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トゥモロー
このブログは、釧路トゥモロー編集委員会という、本人活動団体(知的障がい当事者団体)の活動を中心に紹介します。全国の本人の人たちや本人活動に関わる人、興味のある人にぜひ、読んでほしいです。
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知的障がい者ピアカウンセリング事業[2007年12月29日(Sat)]
 12月21日の会議の結果を、代表のSさんから届きました。そのままUPします。

平成19年12月21日 金曜日
会場:知的障害者デイサービスセンターサンフラワー
時間:16時00分〜16時40分

内 容 打ち合わせ
1:行う内容の説明
・北海道手をつなぐ育成会の事業で、札幌、伊達、旭川、釧路の4ヵ所で行う。
・この事業に関する打ち合わせ、相談会は謝礼がでます。
・打ち合わせ、相談会の内容を報告する。

2:これまでの話し合いで出た意見
・いくつかのグループにわかれ、そこに相談者が入る。
・ワークショップ形式で行う。
・相談者と参加者はネームプレートをつける。
・話すのが苦手な人は支援者についてもらっても良い。
・守秘義務があるため相談内容を外にもらさないようにする。
・参加しやすくするために、相談会の名前を「お楽しみ相談会」とする。

流れ
・相談者はニックネームをつけてもらう。
・相談者と参加者の自己紹介をする。
・話しやすい雰囲気を作るため、何か楽しい事をする。(ゲームなど)
・一人ずつ相談にのる。
・飽きがこないように冗談などを交えながら進める。
・一通り終わったら、休憩をとる。
・休憩が終わったら、相談事が残っていないか確認する。
・参加者に一人ずつ感想を言ってもらう。
・相談者が感想を言って終わる。 

ピアカウンセリングの説明

質問1 ピアカウンセリングという言葉はどういう意味ですか?
答え いいところに気が付きましたね。実はピア・カウンセリングという言葉の意味がこの相談会ではとても大事なので説明します。
ピア・カウンセリングとは、参加者と同じような経験をした人が相談者となり、相談にのることです。

質問2 ピアカウンセリングのピアとはどういう意味ですか?
答え ピアは元々、仲間という意味で、今回のこの事業の場合は知的障害者同士の事を言います。

説明に対する意見
 
同じ経験をした人でなければわからないこともあるし、同じ経験をした人だと話しやすいからピア・カウンセリングと言うものがあるんですね。

答えそのとおりです。なかなか鋭い勘をしていますね。

新たに出た意見
相談会の時は各グループに2人〜3人の相談者をつけ、そのうち1人が記録をとる。


************************************

(管理人KOHから・・・)
21日の会議は、支援者は傍聴という形式をとりました。
進行と説明をS代表が行い、記録もメンバーでとっています。
支援者抜きで話し合うことで、初めて参加のメンバーもリラックスした様子で参加していました。
トゥもローのメンバーは会議慣れをしているので、上記のように上手く打ち合わせができますが、たとえ、そうでなくても(上手くすすまなくても)当事者だけで話し合う時間をもつことは大事だと思います。支援者の顔をチラチラみるなど、頼ってしまうメンバーがいるような場合は、支援者は別室で待機するなどクローズミーティングにすることをオススメします。
ピアカウンセラー事業[2007年12月21日(Fri)]
 今日はピアカウンセラー事業のカウンセラー養成会議でした。
 6名のピアカンが参加してくれました。相談会の打ち合わせを中心に、相談として注意する点や、相談会の目的などをSさんが説明しました。
 第1回の相談会は、1月16日に育成会が運営する就労継続事業所メンバーで行います。ピアカンのうち2名はそこのメンバーですので、比較的楽な気持ちで出来そうです。
 話し合いの中で確認されたことは次のとおりです。
【目的】
本人同士で話し合うことでリラックスした雰囲気になる。相談会にきて、元気になってもらうことが大切です。

【注意事項】
相談会の中で聞いたことは、他の人に話すことはできません。これを「守秘義務」といいます。

【方法】
5〜6人のグループに分かれて、話し合います。全員が話が出来るように、ピアカンは進行したり話しやすい雰囲気を作ります。冗談や笑いもでるような楽しい雰囲気も大切です。

【支援者】
基本的に支援者ははいりません。話がひとりでは難しいなど、本当に特別な配慮が必要な人への支援は、その人をよく知っている人が支援者としてついてもらいます。
今年最後のトゥモロー編集委員会[2007年12月20日(Thu)]
 2007年もあと11日。トゥモローの会議も今日で今年最後になりました。
 今年はガイドブック作りという大仕事がありましたが、それ以外にも、地道な地域活動をしてきました。ひとつは、「釧路ひまわり学級」の支援です。もともとトゥモロー編集委員会が、ひまわり学級の主要メンバーで「本人活動」をやるために結成した会なので非常に密接な関係団体なのですが、トゥモローの会議の時間に行事の企画会議やお便り発送の準備をします。ひまわり学級は釧路市、釧路町に住む本人の青年学級で、1985年結成です。本人の会の中では歴史があるほうだと思います。当初釧路市役所の事業と行われていましたが、3年前に本人達の自主運営になりました。補助金20万円です。釧路市での予算が60万円だったことを思うと財政削減の市の思惑と本人達の自主性がうまくかみ合った結果でした。
 現在、登録者は260名を越えています。在宅の知的障がいの人のほとんどをカバーしているのではないかと思います。会員の確認は代表のSさんが足で確認しています。今ではグループホームの世話人さんから、新しい利用者の連絡がくるようになりました。認知度があがってきています。
 もうひとつは「ふれあい広場」これは社会福祉協議会主催の福祉イベントです。バザーと食のコーナーを担当しています。毎年参加しています。これも、本人達ですべてやっています。会議も毎回数名で参加し、トゥモローでみんなで確認しながらすすめています。
 障がい福祉計画へのメンバーの参加。北風の会への役員参加。ピアカウンセラー事業などもありました。

 そして、一番大切なのは、きっと仲間との交流です。ここでみんなで話をすること、楽しみにしています。来年もきっと楽しく充実した年になるでしょう。

 明日はピアカウンセラー事業の釧路での打ち合わせ会議です。相談会などの進め方をみんなで協議します。たたき台はSさんが作ってくれています。
 どんな、会になるか楽しみですね。再来年は釧路で育成会の全道大会になるようですので、この事業がはずみになりそうです。
きよしCLUB[2007年12月13日(Thu)]
 今日のブログは、本人活動とは少しずれるかもしれませんが、最近のKOHの活動の象徴的なサークルなので「きよしCLUB」を紹介します。
 きよしCLUBは、氷川きよしの大ファンのTさんのために作られたサークルです。Tさんは若年認知症の60歳すぎの女性です。
 人にお世話されたり、同情的な態度に敏感に拒否反応を示し、要介護5もついていますが、介護保険サービスはほとんど使っていなかった人です。
 支援される側に立つことが嫌な人なのです。

 そのTさんが今、唯一楽しみにしてくれているサークルが「きよしCLUB」なのです。サークルメンバーは、活動支援センターザックルというところに来ている本人たちです。10月からはじめて、お茶やお菓子をつまみながらおしゃべりしたり、きよしちゃんの唄を歌ったり・・・。
 会場の「冬月荘」のスタッフ3人はミュージシャン兼任なので、彼らのギターで懐メロを歌うこともできます。
 今日は、Nさんという、認知症対応グループホームに住む女性も参加しました。グループホームだけでは楽しめず、家族からの依頼ではじめて参加しました。卓球やダンスが上手な50代のおしゃれな女性です。

 このきよしCLUBの特徴は、支援サービスではないので、支援するスタッフというものがありません。今日は生活介護事業所ぽれっとから3人のメンバーが遊びに来ましたが、ついてきたスタッフもここでは、一緒に参加する仲間です。
 お茶やお菓子の用意はザックルのメンバーがそっせんしてやってくれますし、会を盛り上げるのはTさんとNさんでした。
 唄も、ざっくるのSくんが、日ごろの練習の成果を発表してくれて「雪国」や「贈る言葉」を熱唱し盛り上げてくれました。
 近所のおじさんはみかんの差し入れをもって参加してくれました。

 つまり、参加するみんなが、役割を持ち、誰一人支援されるという立場の人がいないのです。しかし、福祉という場面では、きよしCLUBのメンバーのほとんどが、「障がい」という理由で支援を受ける側になってしまいます。

 また、言葉のコミュニケーション以上のコミュニケーションがここでは広がっています。ザックルやぽれっとのメンバーのうち数人は、言葉でのコミュニケーションが苦手です。TさんやNさんもしゃべることは出来ますが、だんだんと言葉だけでは、コミュニケーションが難しい状況になっています。

 きよしCLUBでは、そうした人たちを中心に、非言語コミュニケーションが広がってきています。アイコンタクトや微笑、握手、ハイタッチ。指差し。体全体での表現。音楽。本当にコミュニケーションの奥の深さを感じます。
そして、その空気の中にいると、不思議な心地よさがあります。

冬月荘のコンセプトは「共助」です。共生型事業とも言えるかもしれません。この「きよしCLUB」の不思議な空間は「共助」を体験できる場かもしれません。

冬月荘のことは以前に紹介した地域生活支援ネットワークサロンのHPで見られます。興味のある方は、どうぞ遊びに来てください。


 
ガイドブックづくり[2007年12月12日(Wed)]
 自立支援法ガイドブック作りが大詰めをむかえています。
 100ページにもなりそうな大作になってしまい、原稿書きもみんなで手分けをしながら最終段階にきました。形に見えてきたので、ほっとすると同時に、まだまだ、みんなで話し合ってよくしたい部分もあります。でも、2月前には印刷も終えたいので、妥協と次回作への教訓も残しておくことにします。
 自立支援法のサービスをイラストを中心に前半説明し、9月の合同会議でみんなでロールプレイをしてケアプランを作った「太郎さん」の話を元に、相談支援ストーリーをのせました。太郎さんの自立に向けて、みんなで実際に考えたケアプランをのせています。
 後半は、それぞれのサービスを少し丁寧に解説しました。ことばも、みんなでわかりやすい表現を考えています。
 原案が、合同会議では真っ赤に訂正されました。頭がぼんやりするくらいみんなで真剣に考えて作りました。
 全国の本人からの体験談も、ずいしょに載せています。
 
 このあとは、デザイナーのFさんに依頼して、デザインの視点でわかりやすさを追求してもらい、完成に向かいます。
 2月はじめの人権セミナーで、販売開始できたらいいですね。
 地元釧路の活動センターに注文と発送業務依頼し、通信販売も行う予定です。
 
 ぜひ、みなさん買ってください。この収益は、全国の本人活動ネットワークづくりに役立てますので、よろしくおねがいします。
 
ピアサポーター事業[2007年12月01日(Sat)]
 北海道では、19年度20年度で、知的障がい者のピアカウンセリングモデル事業を行っています。11月はじめに第1回の委員会が開催され、明日(12月2日)に合同の研修会が行われます。
 明日は、すでにピアカウンセラーとして活躍する身体障がいの方と、退院促進事業でのピアサポーターとして活躍する精神障がいの方、そして千歳市の相談センターで知的障がいの人を対象にピアカウンセリング事業をしているTセンター長の3名をお呼びしての研修会です。
 札幌みんなの会では、すでに近くの入所施設に訪問し、利用者の人と交流したり地域生活に向けたアドバイスをするなど、すでにピアサポーター的な活動をしていますが、今回の研修は、みんなのイメージ作りが目的です。「ピアサポーターって何??」というのが本音であり、実際の活動を聞いて、みんなのイメージを一緒にしたいものです。
 今年度は、もう残り少ないけれど、地元での講習や相談会、1月末には旭川での相談会など、プログラムは目白押しです。
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