オペラチケットの値段 [2006年12月21日(Thu)]
ここのところ、従来読まなかったジャンルの本を読んでいます。
昨日は図書館でオペラ関係の本を借りてきて読んでいました。
オペラがいかに素晴らしい芸術であるかということを様々な角度で教えてくれる本に出会いました。
オペラとは、衣装、声楽、楽曲、舞台、ストーリーなど様々な要素が組み合わさった複合芸術です!
そんな中、佐々木忠次著「オペラチケットの値段」という本には衝撃を受けました。
佐々木忠次氏は、日本大学芸術学部を卒業後、藤原歌劇団などで制作を担当後、東京バレエ団を主宰、世界の一流オペラの日本公演を成功させてきた人物です。
その彼が、なぜ日本のオペラチケットは海外に比べても高いのかを事例を挙げて解説してくれています。
そこには、芸術を食い物にする官僚集団の実態やその陰で苦しむ芸術家たち、そして、何も知らずに高いチケットを買わされる観客の実態が書かれていました。
運輸や建設、社会保険行政での官僚の実態はもう有名になりましたが、こんなところでも悪さをしているとは…。もう、何もやっていない分野ないんじゃないの?と思いました。
手法としては、お決まりのように、特殊法人を設立し、そこを使わざるを得ないようにして、民間から金を巻上げる、というもの。そして、そこで提供されるサービスは高くて質の悪いもの、というパターン。
官僚のやることってこんなもんですね。学校では優秀な頭を持った人たちだったと思うけど、こじきのような根性、卑しいですね。
ますます官僚が嫌いになりました。
青島幸男氏のことの方が大きく取り上げられているけど、個人的にはカンニングの中島氏の死の方が、辛かった。
バイトをしながら芸能活動をしてきて、やっと売れてきて、子供も生まれて幸せ絶頂、と思ったら白血病に倒れ、復活することも出来ず35歳という若さで天国に行ってしまった中島さん。
もうちょっといい思いをさせてやってもいいんじゃないの?、と思う死でした。
ご冥福をお祈りします。
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タイトルは変えたけれど成長はやめません!
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