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くきCAPは、子どもへの暴力防止のための人権教育プログラム「CAP(キャップ)プログラム」を埼玉県で実施している団体です。日々の活動や、スタッフが参加した研修の報告などを綴っていきます。
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「筑坂作ろう子どもの居場所シンポジウム」に行ってきました(その2)[2019年08月18日(Sun)]
その2が随分遅くなりましたが、7月22日(月)に筑波大学附属坂戸高等学校で行われた「〜地域の人・高校生と共に子どもの居場所を考える〜 筑坂作ろう子どもの居場所シンポジウム」の後半の様子と感想です。

イベント後半は、ワールドカフェという形式で、参加しているたくさんの方たちと「子どもたちのどんな居場所を作りたいか」について、意見交換をしました。

私は、今回、初めて、筑波大学附属坂戸高等学校の特色やコースなどを知ったので、高校生のときに、「子ども食堂」「子どもの居場所」だけでなく、「虐待」「性暴力」「被災地支援」などのテーマに主体的に取り組む様子がすてきだなあと関心しながら、それぞれのグループを回りました。

くきCAPのように活動の中で、家庭が不安定だったり、何か困難をかかえた子どもたちと接していると、どうしてもそういった子達が安心して行ける居場所、理解している居場所が必要!と強く思ってしまうのですが、いろいろな形の居場所があることの大切さは、このイベントで少し理解ができた気がします。

それでも、やはり子ども食堂や居場所運営の皆さんにも、子どもへの暴力防止について知っていただきたいという気持ちがあるので、いろいろな場へ参加して、情報の交換ができればよいなと思っています。
Posted by 増田 at 00:18 | 日々の活動 | この記事のURL
「筑坂作ろう子どもの居場所シンポジウム」に行ってきました(その1)[2019年07月25日(Thu)]
7月22日(月)に筑波大学附属坂戸高等学校で行われた「〜地域の人・高校生と共に子どもの居場所を考える〜 筑坂作ろう子どもの居場所シンポジウム」に参加してきました。

この企画の主催は現役高校3年生。そして、参加者の半数も高校生という、今まであまり参加したことのない形のイベントでした。

イベント前半は、埼玉県福祉部少子化対策局長付企画幹 内田さんから『社会全体で子どもを育てる 子どもの居場所づくり』についてのお話があり、日本の貧困の見えにくさ、身近な問題としての捉えにくさについてや、貧困の連鎖や格差について、それから「社会的相続」という言葉も紹介されました。
「社会的相続」というのは、自立する力の伝達行為を指すそうです。「相続」というと、別の場面した浮かびませんでしたが、さまざまな理由で、親と時間や経験の共有ができなかったり、安心して学習や遊び、体験ができる環境でなかったりした子どもたちが、自立に必要な力を学ぶ機会を逃しているという現状を表すための言葉なのかな〜と理解しました。

そういった子どもたちの居場所になろうよ!というのが、子ども食堂です。今回いくつか紹介された調査統計の中で、いいなあと思ったのが、沖縄の居場所に通っている子どもへのアンケート結果です。
「自分に自信があるか?」という質問に対して「そう思う」と答えた子どもは、居場所に来る前は29.1パーセントだったのが、来ている現在は37.1パーセント。ひとつのアンケート結果ではありますが、子どもの居場所や子ども食堂がしっかりと子どもの視点に立っていれば、子どもたちは(CAPで伝えるところの)「安心、自信、自由の権利」を持って生きることができるし、そういう場所がたくさんあれば、何かあったときの逃げ場や支えになってくれるのだと思いました。

埼玉県は子どもの居場所が800ヶ所になるまで応援するという目標があるそうです。その数字は県内の小学校区数で、子どもが歩いていける距離に居場所があるのが理想という考えからでてきた数字です。実際、虐待を受けている子どもや、DV/虐待環境にある家庭の人が地域の居場所へ出向くには、まだまだハードルがいくつもあるかもしれません。それでも、単に居場所ができるだけでなく、それぞれの地域が優しく子どもたちやその家族を見守っていけれるようになれば、変わってくるものはあると思います。くきCAPとして、子ども食堂をひらくことはできないのですが、自分たちにできる「いろんな活動や人とのつながり作り」は続けていきたいなと思いました。(後半の様子はその2で書きます)
Posted by 増田 at 23:32 | 日々の活動 | この記事のURL
第16回男(ひと)と女(ひと)のつどいに参加しました[2019年07月18日(Thu)]
 もう1ヶ月近く経ってしまったのですが、6月22日(土)、久喜市中央公民館で行われた「第16回男(ひと)と女(ひと)のつどい」に、くきCAPも主催団体のメンバーとして参加しました。今回はホールの前のスペースで展示をしたのですが、午前中は総合受付の担当も私たちで、参加したメンバー3人で忙しく動き回って頑張りました。
 午後には、認定NPO法人ReBit(りびっと)さんによる記念講演「多様な性って何だろう?〜互いの違いを受け入れあえる社会を目指して〜」がありました。実は、こちらの司会もくきCAPが担当で、自分たちが講演するときより少し緊張しつつ、大切なお話をじっくり聞かせていただきました。

くきCAPメンバーYさんの講演を聞いての感想を紹介します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 LGBTについて、これまで分かっていたつもりでしたが、今回の講座をきいて自分は理解していなかったのだなと気づかされました。
 セクシャリティについての説明も分かり易かったです。パンセクシャルは初めてききました。アライの意味、語源も今回知り、スッキリしました。ALLIANCE! かっこいいですね。
 また、LGBTという言葉が知られてからも、まだまだ当事者の方の生きづらさがある、社会保障などに関わる法律が整備されていない・・・という現実があるので、私も理解者として日常に少しずついかせたらと思います。
 講演してくださった方の言葉で印象に残っているのが、「LGBTの誰かを理解するのではなく、その人自身を理解してほしい」というものです。これは、LGBT、子ども、障害、地域等々の差別をなくす社会を目指すためには不可欠な言葉で、どの世界にも言えることだと思いました。大切な言葉でした。
 プレゼンテーションも素晴らしかったReBitさんでした。(Y)


■認定NPO法人ReBitさんのHP https://rebitlgbt.org/

■相談窓口情報(講演会資料 Rebit出張研修レジメより)
・よりそいホットライン(24時間無料電話相談、4番が性別や同性愛に関する相談)
 0120-279-338
・NPO法人LGBTの家族と友人をつなぐ会・東京(LGBT当事者の家族・友人による会)
 090-9876-2423
・NPO法人「SHIPにじいろキャビン」(横浜市内にあるLGBTの若者のためのフリースペース)
・NPO法人ピアフレンズ(男の子が好きな男の子のための友達作りイベント)
・にじーず(池袋で月1回開催する10代〜23歳くらいまでの友達づくりイベント)

■イベントの様子は久喜市HPにも掲載されています。
https://www.city.kuki.lg.jp/shisei/jinken_danjo/danjyo/hitotsudoi_kekka.html

*メンバーYさんの感想内の用語や表現、相談窓口情報の転載については、認定NPO法人ReBitさんの確認、許可を得ています。
Posted by 増田 at 22:28 | 日々の活動 | この記事のURL
社会的養護の元を巣立った子どもたちの支援[2019年03月16日(Sat)]
先日、「アフターケア相談所 ゆずりは」さんに寄らせていただきました。
ゆずりはさんは、児童養護施設、自立援助ホーム、養育家庭等を就学・就労自立で退所した人を対象にしたアフターケアを行っています。
CAPの活動で出会う児童養護施設の子どもたちとも大きく関わる活動ですので、こちらでHPも紹介します。
http://www.acyuzuriha.com
Posted by 増田 at 22:01 | 日々の活動 | この記事のURL
くきCAP応援サポーター 大募集中![2019年03月16日(Sat)]
くきCAPでは、「応援サポーター」という名前の賛助会員さんを募っています。
年会費3000円は、主に地域の行政や教育機関などへの広報活動、CAPワークショップ実施の補助資金として、活用させていただいています。
2019年度も是非くきCAPの活動をご支援お願いいたします。
応援サポーター申し込みについては、お手数ですが、くきCAPホームページをご覧下さい。
https://kukicap.jimdo.com
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