7月1日、2日の2日間にかけて、くらしと協同の研究所2023年総会記念シンポジウムを開催しました。
本年度の総会記念シンポジウムは、「現代社会における食の価値を考える−生活協同組合だからこそできる価値の伝え方、活かし方とは−」をテーマに、以下の基調講演、実践報告、ディスカッションを行いました。
○基調講演
「資本主義的食料システムの成り立ちとカラクリ」平賀緑氏(京都橘大学)
○実践報告
「生産者と消費者を繋ぎ食の価値を伝える『やさいバス』の取り組み」
加藤百合子氏((株)エムスクエア・ラボ/やさいバス(株) 代表取締役社長)
「食の価値を活かした市民協働−福井県小浜市の『食のまちづくり』を例に−」
中田典子氏(福井県小浜市食のまちづくり課課長 御食国若狭おばま食文化館館長)
○ディスカッション
平賀緑氏・加藤百合子氏・中田典子氏
コーディネーター:片上敏喜氏(日本大学・本研究所研究員)
コメンテーター:青木 美紗 氏(奈良女子大学・本研究所研究員)、則藤 孝志 氏(福島大学・本研究所研究員)
平賀氏による基調講演
加藤氏による実践報告
中田氏による実践報告
2日目の分科会では、以下の第1分科会・第2分科会の2つの分科会を開催しました。
第1分科会:「地域医療福祉と協同組合−地域医療構想・地域包括ケアシステムと医療福祉事業の可能性−」
○登壇者
コーディネーター 山 一夫 氏(京都橘大学:本研究所研究員)
報告T:「医療・介護政策の方向性〜地域に支えられる医療・福祉事業を目指して〜」
鎌谷 勇宏 氏(大谷大学)
報告U:「地域医療構想の現局面ー"切れ目ない連携”の実態」
眞木 高之 氏(松江生協病院院長、全日本民医連副会長)
報告V:「京都生協の介護事業〜山積する課題と今後の展望」
金山 修 氏(京都生活協同組合執行役員、福祉事業部)
第2分科会 「現代における組合員のくらしの支え方を考える−冷凍食品から考える「生協らしい」商品との向き合い方−」
○登壇者
コーディネーター 加賀美 太記 氏 (阪南大学:本研究所研究員)
報告T:「『食卓に幸せをはこぶ』〜家庭用焼成冷凍パン〜」
清川 秀樹 氏(潟Aンデルセン・パン生活文化研究所 執行役員)
報告U:「冷凍めんの普及と『長崎風ちゃんぽん』」
澤田 卓士 氏(株式会社キンレイ 営業部 部長)
報告V:「冷凍食品 焼きおにぎり」
飛田 大輔 氏(株式会社ニッスイ 特販営業第二部生協営業課)
本年度は対面とリモートを用いたハイブリット方式で、7/1の総会記念シンポジウムを開催し、7/2の分科会はリモートで開催し、多くの方々に参加して頂き、活発な議論を行うことができました。
参加して頂きました皆様、ありがとうございました。
posted by くらしと協同の研究所 at 10:30|
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総会記念シンポジウム