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2012年11月07日

遅い稲刈り

11月に入ったが、わけあってまだ稲刈りが完了していない。
そこでウーファーさんや寄宿生にお願いをして、ここ数日はみんなで集中的に稲刈りを行った。

本日に限って言えば最初はみんな行くのを渋っていたが、なぜか昨日になって行く気満々の子どもたち。
今日は朝から文句も言わず、泥だらけになりながら大雨後の田んぼを行き来した。

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そのおかげで本日ようやく完了!
おつかれさまそしてありがとう。

いくぞう

2012年11月02日

冒険ウォーク2012秋・リベンジ編 最終日

10月26日
深夜2時ころ須川到着。すでに到着していたメンバーは車で仮眠をとっていた。
私もしばし休憩。
4時半ころ起きて準備をし、5時にスタート。
最後はまたくりこま山を越えて自然学校へと戻る。
相変わらず風は強かったが、晴れていて気持ちがいい。

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いわかがみ平に着くころには気温も上がり、上着を脱がなければ暑いくらいだった。

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戻ったら、残った寄宿生やスタッフやボランティアさんたちが、パーティーの準備をして待っていてくれた。
あんなに苦労したのに、戻り時間はほぼ予定通りの12時半だった。不思議なものだ。

今回の経験がどう生きるか。それは誰にもわからない。
何か困難なことに遭遇した時に、あの時頑張ったという記憶がエネルギーとなって支えてくれるであろうことを願わずにはいられない。
「なぜわざわざつらいことをやるのか」と言ったSくんは、振り返りで「あきらめなければ楽しいこともある」と言っていた。
つらい時にその気持ちを思い出せればいいなと思う。

「歩く」という単純な行為に、その人の人間性が如実に現れると感じた。
今回の反省点を生かし、来年度以降も継続して行いたいと考えている。
それまでに私が解決しなくてはならない課題は「リスクと冒険の判断基準を明確に持つ」ことだろう。
具体策を講じて前進したい。

いくぞう

2012年11月01日

冒険ウォーク2012秋・リベンジ編 2日目

10月25日
朝1時起床。相変わらずの天気でやはり寒い。
1時半出発予定だったが、士気が上がらず1時間遅れの2時半出発となった。
2日目の宿泊地でテントを張るのは、このスケジュール・気候ではつらいだろうというつかちゃんの判断で、サポートカーを出してもらい不要な荷物を預けた。夜はサポートカーで車中泊に変更したのだ。荷物の重さが半分以下となり、背中に羽が生えたようだ。なんともありがたい。
そして1日目で離脱したS君もこの便で合流した。頭痛は完全回復し、最後まで歩ききろうという気持ちになっているようだ。

この日の行程はかなり厳しい。昨日も厳しかったが、この日は45キロほど歩かなければならず、そればかりか川原毛までの道は上り基調である。

案の定、「足が痛い」しか言わなくなっているH君のペースが遅い。歩き始めだけかと思ったが一向にペースがあがならい。時速にして1キロくらいだろうか、このペースではどこかでもう1泊しなければ自然学校に帰れなくなってしまう。

一度みんなを止めて話し合いの場を作った。どうするのか…
H君はあきらめるつもりはさらさらない。こだわりが強くて曲がったことが嫌いなH君は、それが短所だが長所でもあるのだ。弱音を吐きながらも、決してあきらめようとしない気持ちに心を打たれた。
誰からも案が出ない中、合流したばかりのS君から「ここから引き返そう」という意見が…
それだけはない。ヒマラヤの8000メートル級を登っているのならともかく、今回はたとえ途中で歩けなくなっても、前進あるのみなのだ。立ち止まってもいいしどんなにスローでもいい。しかし後退だけは論外である。

結局誰からも案が出なかったため、また2班に分かれて進むことにした。
あきらんとらいくん、S君、K君の班、そして私とH君の班である。

2歩歩いては立ち止まるH君に肩を貸しながら歩く。いつもはあまのじゃくなH君が、素直に頼ってくるのがなんとも愛くるしい。
ペースは一向に上がらないが、一生懸命歩き続ける。時速は変わらず1キロ。川原毛まではなんとしても連れて行って、あとはその時考えようと漠然と考えていた。

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川原毛までの道の途中、あきらんたちとすれ違った。
もっと距離が離れているかと思ったのだが、らいくんの足の調子もよくないようでペースが落ちているようだ。そこまでの差はない。それでも距離にして15キロくらいは離れていたと思う。
最年少のK君が一番元気で、その笑顔に癒される。

お互いの健闘を誓い、私とH君は再び歩き始めた。
近くにいると弱音が出てくるようになってきたので、100メートルくらいの間隔を保ちながら先行して歩く。少し歩いては立ち止まり、それでも決して歩みを止めようとしないH君に、もはや何も言う必要はなかった。

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川原毛に到着してこの疲れているけれど穏やかな顔。本当によく頑張った。
「足の痛みは治まらないが、もう慣れた」とH君。下りはわずか2時間で下まで。スタートから川原下までは14時間かかったから、この異常に早いペースは完全復活を思わせた。
小安温泉郷を越え、桂橋にさしかかる手前でつかちゃんがパンやおにぎりを持って来てくれた。本当にありがたい。
しかしその直後、H君のペースががくっと落ちる。徐々に立ち止まる回数が多くなり、長くなり、ついには一歩も動けなくなってしまった。
「足が痛い。もう歩けない」
あんなに頑張っていた彼がこう言うのだから、本当に限界なのだろう。下りでの異常とも言えるペースを抑えるべきだったのだろうか。
つかちゃんに引き返してもらい車で回収。無念のリアイヤとなった。

私はひとりで歩くのを再開。歩くのは好きだ。

私が歩くとき必ず思い出すのは、数年前のクルム伊達公子の試合である。
招待選手としてウィンブルドンに出場した彼女は、当時世界ランク1桁の選手相手に1セットアップ。パワーテニス全盛の時代に、持てる経験とテクニックを駆使して老獪に戦ってみせたのだ。
この試合は結局、彼女が途中で足を痛めて逆転され、最後はボロボロになって負かされた。
しかしこの熱い試合は、多くの人に勇気や元気を与えてくれたと思う。私もこの試合のことを思い出すたびに、胸が熱くなる。
今回は寮生たちの頑張りも思い返しながら、須川までの残りの12キロほどをハイペースで歩いた。

いくぞう

2012年10月27日

冒険ウォーク2012秋・リベンジ編 前日〜1日目

冒険ウォークリベンジ!
寮生から思いもよらないチャレンジブルなやり直し案を受け、嬉しい反面とても不安・心配になった。時期が遅れればそれだけ条件が悪くなる。山の季節はもう晩秋なのだ。

10月23日
案の定出発当日は前線が通過し、大荒れの天候となった。
こういう時の経験や知識の薄い私は、冒険とリスクマネジメントの境界が難しくかなり迷った。安全第一は当然だが、つらいことや多少の危険がなくては冒険とは言えないからだ。
最終的には代表判断でやむなく1日延期となった。
前回も私の見立てが甘く、途中でリタイアさせてしまったと反省している。安易に「次がある」と考えていたが、こうなってくるとそれも危うい。今回行けなければもう山越えは危険すぎてできないだろう。せっかくの「同じ道を行きたい」という寮生の希望を曲げて、コース変更をしなければならなくなる。
それに前回参加できたT君が、学校の都合で今回は来られなかった。
彼にもぜひつらいことをやり遂げて自信にしてほしかったから、とても申し訳ないことをしてしまった。
しかし後悔ばかりもしていられない。1日ずらして出発することに決めた。
メンバーは、私、スタッフのあきらん、らいくん、S君、H君、K君の6名。年齢にバラツキがあってペース配分に苦慮することになりそうだ。

10月24日。
前線は抜けたが寒気が入って恐ろしく寒い。風も強く雨も降っている。
朝の4時15分ころ、いわかがみ平からスタートした。
一番年下のK君はまだ5年生。彼にとってはのっけから厳しい登山となった。
5合目あたりからだろうか、雪が見え始め、山頂付近はご覧の有様だ。

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須川に抜けてからS君が頭痛を訴え、私の携帯電話は不具合で起動せず…
トラブルだらけだが進むしかない。
S君は激しい頭痛のため、耕英に残ったスタッフにサポートカーを出してもらった。
「それでも歩きたい」というのを止めた末なら良いのだが、車で休んで回復を待つという案にも首を横に振るばかり。
「ここでリタイアしたら腰抜けと言われるよ」とゆさぶっても無理だと言う。
時間的にも切迫してきたため、やむなく彼を残してとことん山キャンプ場へ出発した。

順調に歩いていたが、H君が足の痛みを訴えペースが落ちる。
2班に分かれてそれぞれのペースで歩くことにし、予定よりかなり遅れてキャンプ場へ到着した。
簡単な調理をして遅い夕食。ここのキャンプ場にはお風呂があるので、疲れた体を癒した。

K君は見るからに疲れている。
らいくんは元気だが、出発前からひざの痛みを訴えている。
H君の足の痛みは深刻で、もはや「足が痛い」しか言わなくなってしまった。
不安要素しかないと言っても良い。いつ、誰がリタイアしてもおかしくない状況だ。

テントを張って就寝。
予定では昼過ぎに到着し、夕方には寝て、深夜1時に川原毛地獄に発つはずだった。
出発時間を変更すると、その後の日程ががぜん厳しくなる。今日のペースを考えてもこの深夜1時という時間は遅らせることができない。子どもたちは3,4時間しか眠ることができない。
つらいだろうが、心を鬼にして起床時間を告げた。

いくぞう

2012年10月11日

冒険ウォーク2012秋

「遠くまで歩いていこう」という単純なプログラムを、耕英寮生と一緒に行った。
小学5年生から中学3年生までの男子6名とスタッフ2名で、自然学校からいわかがみ平〜山頂〜須川〜泥湯〜川原毛地獄〜同ルートを戻る、というかなりハードなものだ。しかも1泊2日という強行スケジュール。
いわかがみ平までの上り坂、しかもくりこま山を越えて須川に行く。それだけでもなかなかキツイのだが、そこからさらに30キロ離れた川原毛に行くのは、大人でもかなり大変な行程だ。しかもテントや食材など、重い荷物を背負っての挑戦である。

山頂付近は紅葉の見ごろで、とても綺麗なのだが、霧がかかって回りはほとんど見えなかった。
須川からはずっと県道と国道で、単調な道が続く。
そんな道を、みんな頑張って歩いた。
本当によく頑張っていたと思う。
ところが泥湯の手前で、一番年下の子が体調不良を訴えた。少し休んでからゆっくりゆっくり歩けば先へ進めそうな気もしたのだが、大事をとって車で迎えにきてもらうことにした。
何せ16時間も歩き続けているのだ。よくやった。もういいよ、で終わっても、それはそれでいいと私は思った。

迎えの車には、毛布や暖かいお茶やお菓子がたくさん積んであった。
当たり前のようにあるもののありがたさを感じること。それがこういうプログラムで気づくことのひとつだと私は思っている。
迎えに来てくれたスタッフやボランティアさんに感謝しながら戻ると、真夜中だというのにごはんが用意されてあった。
本当にありがたい。

一晩寝て、リタイアしてしまったことについて、「団結、助け合い、あきらめない」という目標がどこまで達成できたかについてなどの、ふりかえりシートを書いてもらった。
体調不良で真っ先にリタイアした子が、「歩くのが楽しい」「もう一度挑戦したい」と書いていたのに対し、他の子は「もう二度とやらない」「もっと楽なところだったら行っても良い」「せめて川原毛まで行きたかった」とネガティブな書き込みが多かった。

そのシートを見て、「情けないな」と思った私は、リタイア地点まで車で戻り、再スタートをさせようということを考えながら寮生を集めて話し合いの場を作った。「やり通せなくてくやしい」ということが、どこにも書いていないからだ。

ところがこの話し合いで思いも寄らないことが起こった。
「リタイア地点からやり直すか?」という私の問いかけに対し、3人の寮生が「嫌だ」と渋った。1人は「朝の出発の時間をもう少し遅くしてくれたら行ってもいい」、1人は「絶対行かない」というのだが、もう1人は「日程を組みなおし、準備をしっかりしてもう一度耕英からやり直したい」と言うのだ。そしてこの「耕英からやり直したい」に、「絶対行かない」という子以外全員が賛同したのである。
これには正直言って驚いた。あれほどへばって、限界だとわめいて、ぶつぶつ文句を言っていたのに、どこにこんな根性が隠れていたのだろう。

「絶対行かない」と言っている子は、「なぜつらいことをわざわざやるのか」と聞いてきた。
私は、その答えを、私なりに持っている。
ひとつは前述したとおりだが、もっともっと理由はある。
「それを自分で考えてほしい。すぐにあきらめるのは悪い癖。まずはこれをやりきってみろ」と諭し、このメンバー全員で再スタートをすることを決めた。

私は歩き遍路で1ヶ月ほどかけて1100キロを歩いたことがあるが、1日40キロは一山越えて歩く距離としてはかなり厳しい距離だという実感がある。
これをやり切ったからと言って、劇的に人生が変わるという人ももしかしたらいるかもしれないが稀であろう。
それでもいつか、何かの時の自信になるかもしれない。
「なぜつらいことをわざわざやるのか」が、「つらいから楽しくする方法を考えよう」に変わってくれるといいなと思いつつ、次こそはみんなでゴールできるようにバックアップ体制を整えて再チャレンジしたい。

いくぞう

2012年10月07日

カントリーパーティー2012〜秋のお食事会 with MUSiC〜

自然学校の秋の恒例イベント「カントリーパーティー」を今年も開催しましたるんるん
今年はいつもと少々趣旨をかえて、
「音楽祭」というよりも「お食事会」として開催。
なので、〜秋のお食事会 with MUSiC〜というサブタイトルをつけました。
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この時期の耕英は、綺麗な秋晴れ。
こんな素敵な空間で、美味しいものを食べながら、
心地いい音楽を聴けたらどんなにいいだろうか…。
という想いから開催された今回のお食事会は、快適な天気の中開くことが出来ました晴れ

自然学校の「胃袋担当」=すがっち率いるキッチン部隊で、
このお食事会のイメージにぴったりの、美味しい料理で御もてなしるんるん

音楽の演奏会には2組ご出演いただきました。
1組目は、この景色・雰囲気にぴったり!の優しく、ゆったりのオーラを纏った「すけとら」さん。
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カーペンターズから始まり、オリジナルソングも含めた演奏で、癒しの雰囲気を盛り上げてくれました。
(寮生も飛び入り参加。)

食後はミニコンサートるんるん
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こちらに2組目、「takaTAKAα」さん。
今回はこのパーティーに間に合うように新曲を用意していただきました!

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会場のみなさんにも高原大根を持っていただき、お馴染みの「大根コン」!

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こちらも、優しくて、明るく元気になるような素敵なコンサートをしていただきました。
お2組がた、ご出演ありがとうございます!!

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快適な空間で、美味しく、楽しく癒されたいな〜。という、
僕のぼんやりした願望がみなさんのお陰で、このような形で具体的に実現することが出来ました。
自然学校に来てからいつも言われている、「強く願えば、叶う」という言葉の通り、具体的にイメージすればするほど、想いは形にすることができるんだな、ということを改めて感じました。

そして同時に、具体的に進めようとすればするほど、これは自分一人の力では絶対に成しえないものばかりだ。
ということに気づかされました。
自分の力は本当に小さい。でも、仲間の力を借りることが出来る。仲間の力を集めることで、物事を動かすことが出来る。そんな仲間がそばにいる。
そのありがたさが強く感じられる、ここ数週間でした。

僕の個人的な願望が、みなさんに支えられながら実現して、さらにそれで誰かに楽しんでもらえたのなら、とても嬉しいです。

これからも楽しい時間をみなさんと共有していける場を作っていきたいです。これからもよろしくお願いします。
関わってくれたみなさん本当にありがとうございました。

あきらん

2012年10月05日

栗駒山紅葉状況

10月5日栗駒山紅葉の写真

北斜面の頂上付近が見ごろでしょうか。
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南斜面は赤の発色がこれからのような様子。
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中央コースの上り始めはまだ緑ウルシだけが早々と紅葉。鮮やかな赤!!

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栗駒山登山案内のご用命は
くりこま高原自然学校へ。

つかちゃん

紅葉始まる

10月5日
寮生あんど森ちゃんと栗駒山登山
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東栗駒コースから中央コース
前半は雨のなか進みました。
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雷もなっていたので、東栗駒山頂手前で折り返しも考えながらの登山。しかし、天気が味方してくれ見事に晴れる。
目指すは山頂森ちゃんが指を指す。
「森ちゃん冒険学校開校!?」
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今日の登山は人生の比喩のようでした。
遠くからははっきり見えた頂が、登山道に入ると見えなくなり、そして雨と雷。本当に頂に向かっているのか?このまま向かっていいのか?迷う時もある。しかし、一歩一歩自然と対話しながら時折見え隠れする頂を目指す。最初に自分がイメージしたゴールを信じて進むような感じ。

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寮生もそれぞれの課題を自分に課して上りました。
11kgのウェイトを背負って登ったり。前回の自分の体力と比べてのぼったり、登山自体を楽しんだり。三者3様の登山でした。

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紅葉は山頂が見ごろ。残暑の影響か例年より数日遅めでしょうか。
見事な紅葉をみせる北斜面。

宮城県側から登って降りる人は少し足を延ばして、北斜面もご覧下さい。


つかちゃん

2012年10月01日

前進

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寄宿生に野球経験者が増えた。
一度グローブを自宅に送り返したK君も、また送ってほしいと言う。
苦手なことを克服するよりも、まずは好きなことをとことんやったほうが子どもにとっては良いらしい。
それが読書でもスポーツでも絵画でも音楽でもなんでもいいが、とにかく自発的に「これをやる!」というのをひとつでも見つけてほしいと思う。

さて、先々月に卒寮したT君が、今日からまたやってきた。
今回も同じ理由でつまずいているわけだが、前に来た時に比べるとずいぶんと問題意識を持って前向きに捉えている。
自分の問題と真剣に向き合い、解決の道を模索するため自ら望んでここへ来たのだ。以前には考えられなかったことである。

彼の抱える課題の解決には時間がかかると思う。
しかし、以前は自分のことを客観視できず自暴自棄になっていた彼が、今度は「なんとかしなければ」という意識を持ってやってきたのだ。確実な前進である。
あとは彼に合った解決策を一緒に考えていくことになるだろう。

様子を見ていると、下の子の面倒見は良いし、根は素直な子だ。まだ14歳。逆の見方をすれば、気づくのが早くて良かった。
まずは紅葉のくりこま山に登って、頭をすっきりさせると良いと思う。

いくぞう

2012年09月29日

1週間以上滞在している寄宿生全員を泣かせている。

私も小中学生のころはよく泣いたが、人前で泣くことには非常に抵抗があった。
泣くということは、自分の心の奥をさらすことであり、それはとても恥ずかしいことだと思っていたのだ。
押し入れに隠れて泣いたり、トイレにこもって泣いたりさまざまだった。

それでも、どうしてもこらえきれずに友達の前で泣いてしまったことが2,3度ある。
その時の状況、きつい言葉や優しい言葉をかけてくれた友達の名前や顔は鮮明に記憶している。
良し悪しは別にして、良い経験であったと今は思っている。

泣いたり笑ったり怒ったりが人間だが、大人になると、感情をコントロールしなければならなくなる。子どものうちにたくさん泣いて笑って、そのコツをつかんでほしいと思う。
コントロールというのは、何も感情を殺して我慢するということではない。感情は爆発させるべきだと私は思っている。
要は暴力にならない程度に抑えたりするなど、ある程度の抑制が利けば良いわけだ。

新寮生のS君は、泣いて文句を言ってふてくされて、自分に折り合いをつけたようだ。
らいくんとH君はいつの間にか仲直りをしていた。
K君は「楽しい楽しい」と言ってもっと自然学校にいたいという。

どこまで大人がイニシアチブを取ればよいのかいつも迷いながら関わっているが、子どものうちにどんどんゆさぶって、どんどん泣かせたいと思う今日この頃である。

いくぞう