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くきCAPは、子どもへの暴力防止のための人権教育プログラム「CAP(キャップ)プログラム」を埼玉県で実施している団体です。日々の活動や、スタッフが参加した研修の報告などを綴っていきます。
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フィンランド ネウボラでの家族支援とLet's Talk About Children[2019年03月16日(Sat)]
今日参加をした講演会の報告です。
キーワードは「ネウボラ」と「Let's Talk About Children(LT)」。
「ネウボラ」は、1922年でフィンランドで始まった活動だそうです。
妊娠から就学前まで、かかりつけの保健師さんなどの専門職が、
母親、子ども、家族に継続して寄り添ってサポートしていく身近な地域の拠点、そこでの活動のことです。
フィンランドでは妊娠が分かったら、病院ではなく、まずネウボラへ行き、
妊婦検診も子どもの検診もそこで行われるそうです。
今日お話してくださった講師の1人、
フィンランドエスポー市の保健師ミンナ・エバスオヤさんは、
そのネウボラで、LTという支援を行い、保健師の研修もされている方です。
LTは、専門家が親御さんの子育てを尊重しながら、「指示」するのではなく、
親御さんに知識や必要な情報を伝えながら、
子どもをどのようにサポートしたり、問題を解決したりすることができるか
「対話」を行っていく支援の方法だそうです。
選ぶのは親御さんです。
LTの中で更に専門の支援が必要な場合は、
ほかの機関や専門職につないでいくのだとも教えてくださいました。
そして、繋がった先へ家族がいくのではなく、
ネウボラに別の専門職の人がやってくるのだそうです。
あくまでも身近な慣れた拠点で支援を受けられるという安心感は大きいだろうなと思いました。
対象は違いますが、LTが大切にしている考え方のいくつかは、
CAPが大切にしている考え方ととても似ているなあとも感じました。
何より、何かおこってからでなく、その前に関わっていくという「予防」の視点もそうです。

参加者の方からの発言を聞くと、なんと、日本式ネウボラはすでに始まっているそうで、
埼玉県だと和光市でも行われているのだとか。
これも今日初めて知りました。
勉強不足で、初めてづくしの講演会でしたが、参加してとてもよかったです。

LTチラシ.jpg
タグ:ネウボラ LT
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