昨日のことです。場所はヒイゴ池湿地です。
藤の花が咲く頃、よく空中でホバリングをしたり、
ピュッと飛んだりして目に止まりやすいクマバチ
(キムネクマバチ)が活動していました。
台湾が日本の統治下にあった頃、クマバチには国内に
複数の近縁種がいて、写真の種はキムネクマバ
チと呼ばれていました。
ところが、日本の国土が狭くなった終戦後から、
国産種は一種になったため、単にクマバチと呼ばれる
ようになりました。
でも、小笠原が返還された現在は、また、国内に
複数種が存在する状態になり、キムネクマバチとの
呼称が復活しました。
空中を飛び廻っているのを写すのに苦労しました。
これは2500分の1秒のシャッター速度で写しています。
触角を立てて飛んでいるのを初めて知りました。
春にホバリングしているのはすべて雄で、手で捕まえ
ても刺されることはありません。
ぶんぶん言っている割りに、怖くないハチさんです。
(青野孝昭)