いままで色々な国を旅してきましたが、
長く滞在すればもちろん体調を崩します。
そして旅先でかかった病気の中で
今でも不可解なのが、インドで苦しんだ下痢です

これは本当に苦しいものでした。
「生きて日本へ帰れるかな?」って本気で考えたほどです。
この症状が発生した場所はよく覚えています。
それは、バラナシという街を流れるガンガ(ガンジス川)で沐浴した
数日後からはじまりました。
体中の力が抜け、食欲がわかないどころか
立っているのも苦痛なほどに体力を奪われる
下痢に襲われたのです。
日本から持参した正露丸を年の数ほど飲みましたが
全く効かず、悪い時には色々重なるもので
宿泊していたゲストハウスのインド人が
イヤな奴で、ケンカしてしまい
ここにはいられなくなったことから
以前から情報を仕入れていたネパールへ
向かうことにしました。
当然この体調で陸路を12時間近く
乗り合いバスに揺られたので
ネパールのポカラという街に着いたときは
ふらふらで意識を失う寸前でした。
何とか気力のみで宿探ししていると
日本語で話しかけるネパール人が現れました。
もうこのときには、人間性を判断する体力もなく
その人に連れられ宿へ向かうと
私の体調が悪いことに気づいてくれ、
様子を聞いてくれました。
下痢が数日止まらないこと、
日本の薬を飲んでも効かなかったこと
を話すと、彼は笑いながらこう言ったのです。
『インドでかかった病気はインドの薬しか効かないのさっ』
その後、彼が持ってきた大きな緑色の錠剤を
飲んだら見る見る回復し、その後も旅を続けることが出来ました。
いまだにどんな病名だったのかわかりませんが
いい教訓となり、旅先で病気になった時は
現地の薬で直すようにしています。