止める。

 イクボスになることで、「部下と自分自身の仕事能力がアップし、働く意欲がわき社内が元気になる」。
そして、「イクボスは会社存続のために必要である」と発表しました。
 
第2部 私達が取り組むイクボス的経営
既にイクボス宣言をして実践し、県の「しまねイクボスネットワーク」にも加入している2社に取組内容を紹介していただきました。
講師:アサヒ工業株式会社代表取締役  實重 正樹氏
   社会福祉法人あすなろ会事務局長 竹内 寛和氏


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 松江市で法面処理工事の設計・施工会社を経営する實重様は、同市内の長岡塗装店からの推薦でNPO法人ファザーリングジャパンのイクボス中小企業同盟に加盟したのがきっかけでイクボス宣言をされました。
 宣言後に効果があったこととして、新卒入社が増え離職率が低下したことや有給消化率の推移をデータで説明してくださいました。
 経営者としてのジレンマや葛藤、失敗から「イクボス宣言は経営者の覚悟。長い目で見れば経営体質の強化に繋がっていく。焦らないことが大切」として、「今ではお互い様の社風が浸透しつつある」と話されました。
 また、社員さんが「子育てしながら働きやすい職場です」と、お子さんと一緒にビデオ出演してくださいました。



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 市内で老人福祉施設、保育園、児童クラブを経営する竹内様は、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっていることが宣言のきっかけでした。
 人が生きる意味を改めて考え、これまでの生活、仕事をすることの意義やその仲間の重要性をこれまで以上に感じるようになり、職員の人生がより豊かになって欲しいという願いからイクボス宣言をされました。
 イクボスは、「とにかく宣言する!トップの思いが社員を変え、会社を変え、社会を変える」という意識が大切だそうです。
 休憩室の環境設備や年休以外にも様々な休暇制度を導入し、職員が働きやすい環境づくりに努めている様子を写真付きで紹介されました。
 同行された職員さんも「職場の雰囲気がよく休みやすい職場」と話してくださいました。


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 後半は2グループに分かれて講師さんを囲んで意見交換が行われました。参加者からは「イクボスの実践が会社の利益に反映しているか」などの質問がありました。

【アンケートより】
★イクボスの内容が深まり良かった。子育て中の社員さんのみならず、他の社員さんも平等に扱い、休みの取りやすい環境にし、お互いに助け合う社風にしていくことが重要であると思った。
★会社の社員採用、定着向上のためにイクボスという考え方は材料になってくると知りました。

 出雲市イクボス宣言登録企業&ロゴマーク募集中!
詳しくは市役所HPまたは、市民活動支援課電話1(プッシュホン)21−6952までお問合せください。
新しい時代の生き方講座A [2022年12月14日(Wed)]

新しい時代の生き方講座A
SNSで始めるあきらめない人生の作り方
開催日:2022年9月8日(木)10:00〜12:00
場 所:くすのきプラーザ
参加者:17名
講 師:二木春香さん(株式会社COMETREES代表取締役)

 本講座は、自分らしくイキイキと暮らすために、SNSの理解と発信や、パーソナルブランディング(自分をブランド化して自分の魅力を理解されやすく明確に伝える方法)を通して、前向きに生きる第一歩となる講座として開催しました。

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 講師の二木さんは、育児休業期間に料理教室やママサークルの運営・イベントを開催したことをきっかけに料理教室講師として独立し、起業にいたります。
 料理教室を軌道に乗せようと試行錯誤していたところ、申し込んだ起業塾でビジネスを学び、起業塾講師へと業態を変換されました。現在法人化して6期目、決して順調ではなく稼げない時期も経てきたそうです。
 そのような時でも2〜3年はコツコツと事業を続け、信頼の貯金を増やすように努められました。振り返って人生の変化地点でしてきたことは
●来た状況を受け入れる。
●その時々でベストをつくす。
 →選択肢が狭まっていく。あきらめない理由ができる。
●考えずに進む。100点でなくても良い。20点でも進む。

とお話いただきました。

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 次に、二木さんの人生年表を参考に、参加者も年表に書き込みをしました。5年後、10年後の自分を想像した年表を使い振り返ることで自分を再発見でき、今後の人生が前向きになります。

 コロナ禍以降は、スマートフォンを使ったSNSの急速な普及が特徴。時代の変化は女性や多様な生き方の人にチャンスがある。企業も変化を迫られている時代となっているとして、
*SNSが出来ると、自分の発信だけでなく個人や企業の
 発信のサポートもでき、自分のビジネスや趣味の発信を
 続けることで、発信のスキルや継続性の信頼を得ること
 ができる。
*SNSに力を入れようとする企業の仕事を請け負うなど、
 在宅でできる新しい働き方の選択肢が増えてきた。
*SNSの完成形と言われる「インスタグラム」を利用して
 商品やサービスを紹介することで、口コミ情報が
 メリットとして紹介されやすい。

と解説されました。

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 最後に、令和の時代は「プロセスエコノミー」として
*いい商品やサービスがあふれる中、選択の判断基準は「プロセス(過程)」。どうして、どのようにして商品が生まれたのかというストーリーが共感を呼ぶ。
*全部決まってからの完成形ではなく、その過程や悩み
 などを伝えていくことが効果的。
*SNSはリアルな社会との掛け算。「いいね」やコメント
 が無くても見ている人は多い。
*心の中で「いいね」をする人、コメントする人も他者に
 奨めてくれファンが増える。

 だから、「SNSは社交的な出会いの場であり、24時間365日、自分の営業マンとして動いてくれます。ビジネスのみならず自分の趣味や興味のあるものについて、まずは発信から始めてみましょう」と参加者にエールを送られました。

 参加者からは「SNSは関心が有りつつも一歩踏み出せずにいました。まずはやってみよう!と思うことができました」、「”20点でも進む”という言葉が響きました。SNSやってみます」という感想がありました。

 くすのきプラーザでは、今後も前向きになるような講座を企画していきます。
避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)を行いました。 [2022年09月30日(Fri)]

男女共同参画出前講座
〜男女共同参画視点での防災〜

8月28日(日)鳶巣地区女性災害サポート隊の研修として避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)を行いました

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避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)はカード1枚を一人の避難者に見立て、避難所となる平面図にどれだけ適切に配置できるか、また、受付やトイレなど避難所に必要なスペースや物資を配置するゲームです。静岡県の避難所HUGを参考に男女共同参画版として、当センターで作成しました。静岡県使用許諾番号017号)

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「鳶巣地区女性災害サポート隊(令和2年7月発足)」は、非常用持ち出し袋や防災手帳の配布、非常用備品・備蓄の場所の確認など、女性リーダーの即戦力となれるよう活発に活動をしています。
今回は第1回の研修の復習と、令和3年の豪雨災害で実際に避難所開設した経験を踏まえ、新メンバーも加えて、より具体的に考えながらゲームを行いました。

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リーダー、物資配布、炊き出し係の役割を男女が偏らないように工夫したり、男女別のトイレや更衣室、授乳室や物干し場を設置するなど、女性や乳幼児・高齢者等のいる家族に配慮した避難所を作ることができました。

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カード配置後は、自分たちの作った避難所が安心・安全な避難所になっているかシートを使ってチェックしたり、他のグループの避難所を見学しました。

アンケートには、「今日初めて体験しましたが、とても勉強になりました。またこのような機会を重ねて、身につけ、いざという時に備えていきたいなと思いました。」「男女共同の意識をしながらゲームを進めたが、改めて考え直さないといけないところもあり、忘れていたところあり…と反省でした。繰り返しの研修の必要性を感じました。」との感想をいただきました。

避難所体験ゲーム(男女共同参画HUG)は、地域の防災訓練や災害対策本部の研修等の他に、PTA研修や職場研修にも活用できます。
現在はコロナ感染対策のため1グループ4人、参加者同士のソーシャルディスタンスが取れる会場での開催となります。
詳しくは、くすのきプラーザ(22−2055)までお問合わせください。
「女性の健康講座」を開催しました [2022年07月19日(Tue)]

「女性の健康講座」
姿勢改善で動きしなやか&体スッキリ

日時:2022年7月11日(月)9:30〜11:00
会場:伊野コミセン 集会室
参加:10名
平田地区コミュニティーセンターチーフマネージャー会からのご依頼で、今年度の出前講座の新メニュー「女性の健康講座」を開催しました。

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最初に当センター職員による「男女共同参画ミニ講座」を30分ほど行いました。
クイズや心理テストなどを盛り込み、「男女共同参画」を楽しく学んでいただきました。

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続いて講師の福田正恵さん(日本コアコンディショニング協会マスタートレーナー)の指導で「姿勢改善エクササイズ」を行いました。
まずは、両足で立った時に足が床にきちんと接地しているか、片足立ちでバランスを取った時に片方だけグラグラしないか等、自分の姿勢や体のバランスを確認します。

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次に座った時の座骨の正しい位置を確認しました。座骨の位置が悪いと骨盤が歪み、腰や肩に負担がかかるため、肩こりや腰痛の原因になるそうです。

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そして、デスクワークやスマートフォンの使用などで肩の位置が前傾する「巻肩」にならないよう、肩のストレッチを行いました。音楽に合わせて気持ちよく動かします。

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股関節や首をほぐしてスッキリしてきました。

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開始前より皆さん姿勢が良くなっていますね!


アンケートより
「あっという間に時間が過ぎ、とてもよかった。機会があれば、地域の方にも体験してもらいたいと思いました。」
「普段から意識していると思っていましたが、改めて、男女共同参画のことを分かりやすく教えていただき、学ばせてもらえよかったです。」
「福田先生の体操で本当にスッキリしました!! 家でも取り入れようと思います。」

「男女共同参画出前講座」は、楽しく男女共同参画を学んでいただけるよう、いろいろなメニューをご用意しています。あなたの地域、職場、学校の研修や講座に是非ご活用ください。






男女共同参画出前講座を開催しました [2022年02月21日(Mon)]

一緒に家事やろうセミナー
〜断捨離セカンドライフ編〜

日時:2022年2月12日(土)10:00〜11:30
会場:直江コミュニティセンター 集会室
参加:12名


 直江コミュニティセンター総務部さんからのご依頼を受け、男女共同参画出前講座を行いました。
 「地域の高齢化が進み、定年退職した人も多くいる。そういった方に向けた意識改革の講座が開きたい」というご要望を受けての講座でした。
 講座には、男性10名女性2名の参加があり、「一緒に家事をやろう!」という男性の意識の高さを感じました。

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 初めに「男女共同参画ミニ講座〜楽しく学ぼう!男女共同参画」と題して、センター職員がお話ししました。長く続くコロナ禍にあって、性別役割分担意識が女性の家事負担増加やDVに繋がっていることを、データをもとにお話ししました。

 続いて、田中富士美さん(やましたひでこ公認断捨離トレーナー)から、「セカンドライフに向けての断捨離」と題してお話しいただきました。

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 現代は『モノあまり』の時代。家の中にもモノがあふれている。「使わないモノを収納するスペース」が必要だという人もいる。しかし、「使わないモノはいらないモノ」だと気付き、家の中のスペースに余裕ができると心にも余裕ができる。心に余裕ができると「幸せな状態=ごきげん」になる。
 ごきげんでいることが大事であるとお話ししてくださいました。

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 後半は質疑応答タイム。次々と質問が出ましたが、田中講師はそのひとつひとつに丁寧に答えてくださり、誰もが納得しながら聴いていました。

アンケートからは、
・男女共同参画の話はわかりやすく参考になった。今からでも遅くないので、少し考え方を変えたいと思った。
・断捨離の本質的な考え方がよくわかった。今後生かしていきたいと思う。
・参考になった。少しでも快適な生活をしたい。
といった声が聞かれました。


 いらないモノを捨てようというときに大切な事は、「自分の価値観で人のモノを捨ててはいけない。モノを捨てる・片付けるという行動にも思いやりを忘れずに」と田中講師はおっしゃいました。
 家事の一つである「片付け」をする時にも、パートナーや家族、周囲の人も気持ちよく暮らせるように考える。誰もが思いやりの気持ちを持って生活することで、明るい家庭・社会に変わっていくのだなと感じた講座でした。


めざせ モテ男子 ステキ女子 一緒に家事やろうセミナーを開催しました [2021年10月05日(Tue)]

めざせ!モテ男子♡ステキ女子
一緒に家事やろうセミナー

日時:2021年9月23日(木・祝)10:00〜12:00
会場:くすのきプラーザ  参加者:18名

 男性の家事参画の応援と男女の出会いの場づくりを目的に縁結び定住課との共催事業として講座を開催しました。

 最初に「男女共同参画ミニ講座〜幸せな生活のために大切なこと〜」を行いました。ジェンダーチェック(男らしさや女らしさへのこだわりチェック)と名前についてのグループワークで男女共同参画を楽しく学びました。
 緊張がほぐれたところで、今回はマッチングの代わりに、気になる方へ渡していただくためのコンタクトカード(連絡先交換カード)を配りました。
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 続いて講師の田中富士美さん(やましたひでこ認定断捨離トレーナー)から、人間関係に悩んでいた時に断捨離に出会い、自分軸で考えることが自分らしく生きることに繋がったことや、自分が「ごきげん」でいることで家族も「ごきげん」になる等、自身の体験をお話しいただきました。

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 休憩を挟んで後半は席替えをして、グループワークを行いました。家にある要らない「ゴミ」と使わなくなった「ガラクタ」を書きだし、「捨てれないモノ」と「捨てられない理由」について話し合い、捨てられない、片付けられないのには3つの原因があるとことに気づきました。

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【アンケートより】
・先生のお話がとても良く、ためになりました。婚活を前面に出されていないので参加しやすかったです。(30代女性)
・断捨離を学べると同時に、男女の出会い・交流の場となっていたので良かった。(20代男性)

 この講座では、男女が一緒に学ぶことでお互いの価値観の違いに気づく機会となり、自然な出会いの場を提供することができました。これからも楽しくて役に立つ講座を開催していきます。お楽しみに!
新しい時代の生き方講座 LIFE SHIFT 変化が作る幸せな人生を開催しました。 [2021年08月02日(Mon)]

新しい時代の生き方講座
LIFE SHIFT 変化が作る幸せな人生
開催日時:6月24日(木)10:00〜12:00
開催場所:くすのきプラーザ

コロナ禍のような社会情勢や就職・結婚・出産・子育て・介護等のライフステージにおいて、予期せぬ事が起こった際の「転機」での行動と考え方から、ライフプランや自分らしい生き方を学ぶため、3人の講師からお話していただきました。


講師:金築 順子さん(キッカケプランナー)
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転機は、義父の他界後に空き家、土地の管理、冠婚葬祭などいろいろな役割がのしかかってきた時期。
「何で自分ばっかり」、「きつい」、「しんどい」と思い続けていましたが、「このままではいけない。これを活かそう」と行動を起こしました。
資格(野菜ソムリエ)を取り、農業を行い、引き継いだ空き家を活用してマルシェ(つながるガレージ)を主催し、自分のコミュニティが増え、表現できるツールが増えました。
自分を表現できる場所=コミュニティが増えると楽しくなる自分に気付きます。
目の前のモヤモヤを解決して、少しでも自分が楽しく自分らしく生きることが出来るかを考えて行動を起こすことが大事だと話されました。
自分を知るワークでは、「人生で嬉しかったこと」、「人生で辛かったこと」を書いてもらい、自分がどう生きたいのかを考えました。


講師:坂根 めぐみさん(株式会社まるこ代表取締役)
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転機は30代半ばに体中に発疹が出て体調不良になったことをきっかけにUターンをした時期。
「自分はどう生きていきたいのか」と自問し、直感を信じて行動した結果、起業や結婚に至りました。
「ピンチはチャンス」の考えからコロナ禍でも新しい店を開設し、その後も古本屋、レンタルスペース等更にビジネスが広がっています。
「人間は言い訳の天才。だからこそ、できる方法を本気で考える」、「常に時代の変化を読み取り、自分自身をアップデートする」ことが大切であることを話されました。


講師:川田 量子さん(つながり作りマネージャー)
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転機は10年以上前に体重が10キロ以上減る体調不良により、常勤の教員を退職した時期。
校長になるというゴールにたどり着けないことにジレンマを抱えましたが、「人生のゴールは変わって当たり前。達成がすべてではない」、「目の前の人を大切にすることで出会いが色々なチャンスを運んでくれ、人生に味わいが出る」等をわかりやすく和やかに話されました。


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子育て中の方も安心して受講できるように会場後方に子ども同伴スペースを設けました。

3人の講師の実体験を惜しみなく披露されたパワフルな講義から、一歩踏み出して行動して自分らしく生きるヒントを得ることができた講座となりました。
 

これからの女性のためのマネープランニング [2020年10月29日(Thu)]

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これからの女性のためのマネープランニング
[本記事に記載した情報は2020年10月時点のものです]

〜在宅時間が増える時代の家計とライフプランニング〜
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内閣府が行った「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、
・仕事と比べて生活を重視するように変化した・・・50%
・家族と過ごす時間は増加傾向・・・56% 
との調査結果が出ました。

今後は「働き方改革」、「テレワーク」、「ワークライフバランス」の浸透でますます在宅時間が増えていくことが予想されます。
働き方や家での生活様式が変化していく今、生活を支える土台となるお金について考えるマネープランニングが必要になってきます。世帯主だけでなく、家族全員が家計を共に考える時代になっています

1、在宅時間が増えることで起こること
@健康
・外出が少なることによる、歩かないなどの運動不足
・長時間室内で過ごすことによる孤独感など精神面への影響

A金銭
・残業や出張が減少し、本来給与にプラスされていた手当などが減り手取り金額が少なくなる。
・食費・光熱費・通信費が増え、家計の支出が増える

B家庭生活
・子どもに親の働く姿を見せる機会が増え、子どもも労働収入について関心を持つ。
・家事時間が増える
・家族が共に過ごす時間が増え、家族の有難さが再認識され絆が深まる。一方、普段気にならなかったことが気になるようになり、関係に溝ができる。

女性の人生の三大リスク〜病気・失業・離婚を回避する対応策が必要です。


2、経済(お金)は生活の血液〜正しい知識と情報が大切〜
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将来のために、健康に気を使い、食に関心を持ち、身心を鍛えます。目的を叶えるためにはお金が不可欠、お金の流れが止まれば、食が止まり、身心を成長させ整えることが不可能になります。
お金は、食や身心の健康に欠かせない体を形成する血液と同じ役割を持っています。同じように関心をもち、正しい知識・情報を得ることが自分らしく生きる、納得できる人生への近道です。
人生は進学・就職・結婚・出産・育児・介護と様々なライフイベントの連続。
その中で自分が納得する人生を作るには自分が何を大切にしているか、どう生きていきたいのか」というライフスタイルの土台とそれを実現するために要するお金が必要になります。

3、家計の支出を再確認して今の自分に大切なことをみつけよう
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自分のお金の使い方をはっきりさせると今の自分に大切なことが見えてきます。
日々のお金の支出は次の3つの種類に分かれます。

@消費(生活する上で必要な出費)
住居費・食費・水道光熱費・通信費・被服費・日用品費・交通費・子ども費・保険料

A投資(将来のために役立つ出費・自分が大切にしたいことのための費用)
資格取得やスキルアップのための費用・人脈を広げるための飲食費

B浪費(生活に必要のない出費・無くても生きていけるモノ・サービス)
嗜好品・ギャンブル・身の丈に合わないブランド品

日々の出費をこの3つに分類すると、自分のお金の使い方の傾向が見えてきます。
そして今後のライフプランの作成に役立ちます。
自分の中で減らすことのできない大切にしたい事柄に使うお金が何かを知ることは自分を大切にし、自己肯定感を向上させることにもつながります。

4、あなたのお金の健康度をチェック


お金は生活の血液。家計の血液検査をして、お金の健康度をチェックしてみましょう。
健康度は収入と各費目の支出割合を算出し、理想割合と比較してみることにによって決まります。
住んでいる地域、収入によって違いはありますが例を挙げてみました。
                            (出典:横山光昭 家計黄金比率)

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・大幅にオーバーしている費目があったら、理想の金額に近づけないか検討してみましょう

5、コロナ禍で収入減少。今すぐできる家計見直し
〜固定費の削減が家計修正への近道〜
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契約している保険を見直してみよう
@生命保険
20代で初めて契約して、いつか必要になるからと見直しせずそのままにしてませんか?
30代、40代、50代とお化粧やファッションが変化するのと同じように必要な保険も変化します。保険は万が一の時に備える人生のお守りです。お金が必要になった時、解約するのではなく、保険額の変更、支払方法の変更を見直すことで家計の支出減ができます。

◎終身・定期保険
死亡や高度重症者になった際に支払われる保険
家族構成で必要な限度額が違います。

◎医療保険
手術・入院や通院の際に支払われる保険。
「子どもの医療保険について」
そもそも出雲市では就学前までの医療費は通院・入院共に無料、非課税世帯の小学生・中学生は通院・入院無料、課税世帯(所得制限内)でも入院は無料です。子どもさんの医療保険の削減を検討してもよい状況です。

「 高額医療費制度について」
入院や手術をすることになった場合、高額な医療費がかかるケースがあります。家計負担が増し、日頃の生活に金銭的にも影響が出ます。その際に利用できる制度として、「高額療養費制度」があります。医療機関や薬局の窓口で支払った額(※)が、ひと月(月の初めから終わりまで)で上限額を超えた場合にその超えた金額を支給する制度です。
※入院時の食費負担や差額ベッド代等は含みません。
毎月の上限額は加入者の年齢(70歳以上かどうか、または、加入者の所得水準によって分けられます(例)69歳以下住民税課税所得者年収約370万円の場合
ひと月の上限額(世帯ごと)は57,600円になります。

食事代・付き添い者の交通費、食費等を考慮して入院一日当たりの医療保険金額を算出してください。医療保険の1日あたりの金額も節約してみましょう。

保険の見直しの一例(大人1名、子ども2名の医療保険料の見直し)
大人終身保険+医療保険で入院一日7,500円の保険、小学生子ども2人それぞれ医療入院一日5,000円の保険を、月払いで支払っていました。

<変更前年間支払額>
大  人  14,295円×12ヶ月=171,540円
子どもA   1,042円×12ヶ月= 12,504円
子どもB   1,042円×12ヶ月= 12,504円
合計 196,548円

※見直し点
医療保険の部分一日当たりの入院で支払われる金額を3人とも3,000円に減少させて保険料を減らし、支払方法も月払いから年払い(掛金が安くなる)に変更しました。

<変更後年間支払額>
大  人  133,494円×1年=133,494円
子どもA    7,446円×1年=  7,446円
子どもB    7,446円×1年=  7,446円
合計 148,886円

以前との差額 年間47,662
月あたりにすると3,971円の減額!

保険の支払額、支払方法の変更は契約月で行われます。保険証書をぜひこの機会に確認してください

A火災保険
近年、風水害が急増し、住宅の火災保険の支払い金が増え、保険料が高くなり家計を圧迫してきています。住宅の火災や風水害に備えるための保険として民間の火災保険と非営利団体の火災共済(住宅共済)があります。突発的な災害に備えるために保険料の高低ではなく、それぞれの内容について知ることが家計の安心につながります。
  
◎火災保険(民間保険)
民間の損保会社が運営。火災保険料には利益が上乗せされるため、保険料は高い。住宅の構造、災害の種類などオプションでつける契約の種類が多く細やかなサービスや保障を選ぶことができます。 

◎火災共済(住宅共済)
お互いに助け合うという理念の下、組合員が出資を出し合う非営利経営。最低限の保障を受けるための商品設計のため細やかなカスタマイズができない分、掛け金が安い。
 
※保険契約を検討する際に参考となるのが住んでいる地域の災害危険度地図に表したハザードマップです。ハザードマップは出雲市のHPで確認することができます。住んでいる地域の危険度を確認してから契約することで適切な火災保険や火災共済を選択することができます。
出雲市HP⇒市民のくらし ⇒ いざという時に ⇒ 防災マップ
また、災害にあった場合に備えて、防災の知識や避難所についても知っていくことは災害後について備えることができ日頃の生活に安心が生まれます。平時にできないことは有事にはできません。
出雲市男女共同参画センターでは、避難所運営HUGゲームの出前講座を通じて防災について学ぶことができます。
くすのきプラーザHP⇒防災⇒避難所体験ゲーム

※保険料のほかの固定費(住居費・通信費等)の見直しが家計の支出減への近道です!

6、在宅時間が増える時代のライフプランニング
おうちくすのき9.jpg
ライフプラン(生涯生活設計)を作ろう

働き方・暮らし方の価値観が多様化します
自分の人生の土台(収入・支出の割合)は自分で決め、人生をデザインしてみましょう。
 ↓
人的資産(時間・お金・情報・人脈など)の棚卸・有効活用
 ↓
@目標の設定
A資産の管理
Bリスクへの対応
 ↓
計画とおりでなくても随時修正していけばOK
 ↓
・時間やモノを大切にする感覚・金銭感覚が身につく
・不測の事態に対する不安を最小限に抑えることができる


7、受援力を身に着けよう
・想定外の辛いことが続くと、判断力が低下し行動する気力がなくなります。
誰もが困難な状態になる可能性があります。
・〜するべき、こうでなければならないという考え方は未来の可能性を狭めます。
・誰もが回復する力(エンパワメント)を持っています。

受援力とは・・・
助けを求めたり、助けを受けたりする心構えやスキルのことです。頼ることは本人にとってもサポートしたい人にとってもプラスに効きます。困ったときに周りの人の力を借りると心が軽くなりひとりで頑張るより良い結果になることがあります。
専門家の第三者の相談機関を利用することは幸せへの第一歩です。
有事の時こそお金の話もできる関係=対等な関係・安心できる関係を作り、収入減への対処、奨学金や給付金の情報で進学を実現等納得できる自分らしい人生を作りましょう

家計の相談 NPO法人日本FP協会 TEL:0120-211-748(
無料電話相談)

記事提供:ファイナンシャルプランナー日本FP協会島根支部 久野みちる
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