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2023年07月24日

京都橘大学×コープしが共同プロジェクト

京都橘大学とコープしがとの共同プロジェクトとして、4月から7月にかけて京都橘大学の経済学部・経営学部の3回生の学生を対象に、食品の生産、加工、流通、消費に至るサプライチェーンを学習するPBL(Project Based Learning:課題解決型学習)が行われました。

本プロジェクトは本研究所支援、コープしが全面協力のもと、京都橘大学の下門直人先生(本研究所理事・運営委員)のコーディネートによって実施され、滋賀県内の農場や工場、コープしがの店舗等をフィールドとして学生自身が現地で様々な体験を行いながら、学びを深めていきました。

また本プロジェクトの成果物として、京都橘大学の学生がフィールドワークを経て学んだ内容(コープしがの仕事の魅力等)をPR動画にして報告を行いました。

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コープしがのぜぜ店で開催された報告会の様子

報告会には、授業に参加した学生をはじめ、コープしがの職員、組合員理事の方々が参加しました。また学生各グループが制作したPR動画視聴後には、活発な質疑応答が行われました。

報告会終了後には、コープしがと鳥取県畜産農協とみんなの牧場が行っている「鳥取みんなのつながり和牛」と滋賀県産のきぬひかりを食べながら交流を行いました。

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交流会の風景

posted by くらしと協同の研究所 at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 講座・講演会・セミナー等

2023年07月03日

くらしと協同の研究所・2023年総会記念シンポジウムの開催

7月1日、2日の2日間にかけて、くらしと協同の研究所2023年総会記念シンポジウムを開催しました。

本年度の総会記念シンポジウムは、「現代社会における食の価値を考える−生活協同組合だからこそできる価値の伝え方、活かし方とは−」をテーマに、以下の基調講演、実践報告、ディスカッションを行いました。

○基調講演
「資本主義的食料システムの成り立ちとカラクリ」平賀緑氏(京都橘大学)

○実践報告
「生産者と消費者を繋ぎ食の価値を伝える『やさいバス』の取り組み」
加藤百合子氏((株)エムスクエア・ラボ/やさいバス(株) 代表取締役社長)

「食の価値を活かした市民協働−福井県小浜市の『食のまちづくり』を例に−」
中田典子氏(福井県小浜市食のまちづくり課課長 御食国若狭おばま食文化館館長)
 
○ディスカッション
平賀緑氏・加藤百合子氏・中田典子氏
コーディネーター:片上敏喜氏(日本大学・本研究所研究員)
コメンテーター:青木 美紗 氏(奈良女子大学・本研究所研究員)、則藤 孝志 氏(福島大学・本研究所研究員)

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平賀氏による基調講演

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加藤氏による実践報告

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中田氏による実践報告


2日目の分科会では、以下の第1分科会・第2分科会の2つの分科会を開催しました。

第1分科会:「地域医療福祉と協同組合−地域医療構想・地域包括ケアシステムと医療福祉事業の可能性−」

○登壇者
コーディネーター 山 一夫 氏(京都橘大学:本研究所研究員)
報告T:「医療・介護政策の方向性〜地域に支えられる医療・福祉事業を目指して〜」
鎌谷 勇宏 氏(大谷大学)
報告U:「地域医療構想の現局面ー"切れ目ない連携”の実態」
眞木 高之 氏(松江生協病院院長、全日本民医連副会長)
報告V:「京都生協の介護事業〜山積する課題と今後の展望」
金山 修 氏(京都生活協同組合執行役員、福祉事業部)


第2分科会 「現代における組合員のくらしの支え方を考える−冷凍食品から考える「生協らしい」商品との向き合い方−」

○登壇者
コーディネーター 加賀美 太記 氏 (阪南大学:本研究所研究員)
報告T:「『食卓に幸せをはこぶ』〜家庭用焼成冷凍パン〜」
清川 秀樹 氏(潟Aンデルセン・パン生活文化研究所 執行役員)
報告U:「冷凍めんの普及と『長崎風ちゃんぽん』」
澤田 卓士 氏(株式会社キンレイ 営業部 部長)
報告V:「冷凍食品 焼きおにぎり」
飛田 大輔 氏(株式会社ニッスイ 特販営業第二部生協営業課)


本年度は対面とリモートを用いたハイブリット方式で、7/1の総会記念シンポジウムを開催し、7/2の分科会はリモートで開催し、多くの方々に参加して頂き、活発な議論を行うことができました。
参加して頂きました皆様、ありがとうございました。
posted by くらしと協同の研究所 at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 総会記念シンポジウム

2023年06月09日

協同労働・労協研究会の開催

本日、協同労働・労協研究会(座長:本研究所運営委員・研究員 下門直人・京都橘大学)を開催しました。
本研究会は、2023年度から開始したくらしと協同の研究所の調査研究活動の基盤として位置づけられる研究会で、本日が第2回目の開催になります。

第2回 協同労働・労協研究会.JPG
研究会の風景


この度の研究会では、研究会メンバーの高橋弘幸氏(労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団 関西事業本部 本部長)から、「協同労働・労働者協同組合について」と題した報告を行って頂きました。

報告では、協同労働・労働者協同組合の重要性や様々な取り組みが紹介されるとともに、報告後には、活発な意見交換が行われ、今後に向けて資する研究会になりました。
posted by くらしと協同の研究所 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究活動

2023年05月21日

『くらしと協同』44の取材風景

本日は現在、コーポラティブ・ラボメンバーが中心となって、企画編集を進めている次号の『くらしと協同』44の取材風景をご紹介します。

次号の『くらしと協同』は、日本の食の生産や表示のあり方、食の安全の堅持に加えて、現在非常に厳しい状況に置かれている酪農現場の声を届けることを中心とした内容で、取材を進めています。

そうした取材先の一つとして先日、鳥取県にある大山乳業農業協同組合と同県内の酪農家の牧場にお伺いしました。

大山乳業 取材風景.JPG
大山乳業農業協同組合での取材

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工場の見学@

大山乳業 工場 (2).JPG
工場の見学A

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大山町の酪農家(ファーム山下)への取材

山下牧場.JPG
牛舎の風景


大山乳業農業協同組合と大山町の酪農家にお話を聞いた後に、鳥取市内にある大規模の酪農ファーム「みんなの牧場」に訪問して取材を行いました。


みんなの牧場 取材風景.JPG
みんなの牧場の全体の風景

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搾られて牛乳が出荷される様子

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牛乳を保冷するタンク

みんなの牧場 取材風景 (10).JPG
牛舎の取材風景@

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牛舎の取材風景A

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搾乳の取材風景

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牛のふん尿の堆肥化の様子

みんなの牧場 取材風景 (8).JPG
あたたかく柔らかな堆肥


この度の取材を通じて、昨今の飼料代、電気代等の値上がりによる酪農現場の厳しさはもちろん、厳しい中にも何とか日々の食生活に欠かすことができない牛乳を届けたいという作り手の思いを様々な場面から感じました。

また取材を通じて見えてきたこととして、牛乳の価格(乳価)が35円上げることができれば、酪農家の負担はかなり軽減されるということです。しかしながら、なぜ35円の価格を上げることができにくいのか、その要因はどのようなことなのかといったことを取材させて頂きました。
あわせて、酪農の問題は酪農のみに止まらず、地域の様々な食ともつながっていることが取材から改めて見えてきました。

本取材内容の詳細は、2023年6月末発行予定の『くらしと協同』44で掲載されますので、皆様ぜひご覧ください。

※上記の取材内容が掲載される『くらしと協同』44の購入については、同号が発行されたのちの7月以降に、こちらの『くらしと協同』バックナンバー申し込みのページからお申し込み下さい。また定期的に『くらしと協同』が届く、くらしと協同の研究所の個人会員等の入会については、こちらの「入会のご案内」ページをご覧ください。
posted by くらしと協同の研究所 at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 『くらしと協同』

2023年05月02日

くらしと協同の研究所・2023年総会記念シンポジウムのご案内

くらしと協同の研究所では、「総会記念シンポジウム」と題して、年1回の記念行事を開催しています。同記念事業では、統一テーマを定めてシンポジウムや分科会等を行います。

本年度は、2023年7月1日(土)と2日(日)にかけて、以下の内容で実施予定となります。

2023年総会記念シンポジウムのご案内.pdf

【総会記念シンポジウム日程・申込み方法】 
●2023年7月1日(土)
 13:00〜17:20 シンポジウム
 テーマ:現代社会における食の価値を考える
     −生活協同組合だからこそできる価値の伝え方、活かし方とは−

 17:40〜18:10 第31回総会

※シンポジウム・第31回総会は、会場参加(京都テルサ)とリモート参加のハイブリッド開催予定

●7月2日(日)
 9:30〜12:30 分科会
 第1分科会:「地域医療福祉と協同組合」
      −地域医療構想・地域包括ケアシステムと医療福祉事業の可能性

 第2分科会:「現代における組合員のくらしの支え方を考える」
      −冷凍食品から考える「生協らしい」商品との向き合い方

※第1・2分科会ともにリモート開催予定


●申込み締切 6月5日(月)
 ※参加申し込みについては、以下のURLからお申し込みください。
 
 参加申込みURL:https://forms.gle/dWWDz3sqvaSQ4PUH8


多くの皆様からのご参加をお待ちしております。
posted by くらしと協同の研究所 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 総会記念シンポジウム

2023年05月01日

コーポラティブ・ラボ研究交流会(2023年度第1回)の開催

本日、第32回目となるコーポラティブ・ラボを開催しました。
この度のコーポラティブ・ラボでは、コーポラティブ・ラボメンバーによる研究交流会を行いました。
研究交流会では、メンバーの岩男氏と八尾氏から、以下のタイトルでご報告頂きました。

【コーポラティブ・ラボメンバーによる研究交流会】
岩男望 氏(京都大学大学院 農学研究科 博士後期課程2年)
報告タイトル:「世界農業遺産から考える地域農業の持続性」  

八尾祐香 氏(京都大学大学院 農学研究科 博士後期課程1年)
報告タイトル:「道の駅の地域振興機能の発揮プロセス−京都府中山間地域の2駅の実態分析−」


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研究交流会の風景@

研究会の風景A.jpg
研究交流会の風景A

新型コロナウィルス感染症の影響で、2020年3月以来の対面でのコーポラティブ・ラボの開催となりましたが、充実した研究報告に加えて、報告後の質疑応答も活発に行われ、実りある研究交流会になりました。

posted by くらしと協同の研究所 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | コーポラティブ・ラボ

2023年03月28日

季刊『くらしと協同』43号発刊のお知らせ

今回の『くらしと協同』43号では、子育てをテーマに企画しました。
ところで出産・子育てに関して、眉をひそめるような政治家の発言がもう随分前から何度も何度も繰り返されています。きっと 出産、子育てで苦しんでいる人々に想いを馳せる想像力は微塵もないのでしょう。
これらの言葉には最も大切な感覚、すなわち「基本的人権」の感覚がすっぽりと抜け落ちているような気がします。
是非本号をはじめ、『くらしと協同』にご関心がおありの方は、定期購読していただければと願います。

※当研究所に入会して頂くと定期的に『くらしと協同』が届けられます。またこれまで発刊した『くらしと協同』のバックナンバーも注文できます。

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季刊『くらしと協同』43号

posted by くらしと協同の研究所 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 『くらしと協同』

2023年02月20日

くらしと協同の研究所公式ブログの開設

くらしと協同の研究所の公式ブログを新たに開設しました。
随時、情報発信を行っていきますので、皆様どうぞご覧下さい。

※以前のブログはこちらからご覧下さい

posted by くらしと協同の研究所 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ