2013年10月20日、東京で行われた「LGBT Study Tour 2013 NY 報告会」
(主催 LGBT Youth Japan)を聞きにいったのですが、
今まで知らなかった事柄も沢山出て来た上、
とても素敵な出会いができましたので、ご報告します。
まず、LGBTとは何かというと、
主催のLGBT Youth JapanさんのHPにもあるように、
L(レズビアン)、G(ゲイ)、B(バイセクシャル)、
T(トランスジェンダー)のそれぞれの言葉をあわせたものです。一言に「性」といっても、身体の性、心の性、
そして恋愛対象(性的指向)など、
人のセクシュアリティは様々です。そして、その中で、多数派ではない少数者である
「セクシュアル・マイノリティ」とされている人々の総称がLGBTです。それぞれの言葉のさすものと、
どれくらいセクシュアリティが様々なのかは、
LGBT Youth JapanさんのHPに分かりやすく書かれているので、
一度のぞいてみてくださいね。
今回のツアーは、LGBT問題に関心を持つ若い人たちが、
NYの支援団体を訪問して、支援の在り方を学んで、それを日本の社会にどう活かせるか考え、
社会を変えるきっかけにしていこうというものだそうです。
こういった団体が国内外に思った以上にあったことも驚きでしたが、
それ以上に、参加する若い学生が沢山いること、
大学内に公式と非公式の違いはあるけれどLGBTサークルがあること、
LGBT問題は色々な側面を持つということを、
改めて知ることができました。
ツアーのテーマは、家族、仕事、教育&若者サポート、アライ、老後、保健、ダブルマイノリティ、カミングアウトの8つ。
子どもたちに関わるCAPのスタッフとして、
学校などワークショップの場で出会うかもしれないLGBTである(かもしれない)子どもたちが、
今抱えている問題や生きづらさの部分、
これから成長していく中で直面したり、
将来のこととして気がかりなこと、という視点では、
どれも知っておくべきことだと感じました。
今までも、CAPの研修の場で、
セクシュアル・マイノリティへの暴力という視点では、この問題を見てきましたし、
人権という物差しでは根っこはつながっているのですが、
また、新しい視点と関わる人たちに出会えたことで、
もっと「知るべきこと」や「伝えるべきこと」がはっきりしたとも思います。
LGBT問題に関心のある方や、
身近にLGBTの人、その家族などがいるという方は、
その方たちが「ひとりじゃない」ということをぜひ伝えてもらえるよう、
少しでも情報が提供出来るよう、2つのHPを紹介します!
☆LGBT Youth Japan
http://lgbtyouthjapan.jimdo.com今回の主催団体で、学生さんが立ち上げた
若いLGBT当事者とそれを理解し支える「アライ」からなる団体です。
☆にじいろかぞく
http://queerfamily.jimdo.com子どもを育てるLGBTファミリーと、
関わるすべてのたちのための団体です。
様々な「家族」の形のなかの一つとして、
LGBT家族がいることを気づかせてくれた、
報告会参加のオノさんが運営する団体とサイトです。