大槌交流ツアー2018春大槌・住田・陸前高田・女川[2018年06月09日(Sat)]
「くまよこ大槌ツアー」で印象に残ったこと(感想)
今回は、単なる観光目的のツアーとは異なり、住田や女川の地域づくりを学び、復興やまちづくりに尽力して来られた方々の生の声を聞くことが出来たことは、大変有意義でした。また、訪問先として住田町、女川町を選んでいただいたことも良かったと思います。斉藤さんはじめ、くまよこの皆さんに大変感謝いたします。現地でお話を聞くにつけ、「どうして大槌町では同じようにいかなかったのだろうか?」との思いに駆られる場面も多くありました。例えば、大槌駅の位置を少し安渡寄りに動かして、御社地エリアと一体的に開発し、多少なりとも中心性を高める工夫もできたのではないか?など。ただし、大槌の地理的条件を考えると、女川町の真似をしてもうまくいかないとも思いましたが…。一つ真似をしてほしいのは、今からでも遅くないので、しかるべき人に「60歳以上は口だすな!」と言ってほしいと思いました。これからは、大槌町の若い世代の取り組みを、大槌を古里に持つ人たち(特に若者)が一緒になって応援し、盛り上げていくような仕掛けができるといいなと感じました。そして今回のツアーを通じて、町の若者(役場のプロパー職員含め)に、もっと全国の地域づくりの事例を見て、学んでほしいとも思いました。
【渡邊】
ツアー参加してみて
小規模な町の被災地を巡るツアーでした。
今までは大槌を訪れて、大槌町という被災地を身内から見ていました。
第三者の観点に立って今が考えられる企画でした。
一人の人が立つ大きさ、高齢者も含めたそれぞれの役割
〜「60才以上は口を出すな」と、60才以上の人をおさえて若者を見守る役割も〜
災害前、今までやってきたもどる事の復興でなく、本当はどうかとやりたい事をやっていく機会にしていく地道さと情熱。人ってなんて素晴らしいのかと思いました。
外の町を見たら、もっと大槌の中を見てみたいと思いました。大槌の方がもっと参加できる日程で再度できたら嬉しいです。
【青柳静子】
女川町の復幸まちづくり
市民7人で立ち上げた事業者と行政と市民が連携して地域を活性化している。
駅周辺に商業施設と観光物産施設をつくりこれから病院・学校も作っていく町づくりに圧倒された。
津波が恐ろしいと思う感覚はどこにと思うほどのまちづくりでした。
防波堤をつくらないまちづくりってあるはず。
住田町の町長の古民家買取の話その肝っ玉ぶりに感銘しました。
行政と民間連携の交流拠点住田のだいどころはとても落ち着く居場所。
蔵もこれからどんどん変わっていくんでしょうね。近くにあったらなぁと思う。
大槌にもこんな町長いたらなぁ=と思った。(笑)
忘れてならないのは大槌でも石巻でも若い人たちの活躍がすごかったこと。
60歳以上は口出すなと話した町長さんは若い人にまかせろという事なんだと思う。
【杉浦】
くまよこ大槌〜住田町+女川町研修ツアー
震災後の6月に初めて大槌に入り、その様子に息をのみ言葉も出ないほどの衝撃から何度か大槌に行くたびに、少しずつ復興の兆しを垣間見ることができ、また精いっぱい力を振り絞って立ち上がる大槌の方がたとの出会いに、「気持ちを通わせたい!」「何かお役に立ちたい」と思いながら交流ツアーに参加させていただきました。
今回は大槌のみならず、陸前高田、住田、女川、石巻とそれぞれの復興状況や暮らしの状況を学ぶことができましたが、復興状況や課題がずいぶん違うことも知りました。
視察・研修先では、どこも若い方がリーダーシップを発揮して、迷いながらも街づくりに奮闘している姿が印象的でした。
特に、私が感動した場所は、蛤浜の「cafeはまぐり堂」の古民家カフェと静かな入り江の海でした。ここはどこ?と思うほど、静寂と隠れ屋的な古民家のしつらえがステキ!でした。
【野口幸子】
「大槌町・住田町・陸前高田市・女川町・石巻市、色々と各地を巡りその地で現地の方の話を聴けたことは大変嬉しかったです。しかも皆さん本音で語っていただけたと思うので、他地域と比較をすることもできなおさらです。官と民・プロパーとヘルパー、立場が変わろうと復興を進める意図は同じはずなのに、協力がとれている地と取れていない地の格差が如実にわかったことが大きな収穫でした。防潮堤の考え方一つとっても同じですね。景観か津波対策どちらを優先するか。大きな決断だと思いますけど、結果を知ると歴然ですね。私たちもいつか同じことを考える機会がくると思います。その時のための参考にしたいと思ったツアーでした。また、私は南相馬一辺倒でしたが、様々な地を観ることが大事とも痛感しました。」
「追伸:立場がどうであれ、人と人が結びつかないと良いこと(大きなこと)はできないことも改めて痛感しました。」
【須磨】
以上報告・レポートでした。
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■大槌まちづくり人研修
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●期日:2018年6月2日(土)〜6月4日(月)
●対象:大槌でまちづくりや地域活動に参画しているNPOや団体、企業、行政の
方など
●費用:
・交通費(自家用車乗り合わせでガソリン代は当会で負担)、
・現地視察費用や講師費用は当会で負担します。
・宿泊食費は各自負担となりますが1名あたり5,000円の補助をいたします(横浜
の方は自己負担となります)
※主催:くらしまちづくりネットワーク横浜
※特別協力:八木澤商店河野社長(陸前高田市)
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■プログラム工程案 5/15現在
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▼1日目6/2(土) :横浜→大槌(泊)
8:20 東京駅集合(東京駅新幹線北のりかえ口改札前)
8:48 やまびこ43号(自由席)[盛岡行]3時間6分
11:54 新花巻駅着
・新花巻で須磨さん、渡邊さんと合流
12:00 レンタカーで新花巻→大槌へ移動
※途中遠野ジンギスカンで昼食
16:00 大槌到着町内観光
(城山展望台、チャリカフェ、Flower Canvas、六串商店、シフォンなど)
18:00 宿舎チェックイン(宿泊先:小川旅館:0193-42-2628 大槌町小鎚2-16)
19:00 懇親会(夕食兼ねて大槌町内のレストラン・居酒屋など):場所未定
★小川旅館さんで3900円+飲み物で最大20名まで対応可能。
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▼2日目6/3(日):住田町見学
8:00 朝食
9:30 大槌出発 住田町へ 約60km
11:00 まちや世田米駅視察研修
(古民家を改修した住田町のコミュニティースペース)
http://machiya-sumita.iwate.jp/
14:30 住田町出発 女川町へ 約135km
17:00 宿舎チェックイン(宿泊先:未定)
18:00 懇親会(夕食兼ねて町内のレストラン・居酒屋など):場所未定
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▼3日目:女川町
7:30 朝食
9:00 チェックアウト
9:30 まちづくり研修・見学など(研修先は現在調整中)
12:00 昼食(町内のレストランなど):場所未定
13:30 現地解散
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以下横浜組
14:00〜15:00 Cafeはまぐり堂(石巻市)見学
https://www.hamaguridou.com/
15:30 ママカフェ(Cafe butterfly) | 石巻復興支援ネットワーク見学(未定)
16:54 石巻駅発 JR仙石線(快速)[仙台行]
※希望者は須磨さん渡邊さんと一緒に車で東京まで移動でもOKです。
17:49 仙台着
18:21 仙台発 はやぶさ112号(指定席)[東京行]1時間35分
19:56 東京着 解散
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