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授業交流(中学数学体験)[2019年02月15日(Fri)]
2月14日はハッピーバレンタイン♪学校にチョコを持ってきてはだめですよ。放課後にこっそりお願いします。
さて、この日は、中学校の数学の先生を2名お迎えし、6年生が中学校とのかけはしということで、中学数学の授業交流を行いました。マッチ棒で正方形を作っていくにはどのようなきまりがあるかを調べる学習でした。正方形が1つだとマッチ棒は4本必要です。2つ作ると1辺が重なるので、全部で7本、3つ作ると全部で10本必要です。簡単ですね。数えればいいんです。ところが、じゃあ、正方形1000個作るにはマッチ棒が何本必要でしょうか?との問いには、は?w無理。数えられないじゃん。とか、よし、1000個作ってやるぞというチャレンジャーがいたりと様々です。予想では1000本とか10000本とかいろいろな考えが出されていましたが、最初に4本必要ですよね。次に正方形を作るには3本、また正方形を増やすには3本。あ、3本ずつ増えています。と気付く子供がちらほら出てきました。実際にマッチ棒を並べて確かめたり、友達と話し合って意見交換をしたりしました。大人だったら、ああ、昔習った一次関数だなと気付く方も多いことでしょう。正方形はワナなんです。最初に1本あって、そこから規則正しく3つずつ増えていくので、結果、正方形に見えるんです。視点の転換ですね。y=3x+1で3001本が正解なのですが、これを小学生に分かるように伝えることは非常に難しいのです。算数は小学校から中学校にあがると、その名称が数学に変わります。そのくらい敷居が高いのです。文字式を見るとヤダという子供もたくさんいます。しかし、算数・数学ほど系統性の強い教科はありません。この一次関数は、4年生の「ともなって変わる量」や「□を使った式」と強く結びついています。小学校の算数の最大の難関の一つと言っても過言ではありません。問題文を読み解く力も必要です。何が分かっていて、何を問われているのか。数式や表、図に表すことを通して、今まで習ったことは使えないのかなど、これまでの知識を総動員しなければ課題解決できないことも多いです。出題者の意図が見えれば、はは〜んwここで引っかけようとしてるな。と算数が面白くなってきます。問題文の日本語は難しいですが、算数はクイズやパズルだと思っています。視点を変えて柔軟に思考することも必要です。まずは、今の学年の学習をしっかりと身に付けて、次の学年や中学にステップアップして欲しいと期待を寄せています。

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Posted by Vice Principal at 08:56 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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