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2009年04月18日

はじまりの春

4月18日、ひさしぶりに耕英地区への一時帰宅。
雪解け後、はじめて自然学校へ行ってきました。

震災から10ヶ月が過ぎましたが、耕英地区への通行は許可証を持った登録車両のみ。
車両の行き来はゲートで管理され、時間も決められた日帰りの一時帰宅です。



地震の後につくられた迂回道路。
このすぐそばに、荒砥沢ダムの大規模土砂崩れがあります。



ここが、崩れて寸断された荒砥沢ダム方面に続く道路です。
向こう側まで300メートル、落差は100メートルといわれています。
隊長は、この道路を地震の15〜20分前に運転してきました。

そして、自然学校に到着。
1丁目の駐車場に立つと、石窯小屋の傾きがよくわかります。



右側の建物が石窯の小屋です。煙突は、崩れて煙突の内側に落ちました。
石窯小屋は、地震のあとも少しずつ傾きが大きくなっています。

自然学校では、1丁目まわりが、大規模な復旧作業が必要になりました。
これから本格的な作業をはじめます。
その様子は、ホームページやこのブログでお知らせしていきたいと思います。

あれだけの大きな地震がありましたが、森の中を歩けば、生き物の気配がいっぱい!
今日は「森のようちえんトレイル」を歩いてきました。

ウグイスの鳴き声が響き、フキノトウもたくさん出ていました。
足元をヘビが行ったりきたり。動物がフキノトウを食べたような跡もありました。
ここに子どもたちが歩いていたら、何気ないいつもの「森のようちえん」が出来上がりそうな、
ぽかぽか陽気のお散歩でした。



冬のはじめに植えたニンニク畑です。
雪にも負けず、寒さにも負けず、ぐんぐんと伸びています。
おいしい無農薬ニンニクが楽しみ!

地震の跡はいまでも深く、復興というのは本当に時間をかけてやっていくことだと思います。
そんな中で、いつもと変わらない春の風景が、背中を押してくれるような気持ちです。




地震のことや耕英地区の様子を伝えることを、ちょっとお休みしていましたが、今後なるべく定期的にお知らせしていこうと思います。

くりこま高原自然学校の復興を、これからも応援よろしくお願いします。

すがっち
この記事へのコメント
いつも心強い応援ありがとうございます!
今年の秋には、栗駒山で紅葉登山ができたらいいですね。

耕英の本校・松倉校・文字の隊長宅・そして北上川自然学校・・・
拠点が増えて、ますますめまぐるしくなります。
今後の展開をお楽しみに〜。

Posted by すがっち at 2009年04月20日 20:48
山の現実に引き戻されますね。
アネックス松倉での活動が軌道にのり、あまりに順調そうなのでね・・・。ここまでよく頑張ってきましたね。
これからですね。
これからも、強力なパワー(?)を送りつつ、くりこま高原での自然学校の復興も見守っています。
Posted by みっちゃん at 2009年04月19日 18:10
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